【オーバーンヒルズ(米ミシガン州)2021年8月13日PR Newswire=共同通信JBN】Nexteer Automotiveは、同社のピニオン電動パワーステアリング(EPS)システムの生産能力を拡大し、B-Dセグメントのより大型の電気自動車(EV)のニーズに対応する。
Single Pinon-Assist EPS(SPEPS)とDual Pinion-Assist EPS(DPEPS)向けのNexteerの新たな高出力オプションは同社が既に発表したHigh-Out Rack-Assist EPS(REPS)(https://www.nexteer.com/release/nexteer-unveils-new-high-output-electric-power-steering-system/ )に加わり、すべてのアンダーフードEPSシステムに高出力オプションを提供する。
DPEPSおよびSPEPSシステム向けの同社の新たな高出力オプションは、ステアリング能力を12-20%向上させ、DPEPSは最大14.5キロニュートン(kN)、SPEPSは最大12.5キロニュートン(kN)に引き上げる。これらの高出力ソリューションは、より上位のセグメントの車両向けに従来行われていた高級なEPS技術への移行を必要とせずB-Dセグメントの車両でEVのステアリング負荷容量を拡大し、OEM(相手先ブランドによる生産企業)顧客にメリットをもたらす。
Nexteer AutomotiveのRobin Milavec執行役員、上級副社長、最高技術責任者(CTO)兼最高戦略責任者(CSO)は「Nexteerの高出力EPSポートフォリオの拡大は、高まる電化トレンドの中で当社の位置付けを一層強化するとともに、REPSにおける当社のグローバル市場でのリーダーシップと欧州でのSPEPSの市場リーダーシップをフルに生かす。高出力EPS製品ポートフォリオの拡大が世界の顧客のニーズに応じる能力をさらに強化しながら、ますます電化の進む未来に当社の顧客基盤と市場多角化を拡大する新たな機会も提供すると確信している」と語った。
Nexteerの新たな高出力DPEPSおよび高出力SPEPSシステムに加え、同社の高出力REPSは、業界をリードするNexteerのREPSのステアリング容量を拡大する-標準的なREPSシステムの10-17キロニュートン(kN)と比較して最大24キロニュートン(kN)のロードを操作することができる。
多くの場合、同等の可能な内燃エンジン(ICE)車両に比べて重量の大きなEVに加え、高出力REPSは、3.5-6トンセグメントの大型(HD)トラックと軽商用車(LCV)を油圧式から電動式パワーステアリングに変えることも可能である。今ではこれらの車両タイプを電動システムで操作できる能力を備え、HDトラックとLCVの運転者は燃費向上、高度な安全性、および、車線維持アシスト、横風補正、トレーラーアシストなどの快適な性能の恩恵を享受することができる。
Nexteerはこれまでに、フルサイズの電動ピックアップトラック、電動LCV(配達用バン)、電動自律型レベル4ピープルムーバー(ハンドルなし)の3つのHigh-Output EPS用電動アプリケーションを予定している。
▽NEXTEERについて
直感的モーションコントロールの世界的リーダーであるNexteer Automotive(HK 1316)は、電動・油圧式パワーステアリングシステム、ステアリングコラム、ドライブラインシステム、ならびに先進運転支援システム(ADAS)、自動運転実現技術を「相手先ブランドによる生産企業」(OEM)向けに供給している数十億ドル規模の世界的なステアリング・ドライブライン企業である。同社は27の製造工場、4カ所の技術・ソフトウエアセンター、13の顧客サービスセンターを北米・南米、欧州、アジア、アフリカに戦略的に配置している。同社はBMW、フォード、GM、Stellantis、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、ならびにインドと中国の自動車メーカーを含む世界のあらゆる主要地域の60以上の顧客に納品している。www.nexteer.com
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