【常州(中国)2021年5月21日PR Newswire =共同通信JBN】China Petroleum & Chemical
Corporation (HKG: 0386、「Sinopec」)が江蘇省常州市に建設したJiazeガソリンスタンドは、分散型太陽光発電プロジェクト(「プロジェクト」)が最近正式稼働を開始したことで、中国で初めてカーボンニュートラルを達成したガソリンスタンドになった。
当局が総合的に審査したプロジェクトはガソリンスタンドの消費電力を賄い、炭素の排出量は削減量で相殺でき、業界で大きな成果を達成するランドマーク施設になった。
Jiazeガソリンスタンド・プロジェクトは「自家発電を自家使用し、余剰電力を送電網に送る」方式を採用し、国内発電網とスイッチを切り替える必要がなくなった。石炭発電の代わりに太陽光発電を利用し、ガソリンスタンドの電力需要に対応しつつ、余剰電力を外部に供給している。
プロジェクトの年間発電量は推定12万7000-14万7000キロワット時(kWh)で、これにより二酸化炭素を91.2-105.6トン減らせる。2020年にガソリンスタンドの消費電力は9万9000kWhだった。太陽光発電所の理論的耐用年数を25年として計算し、従来の火力発電プロジェクトと比較すると、この期間を通して3800トンの二酸化炭素と116トンの二酸化硫黄、56トンの窒素酸化物が削減できる。
さらにJiazeガソリンスタンドは、カーボンニュートラルなスタンドの建設と発展を推進するために、オイル蒸気の回収や下水回収処理を含むさまざまな炭素排出措置を実施している。
中国が2030年までに炭素排出量をピークにし、2060年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げる中、Sinopecは実質排出ゼロの達成に向かってまい進し、世界最高のクリーンエネルギー化学会社の建設を中心に据え、エネルギー転換と産業高度化を加速して、太陽光発電所を積極的に建設している。現時点でSinopecは、海南省や広東省、広西チワン族自治区、雲南省などで160カ所の太陽光発電所を構築している。
今後5年間でSinopecは7000カ所で太陽光発電所を展開し、Sinopec Jiangsu Oilfield
Companyは900のカーボンニュートラル・ガソリンスタンドを建てる計画だ。Sinopecはカーボンニュートラルなガソリンスタンドの促進やカーボンニュートラルな森林の育成といった特別モデルによって、「グリーンとクリーン」を看板にすることを目指している。
Sinopecは将来を見据え、「石油とガス、水素、電力、非石油サービス」の総合エネルギーサービスプロバイダーの創出を加速する。クリーンな化石エネルギーや大規模非化石エネルギー、低炭素製造工程を促進し、2030年までの炭素排出量ピークと2050年までのカーボンニュートラル達成に努め、責任ある企業としてグローバルな気候変動に対応する斬新な貢献をしていく。
▽Sinopecについて
Sinopec Corp.は中国最大の総合エネルギー・化学企業の1つである。同社の主要事業には、石油・天然ガスの探査・生産、パイプライン輸送および販売、石油製品や石油化学製品、石炭化学製品、合成繊維、肥料、その他の化学製品の販売、貯蔵および輸送、石油、天然ガス、石油製品、石油化学・化学製品、その他の商品・技術の輸出入代理業を含む輸出と輸入、技術・情報の研究、開発、応用がある。
Sinopecは「Fueling Beautiful Life(美しい生活を推進する)」を企業ミッションに定め、「人間、責任、品位、精密さ、イノベーション、ウインウイン」を企業の中核価値に置き、価値志向、イノベーション主導開発、総合資源配分、開かれた協力、グリーン・低炭素成長の戦略を追求し、世界をリードするエネルギー・化学企業の構築という企業ビジョンの達成を目指している。
Sinopec(http://www.sinopecgroup.com/group/en/ )を参照。