【深セン(中国)2021年5月24日PR Newswire=共同通信JBN】
*デジタル経済での成功を共有し、社会に持続可能な価値を創造
モバイルインターネット向けの通信、エンタープライズ、消費者用テクノロジー・ソリューションの大手国際プロバイダーであるZTE Corporation(0763.HK / 000063.SZ)は20日、2020年のサステナビリティーリポート(Sustainability Report)を発表した。
リポートは、ZTEが2020年、「デジタル経済の推進役」という戦略的位置付けにふさわしい、企業としての社会的責任を積極的に果たしたとしている。Covid-19のパンデミックと戦うためテクノロジーを活用しつつ、ZTEはデジタル経済の発展を促し、グリーンな成長を追求するため、多大な努力を払った。一方、同社はグローバルコミュニティーに貢献し、コーポレートガバナンス活動と将来計画を継続的に改善した。
ZTEは13年連続で毎年、サステナビリティーリポートをリリースしてきた。
▽5Gを活用したCovid-19パンデミックとの全方位的戦い
2020年初め、Covid-19の突然の大流行に直面したZTEは、パンデミックを防ぎ、抑え込む緊急対応メカニズムを直ちに稼働させた。ZTEは、従業員の健康と安全を守るためにパンデミック防止策を厳格に実施する一方、企業の社会的責任を担い、多様なテクノロジーを駆使してCovid-19と戦うための行動を起こした。
ZTEは2020年のCovid-19パンデミックの初期、生産と流通、ネットワーク構築、通信の確保、オンサイトサービスとサービスアプリケーションなどを対象に世界中のリソースを迅速に調整した。本国では26省82都市の210を超える病院向けに通信事業者と共に4G/5Gネットワークを構築、生命維持に必要な通信ギャップを埋めた。パンデミックの悪化を受け、ZTEは業界パートナーと協力して、5Gベースの遠隔医療、スマート物流、5Gクラウドベースの授業、3次元セキュリティーなどの革新的なアプリケーションを開発、Covid-19を克服するため様々なテクノロジーを活用した。
さらにZTEは、グローバルなパンデミックの課題に立ち向かうため、武漢、成都、重慶など中国の各都市、ならびにミャンマー、インドなど諸外国に12のボランティア支部を設置。こうしたボランティア全員が、パンデミックやその他の緊急事態の救済に確固たる支援を提供した。同時にZTE Foundation(ZTE基金)が、フェースマスク、ゴーグル、防護服、人工呼吸器などのパンデミック防止機材を、中国および50を超える国や地域のパンデミック最前線に寄贈した。
▽より高いコアコンピタンスの追求と、デジタル経済での成功の共有
デジタル経済は他の産業への統合を加速しており、世界経済発展の新たな推進力となっている。これを背景としてZTEは、デジタル経済の健全な発展を共同で促すため、関係者と共に開発のチャンスを生み出し、共有することで、デジタル経済の推進役となるべく全力を注いでいる。
ZTE CorporationのXu Ziyang社長は「2020年、パンデミックは人々の暮らし方や働き方を大きく変え、ICTサービスは空気、水、電気のような必需品になった。企業は、単にコスト削減や効率アップのためだけでなく、俊敏性とインテリジェント性を高めて外部環境、市場、テクノロジーの不確実性により的確に対処できるようデジタルトランスフォーメーション、インテリジェントトランスフォーメーションの加速が必要になった」とコメントした。
リポートは、ZTEが「デジタル経済の推進役」となるため、技術革新を企業開発の主たる推進力と見なしていると記している。より高いコアコンピタンス追求の道を順調に歩んでいる同社は、とりわけチップ、アルゴリズム、アーキテクチャ、データベース、オペレーティングシステムのイノベーションを継続的に行っており、それによって、より力強い成長のための確固たる基盤を築いている。ZTEはR&Dに年間100億人民元以上を投じており、2021年3月末までに世界中で8万件の特許を出願、3万8000件以上が認められた。ベルリンを拠点とするIPlyticsが2月に出したリポート「5G特許レースをリードしているのは誰か?」によれば、ZTEは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)に対する標準必須特許(SEP)の5G申告で持続可能なリーダーシップを取っているとして、世界のトップ3に挙げられている。
同時に、「イノベーションを通じて業界に力を与え、デジタル経済における成功を共有する」という目標を掲げるZTEは、従来のビジネスシナリオとデジタルテクノロジーアプリケーションの間のデジタル格差を埋め、業界に真の価値を生み出すシナリオベースのソリューションを提供、産業界のデジタルトランスフォーメーションのリーダーとなることを決意している。ZTEは2020年、究極のネットワーク「精密なクラウドとネットワークソリューション」、実現可能なプラットフォームを頼りに、産業、運輸、エネルギー、政府、金融、文化、観光業界などの500を超えるパートナーと共に、5Gの革新的活用法やビジネス手法を紹介するとともに、5Gの革新的活用のための約100のシナリオを作成。力強い革新力を備えたテクノロジーリーダーとしての責任を真摯に果たした。
例えば、産業分野でZTEとYunnan Sunho Aluminumが共同で成し遂げたスマート工場プロジェクトは、「インテリジェント製造」でSunhoの変革とアップグレードを促し、従来型産業企業の業務コスト節約、人員削減、効率アップを実現した。ヘルスケアに関してZTEは、あらゆる人の命を守るため、操作の実演、遠隔診療、遠隔回診のほか、AIが支援するモバイル診断などの革新的活用法を取り入れた5Gスマートヘルスケアソリューションを提供している。
また教育に関しては、子供たちの好奇心と将来の夢を刺激するべく、5G + 4K遠隔教室、5GクラウドベースXR教育、5G + AR教育、5G +ホログラフィック教室など、教育向けの多様な革新的シナリオと活用法を提供している。
