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CGTN:ボアオでの中国の声:多国間主義、開放、一帯一路

CGTN
2021-04-22 14:59 1640

【北京2021年4月22日PR Newswire=共同通信JBN】世界がコロナウイルスによる経済と健康危機にある中、中国は全てのアジア諸国、そしてそれ以外の国々にも、多国間主義を支持し、開放を受け入れ、そして一帯一路の協力を強化するよう呼び掛けた。

中国の習近平国家主席は20日午前、2021年ボアオ・アジアフォーラム(BFA)年次会議の開会式で、ビデオリンクによる基調演説のメッセージを伝えた。

習主席は、「A World in Change:Join Hands to Strengthen Global Governance and Advance Belt and Road Initiative Cooperation(変化する世界:世界のガバナンスを強化し、一帯一路構想の協力推進に力を合わせよう)」という今回の会議のテーマは、現下の状況において最も適切かつ関連性が深いと述べた。

▽覇権ではなく正義

習近平国家主席は、われわれは困難に満ちた時代を生きており、多国間主義を支持するよう求める声は強くなったと指摘した。

習近平中国国家主席は2021年4月20日、2021年ボアオ・アジアフォーラム(BFA)年次会議の開会式で、ビデオを通して基調演説を行った。(新華社)

「世界の将来は、全ての国が協力して取り組むことにより決定されるべきである。1つあるいは僅かな数の国が決めたルールを他の国々に強要したり、特定の国々が追求する一国主義が世界全体の足並みを定めることを許してはいけない」

「今日の世界で必要なのは正義であり、覇権ではない。大国はその地位にふさわしい行動をすべきであり、より大きな責任感を持つべきだ」と習主席は強調し、全ての国に国連中心の国際システムを守るよう求めた。

中国は国際情勢において、責任ある大国としての役割を実際に示している。中国は4月13日、国連の通常予算と国際刑事裁判所残余メカニズムに、2021年分の査定された拠出金を全額支払った。中国は過去30年にわたり、国連の25の平和維持任務に4万人以上の平和維持部隊を派遣した。

▽開放

習主席は「COVID後の経済回復では開放がカギとなる。われわれは貿易や投資の自由化と円滑化を促進し、地域の経済的統合を深め、開かれた世界経済を構築すべくサプライ、産業、データと人的資源の各チェーンを強化する必要がある」と指摘した。

2020年11月に地域的な包括的経済連携(RCEP)が調印されてから、アジアの経済統合は加速している。対外経済貿易大学のLin Guijun副学長によると、2019年のアジア経済における相互貿易への依存は約50%で、二国間貿易の量は増加を続けている。

習主席は、「壁を築く」こと、あるいは「分断する」行為は経済や市場原理の法則に逆行するもので、彼らは自分に利益をもたらすことなく他の利益を傷つけていると指摘した。

▽人の命が最も大切

習主席は「われわれは、人々と彼らの命を全てに優先するものとして位置付け、情報共有と集団的な努力を拡大し、公衆衛生と医療の協力を強化しなくてはならない」と述べた。

習主席は研究開発の国際協力、ワクチンの生産と配布を強化し、発展途上国が無理なく購入でき利用しやすくするよう要請、それによって世界の誰もが必要なワクチンに手が届き、接種できるようになると指摘した。

中国はこれまでに防疫物資を全世界160の国々と国際組織に提供し、緊急に必要とされているワクチンを100以上の国と国際組織に提供している。

▽全てに開かれた公共の道、一帯一路

習主席は、一帯一路構想は1つの関係者が所有する私的な道ではなく、全てに開かれた公共の道であると述べ、関心のある国の参加を歓迎すると付言した。

習主席は、健康に関する協力を促進する密接な提携構築を誓い、中国企業は一帯一路に参加する諸国でワクチンの共同生産を既に開始していると述べた。

習主席は、中国は環境に配慮した開発に向けて緊密な提携関係を構築し、一帯一路を貧困の緩和と成長への道として確立すると付言した。

先進国と開発途上国あわせて合計126カ国、そして29の国際組織が一帯一路構想に関する中国との協力文書に調印した。

中国商務省によると、昨年の一帯一路諸国との中国対外貿易は1%増の9兆3700億元(1兆4000億ドル)だった。

https://news.cgtn.com/news/2021-04-20/China-s-voices-at-Boao-Multilateralism-openness-and-BRI--ZBO4YRbHfW/index.html 

ソース:CGTN

ソース: CGTN
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