【北京2021年7月6日PR Newswire=共同通信JBN】中国南西部の雲南省玉渓市に現在居残っている15頭のさまよえる野生のアジアゾウの群れは、現地政府と住民による強化された保護取り組みの下で安全で健康である。
Photo taken on June 21, 2021 shows adult Asian elephants stand in rows to shade the little ones. (Photo provided by Cui Yonghong)
このアジアゾウの群れは当初、雲南省で発見され、現在中国ではAレベルの国家保護下にある。ゾウたちはアジアで最大かつ最も代表的な陸生脊椎動物である。
ゾウの群れは、雲南省南部のシーサンパンナ・タイ族自治州の森の生息地から北に約500キロ移動し、6月2日に普ジ市(Pu'er city)と玉渓市を経由して省都昆明に到着した後、世界的な注目を集めた。ゾウの群れは6月8日に玉渓に戻り、現在、玉渓市内を南東に向け進んでいる。
玉渓市政府はゾウと住民の両方の安全を確保するため、全天候型の監視を実施して群れの動きを追跡し、予防措置を講じ、餌を使ってゾウが人口密集地域に入らないようにした。
その間、ゾウが都市や村に入るのを防ぐため、何百台ものトラックからなる特別な車列が派遣され、主要交差点でゾウの群れを阻止した。
アジアゾウが居残っていることは、生態学的開発の促進と生物多様性の維持における玉渓の取り組みと、今年10月昆明で開催予定の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP15)準備に向けた玉渓の取り組みによる可能性があるといわれている。
玉渓は地理的に温暖な気候に恵まれ、市中心部の大気品質率は99%以上という清浄さと64.1%の森林被覆率を擁している。玉渓市では、国家保護下にある31の野生植物を含む、735種の陸生野生動物と2394種の高等植物が生息している。
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