【昆明（中国）2021年10月20日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊Yili（伊利）が最新の生物多様性保全イニシアチブ「絶滅危惧種のアジアゾウを救おう」および「スマート草原」を発表
＊YiliがCOP15に参加し「Yili Homeland Initiative」の進捗状況を紹介、生物多様性保全の計画について議論
生物多様性条約（CBD）の第15回締約国会議（COP15）に基づく「生態文明フォーラム（Ecological Civilization Forum）」が10月14日、中国雲南省昆明で開幕した。Yiliは企業の代表として「Ecological Civilization and Biodiversity Mainstreaming（生態文明と生物多様性主流化）」のサブフォーラムに招かれた。このセッションで、Yiliは「Yili Homeland Initiative（Yiliホームランドイニシアチブ）」の進捗状況を紹介し、世界中の専門家と共に生物多様性保全の計画について話し合った。
Yiliは絶滅の危機に瀕しているアジアゾウを救うため500万元を投資する予定
Yili「Smart Grasslands（スマート草原）」プロジェクト
Yili Group（伊利集団）のZhao Xin副社長によると、Yili Satineは、ユネスコのMAB計画の中国国内委員会と協力し、中国初の「スマート草原」監視および保護プロジェクトを立ち上げた。
草原の生態系を保護するには、草原についてより良く理解する必要があり、重要なことは、より正確で詳細な情報を入手することである。このプロジェクトは、よりインテリジェントな方法で草原に関するデータを広範囲に監視および収集することを目指している。具体的には、最新の赤外線監視技術と自動カメラシステムを利用して、データを収集し、関連する研究活動と今後の保護プロジェクトをサポートする。
Yiliは長年、草原保護にコミットしてきた。Ar Horqin Banner（アルホルチン旗）の牧草地での統合農業を促進することにより、そこでの上質のアルファルファとオート麦の年間生産量は4万トンを超え、荒廃した4万6000ムー（およそ30.7km²）の草原が改善された。
「Yili Homeland Initiative」
このイニシアチブの下で、Yiliは世界自然保護基金（WWF）とChina Green Foundation（中国緑化基金会）との複数の活動を通じて生物多様性の保全に注力し、スマート草原保護、中国北東部の湿地保護、アジアゾウの生息地保護をカバーしている。
COP15の前夜、Yili Groupは「Save the Endangered Asian Elephant（絶滅危惧種のアジアゾウを救おう）」プロジェクトを正式に発表した。Yiliは今後5年間、500万元以上の投資によりChina GreenFoundationと協力する計画である。また、Yili's Plant Selected（Yili厳選植物）オート麦ミルクは「象を家庭に送り返そう」をテーマにした新しいパッケージデザインに変わった。製品売上の3%はゾウの保護イニシアチブの支援に充てられる予定。
このプロジェクトは、生息地の回復、野生のゾウの救助、保護の強化、地域社会との関わり、自然科学に関する市民教育という5つの側面にまたがって展開される予定だ。
グリーン生産と運用
2020年だけで、114のYiliのサプライヤーがグリーンパッケージ、分解性でリサイクル可能な材料および標準的な処理技術への移行を促された。さらに、Yiliは、建築の設計から建築材料の選択、エネルギーと資源の効率に至るまで、複数の段階にわたるグリーン工場の原則と環境保護を順守している。
Yiliは環境に優しい包装材料も採用している。全てのYili Satine Milk製品は、FSC認証の材料でパッケージ化されており、持続可能でリサイクル可能なサトウキビで作られた植物ベースのボトルキャップが中国で初めて使用されている。これは、二酸化炭素排出量と化石燃料への依存をそれぞれ減らすのに役立つ。
中国で開催された初のCOP15を記念して、Yili Satine Milkは生物多様性保全をテーマにした限定版パッケージを発売した。植物由来のボトルキャップとFSC認証のパッケージ素材は、消費者に環境保護の取り組みに参加するようを呼び掛けている。消費者はまた、ボトルパッケージのQRコードをスキャンし、草原の生態保護をテーマにしたライブストリーミングを視聴できる。
ソース：Yili Group
