ロンドン
2021年7月16日
/PRNewswire/ -- 共同通信JBN】2021年7月現在、日本には1億1680万人のインターネットユーザーがおり(https://www.statista.com/topics/2361/internet-usage-in-japan/ )、その92.6%の人々が携帯電話からWi-Fiを通じてインターネットに接続している。しかし、携帯電話のWi-Fiがその人の居住地を明かす可能性があることを知っている人は少ない。
NordVPN(http://nordvpn.com/ )のデジタルセキュリティー専門家であるDaniel Markuson氏は「誰かがあなたの自宅の場所を突き止めるのに必要なのは、Wi-Fiの名前だけだ。Wi-Fiホットスポットのヒートマップを作成するWigle.netのような公開ウェブサイトが存在する。誰でもWigleの検索バーにあなたのWi-Fiの名前を入力するだけで、自宅の場所を知ることができる」とコメントした。
▽携帯電話はどのようにしてWi-Fiの名前を漏洩するのか?
携帯電話は常に信頼できるWi-Fiネットワークを探している。人が自宅や職場に近付くと、デバイスは自動的にそこで見つけたネットワークに接続する。これは便利だが、これらの「接続リクエスト」を継続的に送信することにより、携帯電話は関連する多くの価値ある情報を漏らしている(https://nordvpn.com/es/blog/wifi-scanning-hack/ )。
▽ハッカーは住んでいる場所を突き止めることができるのか?
Wigleのデータと「接続リクエスト」を結び付け、Wi-Fiの名前さえわかればハッカーはユーザーの居住地を割り出すことができる。
NordVPN(http://nordvpn.com/ )のDaniel Markuson氏は「ハッカーは公園のベンチやカフェのテーブルの下にスキャナーを設置したり、自分のバックパックに入れて運んだりしている可能性がある。誰も気が付かないだろうが、スキャナーは受動的に近くにある全てのWi-Fiリクエストを記録するのだ」と述べた。
▽どのようにして自分の身を守るのか?
恐ろしく聞こえるだろうが、Daniel Markuson氏は自分を保護する方法があり、その大半はそれほど技術的な知識を必要としないと述べている。
*携帯電話のWi-Fi設定を変更するか、オフにする。携帯電話がWi-Fiネットワークに接続されていたとしても、他のネットワークを探してエリアをスキャンしないわけではない。これを変更する最も簡単な方法は、設定を調整するか、Wi-Fiのスキャンを完全にオフにすることだ。
*Wi-Fiの強度を変える。自分のWi-Fiがホットスポットのヒートマップに現れるのを防ぐには、Wi-Fiの強度を弱めると良い。ルーターをクローゼットの中よりも開けた空間に置く方がより良い電波を得ることができるが、隣人も使用できるほど強力である必要はない。
*Wi-FiルーターにVPNを使用する。VPNは自宅のWi-Fiに接続されているすべてのデバイスのトラフィックを暗号化できる。