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ファーウェイがエネルギーサミットを主催、低炭素時代を支援するデジタルエネルギー

Huawei
2021-09-24 22:49 2618

【深セン(中国)2021年9月24日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)は「Digital Energy, Powering the Low Carbon Era(低炭素時代を支援するデジタルエネルギー)」を主題とするエネルギーサミットをHUAWEI CONNECT 2021の枠組みでオンライン開催した。サミットでは、顧客とパートナーがエネルギー産業をカーボンニュートラルに移行するために新しいテクノロジーを使用する際の最良の実践例を話し合った。ファーウェイはGlobal Energy Transition and Zero Carbon Development White Paper(グローバルなエネルギー移行とゼロカーボン開発に関する白書)も発表し、同社のEnergy Trans-Cube Strategy(エネルギートランスキューブ戦略)を明らかにした。

▽業界に新たな価値を創造するエネルギートランスキューブ

2015年のパリ協定締結後、これまで以上に多くの国がカーボンニュートラルに注力し、気候変動に対処するために積極的に行動している。それぞれが、その資源プロファイル、エネルギー、環境に適した異なる道筋をたどっている。ファーウェイ・エンタープライズBG(Huawei Enterprise BG)のDavid Sun副社長兼グローバルエネルギー事業部門社長は「カーボンニュートラルへの強い意志はあっても、われわれはグリーンで低炭素の開発、経済発展、エネルギー供給の確実性と継続性という3つの課題を考慮する必要がある。エネルギー転換とデジタル転換の収束は、カーボンニュートラルのためのデジタルな方法に道を開く」と述べ、「ファーウェイはトランスキューブ手法を開発した。ネットゼロカーボンのインテリジェントエネルギーシステムに近づき、グローバルなゼロカーボン開発を実現するには、ネットゼロカーボン転換、エネルギー転換、デジタル転換の3つのコア機能を構築する必要があることを示している」と付け加えた。

エネルギーサミットでスピーチを行うファーウェイ・エンタープライズBGのDavid Sun副社長兼グローバルエネルギー事業部門社長
エネルギーサミットでスピーチを行うファーウェイ・エンタープライズBGのDavid Sun副社長兼グローバルエネルギー事業部門社長

第1の機能-ネットゼロカーボン転換-は、さまざまな業界が炭素資産を管理し、業界特有の状況に適した脱炭素化行動を実行するのに役立つ。その過程で、各業界は低炭素からほぼゼロカーボンに移行し、最終的にカーボンニュートラルを達成する。

次に、エネルギー転換は、エネルギーの生産と消費をより信頼性が高く、安全で効率的にし、単一集中型のシステムから、多様化され、分散し、統合されたシステムに転換する。最終的な目標はマルチエネルギーの調整を実現し、効率を最適化することである。

最後になったが、デジタルトランスフォーメーションがある。データを中核とするデジタルトランスフォーメーションは、ネットゼロカーボン転換とエネルギー転換を可能にする。

▽白書の発表-業界をリードする新たなアイデア

Deloitte China(中国デロイト)のエネルギー専門家Guo Xiaobo氏によると、カーボンニュートラルの実践は、エネルギー転換とゼロカーボン開発をできるだけ早く達成し、より多くの再生可能資源を使用し、エネルギーの使用方法を変更し、排出削減のため新しいテクノロジーを利用することを意味する。これに基づき、「グローバルなエネルギー移行とゼロカーボン開発に関する白書」は、エネルギー移行に影響を与える主要な要因を分析し、エネルギー部門の新たな計画-ネットゼロ・インテリジェントエネルギーシステムの構築-を提案する。

このシステムは、石油、ガス、電気、熱、水素システムの相互接続に焦点を当て、安全で信頼性が高く、効率的で、費用効果が高く、クリーンなエネルギーの実現を目指す。ファーウェイ・エンタープライズBGグローバルエネルギー事業部門のAnthony Huエネルギー転換(カーボンニュートラル)担当首席代表は「ネットゼロ・インテリジェントエネルギーシステムは、エネルギーシステム、炭素システム、情報通信技術(ICT)インフラストラクチャーを相互接続し、最終的にはエネルギー、炭素、情報、価値の流れを統合する。徐々に、データを中核とするシステムを形成し、エネルギー産業のデジタル化を促進する」と語った。

