【北京2021年6月15日PR Newswire=共同通信JBN】開放が成長と富への手段であるという信念を抱き、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は、中国と世界の他の国々に向けて、協力を拡大し、人類共通の未来のコミュニティーを構築するよう呼びかけた。
今をさかのぼる2013年11月、インドネシアのバリで開催されたAPEC CEOサミットに出席した習主席は、中国の経済を改革・開放し、世界の他地域との協力を強化するという同国の固い決意を示すために古来の格言を引用した。
習氏は1000年前に書かれた漢詩の1節を引用し、「中国は、すべての関係者に利する環太平洋協力枠組みを構築することに注力していく。広大な太平洋に自然の障壁は存在せず、われわれは人工の障壁を1つたりとも設けてはならない。『われわれが風を受けて航海する大海原は果てしない』」と述べた。
中国の1978年の改革開放政策によって生じた著しい変化は、開放が成長と富への手段であるという信念の大きな価値を証明する。
この政策に導かれ、主として農業国家だった中国は世界第2の経済大国に変ぼうした。
中国の商品輸出入総額は、2020年に前年比1.9パーセント増の32兆1600億元(約4兆9700億米ドル)に上った。
2020年の世界銀行の調査報告書によると、中国は確固たる改革政策により、ビジネスのしやすさが最も向上した世界の経済国10以内に2年連続で入った。
一方、中国は2013年に一帯一路構想(BRI)を開始して以来、140カ国31の国際組織と協力協定を結んだ。
第14次5カ年計画(2021-2025年)を通じて社会主義近代化への新たな旅に乗り出す中、開放が国の新たなロードマップに極めて重要であることに変わりはない。
昨年、3つの新たな自由貿易試験区(FTZ)を発表した後、中国には21のFTZがある。中国はまた、世界最大の自由貿易圏となる地域的な包括的経済連携(RCEP)に調印した。
習主席はこれまでに、「中国の開放の扉は閉じられることはなく、一層広く開かれるだけである」ことを確約し、より大きな国際協力への明確な意図を表明した。