金融分野では、ZTEが自社開発した分散型データベースGoldenDBが、銀行サービスシステム向けの安全で信頼性の高い基盤となり、3億人を超える顧客の全取引を保護する。加えてZTEは、スマートフォンだけでなく個人向けや家庭用の情報端末にも革新的テクノロジーを採用し、デジタル経済での成功を共有するためにさまざまな5Gスマート端末であらゆるシナリオの5Gインテリジェント・ライフスタイルを実現させている。
▽「カーボンニュートラル」目標達成のためのグリーン開発概念の実践
「カーボンニュートラル」が世界の主要国の共通認識になる中、ZTEはグローバル経済の脱炭素化に積極的に参加し、いくつかの分野でグリーン5Gの商業化をさらに推進し、あらゆる産業がグリーン開発チャネルに迅速に参入できるよう支援している。
ZTEのXie Junshi副社長兼最高執行責任者はリポートで、「当社は、澄んだ水と緑豊かな山々がかけがえのない資産であると固く信じており、発生源からの環境への影響低減に努めている。当社は、より環境に優しい原材料を使用し、生産技術の改善に努めている。当社は製品の性能を上げるため、より高度な技術を採用している。当社は、持続可能な発展を促すため、究極のスペクトル効率、究極のエネルギー効率、究極のネットワーク運用効率を追求してきた」と強調している。
5G時代の到来で、5G基地局や端末のエネルギー消費が業界の持続可能な発展のための重要な問題と見なされるようになった。ZTEは、基地局のエネルギー消費を減らす方法を積極的に模索しており、500以上のグリーン5Gイノベーション特許を出願している。同社は、自社開発の高性能チップ、高効率稼働、最先端の構造設計、および技術力により、効率アップと消費削減に取り組んできた。ZTEはまた、中国、イタリア、ベトナム、ミャンマー、パキスタン、南アフリカ、エチオピアなどの国・地域で50万を超える高効率グリーン施設を建設する20以上の事業者を支援してきた。ZTEは2020年、4G、5Gネットワーク用のエネルギー効率の高いソリューションPowerPilotをリリースした。PowerPilotソリューションで節約されるエネルギーは従来のAIベースの省エネソリューションの2倍で、マルチモードネットワークで最大20%のエネルギーを節約できるため、運用コストを効果的に削減できる。このソリューションは現在、世界中の20を超えるネットワークの70万以上の施設で商業化され成功を収めている。
加えてZTEは、省エネ基準関連の研究課題にも積極的に参加している。ZTEは2020年には、グローバルな電気通信・メディア・テクノロジー(TMT)研究のリーダーで、上部団体GSMAの傘下にあるGSMAインテリジェンスと共に、ホワイトペーパー「5Gのエネルギー効率、グリーンは新たなトレンド」をリリースした。このホワイトペーパーは、コスト削減、ネットワークパフォーマンスの最適化、エネルギーセキュリティー、グローバルな二酸化炭素排出量削減への寄与の観点から、5G時代の通信ネットワークのエネルギー効率を構築、改善する背景と原則を分析。イノベーションを通じた省エネと消費削減の実現可能性についてもまとめている。
ZTE Corporationは、グリーン開発の積極的実践者として、同社の日々のオフィスおよび生産業務における環境保護管理も包括的に推進している。同社は、省エネと排気ガスの管理目標を重視しており、天然資源の消費と環境への影響を減らすため、生産技術と機器の改善をさらに推し進めている。
▽従業員やパートナーと共に成長し、グローバルコミュニティーに貢献
ZTEは2020年、社内のデジタルトランスフォーメーションをさらに推進し、R&D、業務、オフィス、生産分野で、オールクラウド、インテリジェントかつ軽量な「究極のクラウド企業」になった。コストを削減し、効率を高め、品質を向上させる一方で、同社は将来の不確実性に柔軟に立ち向かった。パンデミックの間、ZTEクラウドサービスにより、世界中の7万人以上の従業員は在宅勤務ができた。さらに重要なのは、3万人を超えるR&Dスタッフのリモートワークの効率が95%以上に達したことである。
コーポレートガバナンスの面では、ZTEはコア人材の呼び込みとインセンティブをさらに強化し、コンプライアンス管理システムを改善、企業の内部統制管理システムを強化して「回復・成長・拡大」の3段階のルートで質の高い成長を達成した。
グローバルコミュニティーへの貢献という面では、ZTE Foundationが「公共の福祉の精神を支持し、企業責任を果たし、公共の福祉の発展を促進する」という使命に常に取り組んでいる。同社は過去1年間、医療、教育支援、恵まれない人々への支援という3つの主要分野に注力し、公共の福祉と貧困緩和活動を積極的に計画した。
ZTE Foundationは2020年、公共福祉に1400万元以上を投じ、37の公共福祉プロジェクトを実施、73のボランティア公共福祉活動を行った。ZTE Foundationの2020年中国基金透明性指数(FTI)は、3年連続で満点を獲得、第10回中国チャリティーフェスティバルでは「年間チャリティーイノベーション賞」と「年間チャリティープロジェクト賞」を受賞した。
ZTEは今後も、世界中の持続可能な開発にしっかり取り組み、「デジタル経済の推進役」として社会的責任を果たしていく。同社は、企業、個人、パートナー、環境が共に発展し、あらゆる場所でコミュニケーションと信頼が生まれることを期待して、従業員、パートナーと共に成長を続けていく。
リポート全文の閲覧、ダウンロードは以下から。
https://res-www.zte.com.cn/mediares/zte/Files/PDF/white_book/202105191132EN.pdf
▽メディア問い合わせ先
Margaret Ma
ZTE Corporation
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