【上海2021年10月18日PR Newswire=共同通信JBN】Shanghai Electric(「Shanghai Electric」または「同社」)(601727.SS、02727.HK)は、中国の風力発電業界のリーダーを招き、中国の炭素排出量削減の取り組みの中にチャンスを見出すため「ゼロカーボン」をテーマに開かれたフォーラムで、最新型の洋上風力タービンモデルのPetrelプラットフォームSEW11.0-208の発売を発表した。洋上技術革新の流れに沿った新たな前進であるShanghai Electricの主力製品ダイレクトドライブ式タービンは、同社が完結した知的財産権を保有、アジア最大級の11 MWの定格出力を誇る、中国自前の洋上風力発電の技術革新にとって極めて大きな一歩である。
SEW11.0-208は、高温・多湿・塩分、さらに地震や台風など変わりやすい複雑な海洋環境に耐えるよう、Shanghai Electricが独自に開発したPetrelプラットフォームの能力を最大限に活用した、初の洋上風力タービンである。SEW11.0-208は、中国のカーボンピークアウト、カーボンニュートラル目標を背景に、通常海域と台風海域の両方で高い発電効率と低い故障率を維持できる、極めて経済的なダイレクトドライブ式風力発電製品を発売することで風力エネルギーを主要なエネルギー源にする、Shanghai Electricの取り組みの延長線上にある。
設計、製造、運用・管理の全工程をデジタル化したSEW11.0-208は、Shanghai Electricの最新LeapX制御システムを採用し、ユニットの運用負荷を軽減し、運用の安定性を向上させた。世界最高水準の空力設計により高い強度と優れた性能を実現した、102メートルのカーボンファイバー製ブレードS102を採用している。完全にデジタル化されたスマート風力タービンであるSEW11.0-208は、Shanghai Electricのクラウドベースの遠隔管理プラットフォーム、Fengyunシステムでパワーアップしており、事業者の運用効率と収益性を高めている。
Shanghai ElectricのJin Xiaolong副社長は「Shanghai Electricは洋上風力発電のグローバルリーダーとして、再生可能エネルギー分野で実績のある幅広い技術を活用し、中国のカーボンピークアウトとカーボンニュートラルの達成に貢献するべく、全社を挙げて取り組んでいる。Petrelプラットフォームの発表はShanghai Electricにとって大きな成果であり、環境に優しい未来に向けて世界をリードする、より望ましく、優れた新エネルギー製品やソリューションを模索している当社の旅において重要な飛躍となる」と語った。
Shanghai Electricは、中国の風力発電業界における大手イノベーション企業の1つとして、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、インターネット・オブ・シングス(IoT)、人工知能、5Gを活用して、中国のカーボンニュートラル目標を支える再生可能技術の開発の先頭に立ち続け、技術革新の道を切り開いて、高度なゼロカーボン電力システムを確立する。
Shanghai Electricは、汕頭市の洋上風力発電産業チェーンの確立、集約を推進中で汕頭洋上風力発電産業連盟の恩恵を受けられる有利な立場にもあり、業界プレーヤーの相乗効果による新エネルギー産業エコシステムを確立しつつある。Shanghai Electricは、初のゼロカーボン工場の建設に成功した実績の上に立ち、今後も中国が炭素排出量ゼロ時代の先導役を務められるよう、新たな技術やビジネスモデルの模索を続けていく。
ソース:Shanghai Electric