【海口(中国)2021年7月2日PR Newswire=共同通信JBN】海南島の発展の歴史を、珍しい、魅力的な方法で―楽しい切り絵芸術の長い巻物によって―学ぶことを想像してほしい! Hainan International Media Center(HIMC)は、海南省政府から専門的技巧に対し特別表彰を受けたHuang Haitao、Wei Qinの両氏を含む切り絵アーティストのグループを招待した。そして彼らは、1921年以来100年間の海南の発展においてマイルストーンとなる21の出来事を表現した22メートルの巻物「100-Year Road and the Hainan Tide(100年の道、海南の潮流)」を共同制作した。
なぜ媒体に切り絵を選ぶのか?それは、そのユニークな魅力に加えて、切り絵が中国の無形文化遺産であるためだ。グループが伝統的な紅白の色でこの大作を完成するのに1カ月を要した。
20年近くの経験を持つHuang Haitao氏は「これはこれまでに制作した中で最も長い切り絵作品で、最もやりがいのあるものだ」と述べた。Huang氏は、自分の工房の長いテーブルで巻物の自身の担当部分にどのように取り組んだかを説明した。まず、彼女は細心の注意を払い、カッターを使って紙の上にココナツの小さな葉の束などのデザインの輪郭を取った。その葉は彼女の指の爪より小さいものだ。その後、葉の1枚1枚を爪の先でそっと押し下げ、輪郭に沿って少しずつ慎重に形を切り取った。
5月28日、Huang氏はさらに数人のアーティストを組織し、注意深く検討した後、描写する21の主要なイベントを選んだ。彼らは、海南革命の堅固な発祥地であるMurui Mountain Revolutionary Base(母瑞山革命基地)と、後に歌劇、バレエ、映画にさえもインスピレーションを与えた女性ゲリラ特殊部隊「Red Detachment of Women(紅色娘子軍)」などを採り入れた。1950年の海南島解放作戦も巻物に登場する。
より最近の歴史から選ばれた出来事には、1988年の海南省設立、その後のHainan Special Economic Zone(海南経済特区)の設立、Hainan Free Trade Port(海南自由貿易港)のマスタープランの発表などがある。
巻物は、それぞれ長さ60センチから130センチ、幅68センチのシートを18枚つなぎ合わせたものである。
絵は巻物の最も重要なものだ。場面のほとんどにはココナツやバンヤンツリーなど地元の植物が含まれている。描かれた建物は、海南島に住む黎(リー)族コミュニティーのかやぶき屋根の小屋が、Century Bridge(世紀大橋)に象徴される近代建築へと大きく変化したことを反映している。
6月29日、巻物の表装が完了した。Huang Haitao氏は「作業は非常に難しいものだったが、チームで協力してやり遂げた。この作業を通じて、最後に勝利を収めるまで、あらゆる困難を乗り越えるために連帯して取り組む国の力を思い起こした」と語った。
巻物を閲覧するには以下のリンクをクリック:
巻物の制作に関するドキュメンタリーを閲覧するには以下のリンクをクリック:
http://www.hicn.cn/system/2021/07/01/032576588.shtml
ソース:Hainan International Media Center (HIMC)