【上海2021年8月17日PR Newswire】
＊海外の100のeウォレットでUnionPay（銀聯）が利用可能に
UnionPay International（UPI、銀聯国際）は12日、International Bank of Tajikistan（タジキスタン国際銀行）と提携契約を結び、同国初のeウォレットサービスを開始したと発表した。これによりUnionPay（銀聯）は同国で非接触型モバイル決済サービスを提供する最初の決済ブランドとなった。この結果、UnionPay（銀聯）カードに対応する中国本土以外のeウォレットは100に達し、UnionPay（銀聯）モバイル決済対応の加盟店は1000万店を超え、UnionPay（銀聯）の国境を超えたモバイル決済エコシステムが形成されつつある。
▽進化するプロダクトポートフォリオ
世界のモバイル決済産業はこの数年、成長を加速させ、取引規模は2017年から2020年にかけてほぼ3倍に拡大した。UPI（銀聯国際）はこうした消費者の決済習慣の変化に対して、中国本土のモバイル決済の技術、仕様、市場体験を国際市場へと応用し続けている。UnionPay（銀聯）は現在、中国本土以外でもUnionPay（銀聯）アプリ、モバイルQuickPass（クイックパス）、QRコードによる決済サービスを提供しており、各地のユーザーはスキャン、タッチ、あるいはワンクリックで様々な決済体験をすることができる。とりわけUnionPay（銀聯）は今年、一部のプロダクトに非接触型、QRコード、In-App（アプリ内決済）を統合して、新しいモバイルQuickPassを開始した。これにより中国国内外でのあらゆる利用シーンにおける決済ニーズを1台の携帯電話で満たすことができるようになる。
UnionPay（銀聯）基準のウォレットは、香港、マカオ、南太平洋、東南アジアを含む20を超す国と地域でサービスが展開されており、今年第2四半期ではさらに10近くの国と地域が新しくこれに加わった。これらのウォレットサービスによる取扱高は前年同期の倍増となっており、中国本土以外で発行されたカードによる取引の5件に1件がモバイル決済であった。例えばUnionPay（銀聯）アプリの香港とマカオバージョンはほとんどすべての現地カードに対応できるようになっており、現地の18のウォレットサービスでUnionPay（銀聯）QRコードを利用でき、100万枚を超えるカードに紐づけられている。
▽現地の状況に応じたサポート
アラブ首長国連邦（UAE）の主流媒体Arab News Expressは、UnionPay（銀聯）と現地機関の協力が、中東におけるモバイル決済環境を改善していると論評した。カンボジアメディアのKhmer Timesは、モバイル決済におけるUPI（銀聯国際）と現地の銀行の多岐にわたる協力が、カンボジアのキャッシュレス社会への移行を加速していると報じた。UPI（銀聯国際）のモバイル決済事業の急速な現地化は、下記四点に負うところが大きい：まず、UPI（銀聯国際）のカードブランドの4者間ビジネスモデルは各国の規制要件に合致しており、これが現地のパートナーとの提携をより容易にしている。次に、UPI（銀聯国際）は世界各地のユーザーの多様化するニーズを満たす幅広いソリューションを提供している。第3には、すべての決済プロダクトは国際カードの統一規格であるEMV仕様に適合し、国境を超えた使用が可能になっている。
タジキスタンで始まったウォレットサービスはこうした特徴を反映している。UnionPay（銀聯）QuickPassをサポートする現地のPOS端末は全体の80%以上を占め、International Bank of Tajikistanも同国で過去3年間に大量のUnionPay（銀聯）カードを発行している。現地の決済ネットワークの特徴やカード保有者のニーズを考慮し、UPI（銀聯国際）はスマートフォンのハードウエアに求める要件が低く、Androidへの高い適合性を有している非接触型ウォレットサービスを打ち出している。ユーザーは自分のUnionPay（銀聯）カードをウォレット紐づけ、国内外ではシームレスにタッチで決済を済ませる。
▽モバイル決済エコシステムの形成
幅広い決済プロダクトに加え、日々広がる決済ネットワークとデジタルソリューションはUnionPay（銀聯）モバイル決済エコシステムの形成を加速させている。現在、UnionPay（銀聯）は世界180の国と地域に広がっており、その半分以上がUnionPay（銀聯）のモバイル決済サービスに対応している。UnionPay（銀聯）のQRコード決済は45の国と地域に展開し、中国本土以外で150万店以上の加盟店があり、加盟店数は前年同期の3倍となっている。さらに中国本土以外の900万台のPOS端末でUnionPay（銀聯）QuickPass決済に対応しており、これは前年同期の2倍である。
ソース：UnionPay International
（日本語リリース：クライアント提供）
