【オースティン(米テキサス州)2021年5月27日PR Newswire=共同通信JBN】セントデービッド医療センター・テキサス不整脈研究所(Texas Cardiac Arrhythmia Institute (TCAI) at St. David's Medical Center)(https://tcainstitute.com/ )のリーダーは、広範囲の心不整脈にわたる治療処置の効率と有効性を最適化するよう設計された新しい格子球カテーテルの安全性と有効性を評価するための臨床研究に参加した。TCAIのエグゼクティブメディカルディレクターで心臓電気生理学者のAndrea Natale医学博士(F.H.R.S.、F.A.C.C.、F.E.S.C.)はこのほど、欧州でこのカテーテルをヒトに初使用する臨床試験に参加した。
Natale博士は「この新しい革新的な技術は、複雑なアブレーション(焼灼)治療を行う際にエネルギーを供給する方法をより迅速かつより正確に行うことを可能にする。この治療法は、周囲の組織への付随的損傷を防ぎ、可能な限り最良の結果を確保する可能性があるため、患者にとってより安全な選択肢を提供する」と述べた。
この新しい心臓専用カテーテルは、局所パルスフィールドアブレーション(PFA)および/または高周波アブレーション(RFA)を提供するために使用される。PFAは非熱エネルギーモダリティーであるパルス電場を提供し、不可逆エレクトロポレーション(IRE)と呼ばれるプロセスを通じて心臓組織をアブレーションするのに対し、RFAは高周波を使用して組織を熱的にアブレーションする。
アブレーションカテーテルの先端には拡張可能な格子球体が付いており、医師は高解像度のマップを作成し、PFAまたはRFAを使用して制御され状況に応じたアブレーション処置を実行できる。さらにマッピングシステムはデバイスと一体化されており、詳細なエレクトロアナトミカル(電気解剖学的)マップの迅速な作成を可能にし、精度を高め、患者の転帰を向上させる。
この技術は、来年TCAIの患者に利用可能となる予定。
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