▽データをバレルに促進し、インテリジェンスを導入し成長する

石油・ガス業界のデジタルトランスフォーメーションとインテリジェント開発はまだ緒に就いたばかりである。ファーウェイのシニアコンサルタントでChina National Corporation for Exploration and Development for Oil and Gas(CNODC、中国国家石油天然ガス探査開発会社)のゼネラルマネジャーを務めたLv Gongxun氏によると、デジタルトランスフォーメーションは、ビジネスモデルの再構築、経営モデルの変革、ビジネスモデルの革新、変革と価値成長の加速という4つの機会を業界にもたらす。

Lv Gongxun氏は石油・ガス業界にとってのクラウドの価値についても「クラウドテクノロジーにより、集中型の情報リソースプラニング、インテリジェント経営管理、柔軟な遂行準備、便利なサービス、高い安全性と効率が実現する。それは既存のビジネスモデルを変革する」と述べた。

電力網はエネルギー転換のもう1つの重要領域であり、新しいテクノロジーによって急速に進化している。これに関連して、ZESCOのFelix Chifwaila電気技術サービス担当シニアマネジャーは、グリッドのO&M(運用管理と保守点検)機能の向上におけるビデオとAIの役割を紹介した。例えば、チャンネルデータを視覚化すると運用リスクが低減され、検査効率は80倍に向上する。ビデオとAIは潜在的障害を遅滞なく検出するのにも役立ち、毎年、停電の90%を排除するのに有用である。インテリジェント検査プラットフォームとアプリの使用で、緊急時の対応とメンテナンスの効率が30%向上する。Chifwaila氏は「ZESCOはファーウェイとの継続的な協力を楽しみにしており、これはZESCOがデジタルトランスフォーメーションにおいて地域的電力拠点になるのに役立つ」と言及した。

▽ICTとOTはエネルギーデジタルトランスフォーメーションを促進

DFEのFang Zhengjiゼネラルマネジャーは「オペレーショナルテクノロジー(運用制御技術、OT)システムサービス事業者としてDFEは、ファーウェイを含むICTベンダーと積極的に協力しており、互いの強みを補完し、エネルギーデジタルトランスフォーメーションを促進し、インテリジェントかつ革新的なソリューションを構築している」と述べた。Zhengji氏は、DFEがファーウェイと共同で開発した革新的なソリューションであるIntelligent Substation Inspection System(インテリジェント変電所検査システム)とAutomatic Transmission Line Inspection System(自動送電線検査システム)を紹介した。DFEとファーウェイのテクノロジーを搭載した2つのソリューションは、企業がデジタル・インテリジェント変革を推進するのに役立つ。

他の多くの企業と同様に、ファーウェイは非デジタルネイティブ企業としてスタートした。これは、同社が社内プロジェクトと業界慣行の両方を通じて学んだ幅広い経験と教訓を蓄積してきたことを意味する。同社は、従来の企業がデジタルトランスフォーメーション中に直面する課題を直接的に理解しており、エネルギー業界の変革と発展のための「デジタルの道」を切り開いた。

ファーウェイは9月23日から10月31日までオンラインでHUAWEI CONNECT 2021を開催する。今年のイベントのテーマは「Dive into Digital(デジタルに飛び込む)」である。全産業におけるクラウド、AI、5Gなどのテクノロジーの実用化と、景気回復へ向かう中でそうしたテクノロジーがあらゆる形態と規模の組織をより効率的、多目的で、最終的にはより弾力的にする方法について深く掘り下げる。詳細は、当社ローカルチームに連絡するか、https://www.huawei.com/en/events/huaweiconnect を参照。

Global Energy Transition and Zero Carbon Development White Paperの詳細は次をクリック:https://app.events.huawei.com/hc2021/area/en/email-login?returnUrl=https%3A%2F%2Fe.huawei.com%2Fen%2Fmaterial%2Fenterprise%2Fecf3ca72caa043e08d6c83311e00a51b

ソース: Huawei
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