【北京2021年5月4日PR Newswire=共同通信JBN】1988年10月、中国本土で最初の高速道路であるShanghai-Jiading Expressway(滬嘉(上海-嘉定)高速道路)が正式に開通した。このマイルストーンによって中国の幹線道路網の開発は急速に進んだ。現在、中国の幹線道路の総延長は16万キロメートル超に達し、世界第1位である。
CGTNが探訪するロードトリップに加わり、中国で最も有名な高速道路を知ろう
▽中国本土初-上海-嘉定(滬嘉)高速道路
Shanghai-Jiading Expressway(上海-嘉定(滬嘉)高速道路)の高速区間は上海中心地区の南から始まり、嘉定区まで総延長15.9キロである。この高速道路の建設は、都市部と嘉定の間のHuyi Highway(滬宜公路)の貨客通行量の56%を占める。それは、中国の他の都市の幹線道路建設に良い見本を提供する。
▽最多の通行量-京港澳高速道路
Beijing-Hong Kong-Macao Expressway(京港澳高速道路)は、中国の首都から香港およびマカオ特別行政区へ延び、総延長は2285キロを超える。
「Golden Channel」と呼ばれるこの道路は、中国の南北交通で通行量が最多の幹線で、中国で最も経済発展を遂げた地区の幾つかを結んでいる。
▽最長-連雲港-コルガス高速道路
Lianyungang-Khorgos Expressway(連雲港-コルガス高速道路)は2014年12月31日に開通し、総延長4395キロで江蘇省の東部沿岸から新疆ウイグル自治区の西部国境まで伸びている。「中国最長の高速道路」というタイトルを誇り、「一帯一路」沿いの重要な交通の幹線である。
この幹線道路により、連雲港を出発する貨物トラックは現在、平原、山岳地帯、高原、砂漠を横切り、10日間で欧州に到着する。海路であれば、同じ出発点から同じ目的地に至る旅は45日かかるだろう。
連雲港-コルガス高速道路には文化的な宝が豊富である。沿線には兵馬俑、竜門石窟、少林寺など24の国家5A級観光名所があり、ロードトリップに適した選択である。
▽砂漠を通る最長の高速道路-北京-ウルムチ(京烏)高速道路
Beijing-Urumqi Expressway(北京-ウルムチ高速道路)は総延長が2540キロで、5つの省、直轄市、自治区を通っている。この道路は、中国北西部・新彊ウイグル自治区コルガスから北部港湾都市・天津への最速ルートを開放した。
北京-ウルムチ高速道路の内モンゴルの930キロの部分は砂漠地帯で、この高速道路は砂漠を通る世界最長の幹線道路である。
▽建設が最も困難-上海-重慶高速道路
Shanghai-Chongqing Expressway(上海-重慶高速道路)は1768キロで2010年に開通した。この道路は長江デルタ地域を通る中国初の高速道路である。
この区間は中国中部・湖北省を通り、平均標高は1100メートルである。複雑な地理的条件により、この高速道路の建設は困難を極めた。
上海-重慶高速道路は、中国南西部の重慶市から東部沿岸の上海への鍋料理食材の輸送時間を3日からわずか17時間に短縮した。
▽最も栄誉な受賞-Jing-Wu-Huang(Chang)Expressway
Jing-Wu-Huang(Chang)Expresswayの総延長は152キロである。このY字型の高速道路は江西省、安徽省、浙江省の中国東部3省を結んでいる。
この道路は長くはないものの、沿線は自然景観と文化的資産が豊富である。
エンジニアは、古代の村、河川、希少鳥類の生息地を避け、道路沿いの樹齢100年のクスノキ数百本は全く損なわれなかった。これにより、この道路は中国の土木工学における最高の賞であるZhan Tianyou Award(詹天祐賞)を受賞した。
ソース:CGTN
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写真説明:CGTN:驚異の道-中国の最も傑出した高速道路を知る