【保定(中国)2021年6月7日PR Newswire=共同通信JBN】GWM(長城汽車)は5月、水素技術のための最初の70Mpa(メガパスカル)タイプIIIボトルテストを終了した。これは、3月に発表された水素エネルギー戦略の後に同社が水素発電産業で成し遂げたもう1つの技術的ブレークスルーであり、GWMの子会社のFTXTが4月の2021 Auto Shanghai(2021年上海国際モーターショー)にもたらした水素エネルギー技術および製品の多くの革新的利用の成果であった。
現在、世界経済とエネルギー産業は「脱炭素化時代」の到来を告げており、省エネルギーと環境保護は世界的トレンドになっている。このような状況の中で、水素エネルギーは、21世紀で最も発展の可能性のあるクリーンエネルギーとされている。このトレンドを受け、GWMは水素の「生産・貯蔵・輸送・補給・利用」を統合する国際的なサプライチェーン・エコロジーを構築することによって、中核技術の障壁を打ち破り、川上と川下の産業チェーンを結び付け、水素エネルギーの商業プロモーションを加速させようとしている。さらに、同社は、車両法規に対応した「水素発電システム」、すなわち、GWMの水素エネルギー戦略の技術的中核であり、L.E.M.O.N.プラットフォーム向けのGWMの基礎的な技術ラインの1つであるHydrogen- L.E.M.O.N. Technologyという世界クラスのフルシーン・ソリューションも立ち上げている。このソリューションは、水素燃料電池システム、燃料電池・電気パイル、車載水素貯蔵システム、主要部品を対象にしている。GWMの現在の計画によると、Hydrogen- L.E.M.O.N. Technologyに基づいて開発されたClass C水素燃料電池を搭載した世界初のSUVは年内に発売され、最大840キロメートルの持続走行距離をサポートする。
Hydrogen Councilの初の中国自動車企業として、GWMは2016年初めに水素エネルギー、燃料電池システム、自動車技術のための世界クラスのR&D(研究開発)チームの編成を開始しており、このチームはドイツ、英国、韓国、日本、米国、中国の産業エリートで構成されている。同時に、GWMは欧州、北米、アジアの7カ国・10地域に広がるR&Dの地形を形成し、水素エネルギー産業のイノベーションのための堅固な基盤を構築した。全産業チェーンのR&Dへの要求を満たすため、GWMは計20億人民元を投資しており、今後3年間に、さらに30億人民元を水素エネルギーのR&D部門に投入し、1万セットの生産能力に到達するとともに、この部門をリードする企業になろうとしている。
低炭素と環境保護の要件に厳密に従い、R&Dの「過度の投資」の概念に導かれ、GWMは水素エネルギー技術、新しいエネルギー発電電池技術、その他の未来のクリーン技術の開発を引き続き強化し、社会的・環境的責任を積極的に果たし「グリーン+インテリジェント」旅行の概念に基づいて世界中のユーザーに貢献する。それは環境に優しい産業チェーン・エコロジーの創出と「水素エネルギーによる持続可能な美しい社会の構築」を目指している。