omniture

GWMの1000万基目のエンジンが製造され、新たに23の動力計画が発表される

GWM
2021-07-14 15:01 1731

【保定(中国)2021年7月14日PR Newswire=共同通信JBN】GWM(長城汽車)傘下のHYCETの1000万基目のエンジンがこのほど組み立てラインから正式に出荷され、これによりGWMは中国自動車メーカーで1000万基のエンジン規模を持つ初の企業になった。HYCETは今後3年でガソリン、ディーゼル、合成燃料、水素の4つの燃料形態と6つの製品プラットフォームをベースにした23のエンジン製品を発表すると発表した。こうした強力な研究開発の力は、さまざまな立場の人たちからの注目を集めている。

HYCETは創業以来、「ワンストップ」の製品開発能力による飛躍的な進歩とイノベーションに注力している。HYCETは世界をリードする実験と試験の能力と科学的な研究開発の強みを備えた国内製品ラボを建設した。同社はScience and Technology Progress Award(科学技術進歩賞)を何度も受賞している。自社開発のGW4C20B 2.0Tガソリンエンジンは「The Best Engines of China(中国最優秀エンジン)」の称号を7回獲得した。また、HYCETは連続可変バルブリフト(CVVL)技術を使ったエンジンも製造している。HYCET以外でこの技術を完全に習得しているのは世界でもBMW、日産自動車、トヨタ自動車の3大ブランドだけである。今回、組み立てラインを離れた1000万基目のエンジンは1.5Tシリンダー内直噴式ガソリンエンジンの4B15Cモデルである。このエンジンは最大出力135kW、最大トルク275Nmを発生して218.2g/kWhの最小燃費率を実現、燃焼効率と排出水準に関して業界トップにランクされている。将来的に、この高出力エンジンはHAVAL JOLIONなどの車種に搭載される。

低炭素と省エネ開発を追求する新時代において、HYCETは6つのエンジン製品プラットフォームを拠り所にしながら、全ての種類のガソリンとディーゼルのエンジンを製造するだけでなく、HDT(大型トラック)エンジン、水素燃料エンジン、合成燃料エンジンの開発にも全力で取り組み、ますます多くの製品を提供して消費者の異なるニーズに対応する。現在、HYCETはハイブリッド電気自動車向けに特別設計された1.5Lの自然吸気ガソリンエンジンの4G15Hを発表し、成功した。このエンジンは電動ウオーターポンプ、低圧EGR(排出ガス再循環)、高効率イグニッション、4.5barマルチポイント燃料噴射、13:1の圧縮比、アトキンソンサイクルといった多くの先端技術を統合している。また、この製品はGWMの「L.E.M.O.N. DHT」技術と完全統合されており、これによりエンジンはさらに多くの市場での販売が可能になり、欧州や米国の自動車製品と比肩するものになっている。さらに、計画によるとHYCETは2023年に45%を超える熱効率の2.0Tハイブリッド専用エンジンも発表し、2024年と2025年には初の高熱効率の合成燃料専用エンジンと水素燃料エンジンもそれぞれ発表し、自動車ユーザーをより先進的でグリーンな体験へと導く。

4B15Cエンジンと4G15Hエンジン
4B15Cエンジンと4G15Hエンジン

将来的には、GWMのHYCETは、「的を絞った投資を行い、業界のリーダーになる」という研究開発コンセプトを前に進めることにより、グリーンおよび低炭素開発、インテリジェント制御、高効率動力の3つの側面で徹底的なイテレーションを実行し、高級エンジンの独立した研究開発を真の意味で実現する。

ソース:GWM

ソース: GWM