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Shanghai ElectricがMohammed bin Rashid Al MaktoumソーラーパークのCSPタワーとパラボリックトラフプラントで大きな進展

Shanghai Electric
2021-06-15 07:29 1437

【上海2021年6月15日PR Newswire=共同通信JBN】Shanghai Electric (以下、「同社」) (601727.SS and 02727.HK)は、Mohammed bin Rashid Al Maktoumソーラーパークの第4段階のParabolic Trough Plant-II (PT2)の最初の溶融塩タンク水圧試験が5月9日に実施され、その肯定的な結果が溶融塩システム委託業務の次の段階のための基礎を構築したと発表した。水圧試験完了を受け、集光型太陽光発電(CSP)タワー内に溶融塩パイプラインが設置され、建設進行におけるもう1つの重要なマイルストーンを印した。

現場労働者たちがMohammed bin Rashid Al Maktoumソーラーパークの第4段階のParabolic Trough Plant-II (PT2)の最初の溶融塩タンク水圧試験の完了を祝った。
現場労働者たちがMohammed bin Rashid Al Maktoumソーラーパークの第4段階のParabolic Trough Plant-II (PT2)の最初の溶融塩タンク水圧試験の完了を祝った。

Mohammed bin Rashid Al Maktoumソーラーパークの第4段階は、世界最大の単一地点での集光型太陽光発電(CSP)プロジェクトであり、世界をリードするハイブリッド太陽光エネルギー技術を使用して、100MW CSPタワープラント、3つの200MWパラボリックトラフCSPプラント、および250MWの太陽光発電(PV)容量を含む950MWのクリーンエネルギーを生成する。

CSPタワープラントサイトの中心にある高さ260mのソーラータワーも、この種のものとして世界で最も高い建物となる。完成すれば、ソーラータワーとパラボリックトラフプラントの熱エネルギー貯蔵を合体させることで、24時間年中無休のエネルギー利用が可能となる。各パラボリックトラフCSPプラントは13.5時間のエネルギー貯蔵容量を持ち、タワーは最大15時間を誇る。

Parabolic Trough Plant-IIの蓄熱媒体である硝酸塩は、直径45メートル、容量2万5000立方メートルの8つのタンクに貯蔵されている。過酷な砂漠環境はテストに大きな課題を提示し、ラマダン中の労働力不足は全体的な進展に別の不確実性を加えた。水圧試験は、水を暫定的な水タンクに輸送および荷降ろしするウォータートラックの助けを借りて、最終的に予定時間通りに完了した。暫定的な水タンクを通じて、水はポンプで溶融塩タンクに送られた。

Shanghai Electric Power Generation Engineering Co.のドバイCSPプロジェクトのプロジェクトマネジャー、Zhao Hui氏は「労働力不足と現地の灼熱の気候によって引き起こされた途方もない困難にもかかわらず、試験の迅速かつ時間通りの完了を確実にするための献身と努力に対して、すべての現場労働者に感謝する」と語った。

同氏は「彼らの卓越した仕事ぶりにより、構造の中心であり最も重要な部分の1つであるCSP中央タワーパイプラインの設置がスムーズに進行することも保証された。中央タワー内部パイプの全長が500メートルを超えていることを考えると、タワー内のスペースは極めて小さい。作業が時間通り実施されるようにするため、プロジェクトチームは綿密な設置計画を策定し、遅延なしにすべての目に見えない問題を克服した」と付言した。

溶融塩タンクシステムは、熱エネルギー貯蔵の課題に対する答えである。溶融塩システムによる蓄熱により、曇りの日や日没後の長い夜の発電が可能になり、運転効率が高く、キロワット時当たりの資本コストが低下する。昼間は、溶融塩を低温タンクからから熱交換器に循環させ、高温の油から熱を吸収する。加熱された溶融塩は、断熱された高温タンクに保管することができ、このタンクは、夜間または悪天候時に液体を蒸気タービンに送り稼働させることができる。

Shanghai Electricは2018年、DEWA(ドバイ電力水道公団)およびACWA Powerとの間で700MW CSPおよび250MW PVの両プロジェクトに関する契約に調印後、ドバイのMohammed bin Rashid Al Maktoumソーラーパークの第4段階のエンジニアリング、調達、建設(EPC)コントラクターに指名された。中国のSilk FundとACWAから融資を受けた同プロジェクトは、中国の「一帯一路」構想の画期的なプロジェクトであるとともに、Shanghai Electricが中東での再生可能エネルギー公益事業建設に参加し、石炭火力エネルギーから再生可能エネルギーに焦点を移すことにおける重要なマイルストーンでもある。

China International Contractors Association(中国国際コントラクター協会)が発表した最新の評価によると、Shanghai Electricは2021年、国際コントラクター上位100社リストで17位、電力エンジニアリングの分野で5位にランクされている。また、同協会から最高評価の「Aレベルの国際コントラクター」を授与されている。 

ソース: Shanghai Electric