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Venture Globalが二酸化炭素回収・貯留プロジェクト立ち上げ

Venture Global LNG
2021-05-28 20:42 1868

【アーリントン(米バージニア州)2021年5月28日PR Newswire=共同通信JBN】Venture Global LNGは27日、Calcasieu PassとPlaqueminesの液化天然ガス(LNG)施設で二酸化炭素(CO2)を回収して貯留する計画を発表した。包括的な工学的、地盤工学的分析を終えており、規制当局の承認さえあれば直ちに着工できる二酸化炭素回収・貯留(CCS)プロジェクトを立ち上げた。構内でCO2を圧縮、搬送し、恒久貯蔵する地下塩水帯水層の深部に注入する。

Venture Globalはこの事業を通じて、Calcasieu PassとPlaquemines液化工場の二酸化炭素を年間推計50万トン回収・貯留する。さらに認可されれば、同様なインフラを活用してCP2 LNG施設でも年間50万トンの二酸化炭素回収・貯留を見込んでいる。Venture Globalは合わせて、20年間毎年自動車約20万台を道路からなくすに等しい年間100万トンの二酸化炭素を貯留する計画である。Calcasieu Passにおける二酸化炭素回収・貯留技術の順調な配備は、米国内のLNG施設として今まで類のないものである。

Venture GlobalのMike Sabel最高経営責任者(CEO)は「LNGのコスト抑制からカーボンフットプリント抑制まで、Venture Globalは引き続き、可能な限り最高の製品を顧客に届けるため常に革新するという使命を実行する。この歴史的な二酸化炭素回収・貯留プロジェクトによって、われわれは既存の最先端技術を踏まえ、施設でさらにクリーンなLNGを開発して、世界中の石炭を代替する。ルイジアナ州の特異な立地は、地質を生かすこの技術配備で先駆ける場にわれわれを置く。それは工業規模のCO2注入・貯蔵をサポートできるものである。ジョンベル・エドワーズ(John Bel Edwards)知事の継続的なリーダーシップを通じて、ルイジアナ州は気候課題に取り組む革新的エネルギー技術の全米ハブになり、Venture Globalはこのような努力で彼と手を組むことを誇りに思う」と語った。

ルイジアナ州のジョンベル・エドワーズ知事は「Venture Global LNGがCO2回収・貯留の重要な機会でルイジアナ州を選んだと知って喜んでいる。ルイジアナ州は二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)イニシアチブによるCO2大気放出の管理・削減で、インフラストラクチャー、産業、地質、および指導的役割を担う政策の観点から有利な立場にある。ルイジアナ州は、米国がエネルギーミックスの大規模移行で初期段階にあることを十分認識しており、わが州で主要かつ持続的な方法で温室効果ガス排出に取り組む民間部門の投資支援に私はコミットしている。Venture Global LNGがこの二酸化炭素回収のニューフロンティアで大切なパートナーであることは明白である」と話した。

ルイジアナ州のTom Harris天然資源長官は「われわれはルイジアナの地質と産業に、二酸化炭素管理を通じて新たな経済機会を育てる主要ハブになる準備ができていることを前々から理解しおり、今やこの分野、Venture Global LNGのCCS提案など現行プロジェクトで、全米のリーダーになる次のステップをとる必要がある。州は二酸化炭素管理産業の成長から恩恵を受けるのに最適の位置にいて、ここに提出された経験と技術はわれわれの利点開発で大いに企業の役に立ち、州の人々、その環境、ここで事業を行うことを選んだ企業の利益になる」と述べた。

▽Venture Global LNGについて

Venture Global LNGは豊富な北米の天然ガス田から供給される米国産液化天然ガス(LNG)の長期、低コストの供給事業者である。世界にクリーンで手ごろなエネルギーを供給するため、ルイジアナ州で年産5000万トン(50MTPA)の生産施設を建設、または開発中である。詳細はwww.venturegloballng.comを参照。

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ソース: Venture Global LNG