【北京2021年4月7日PR Newswire=共同通信JBN】SANY Heavy Industryが2020年年次報告書を発表した。昨年、SANYの売上高総額は151億4000万米ドルで、前年比31.29%増加した。総資産は192億5000万ドルに増え、上場企業株主に帰属する純資産は86億2000万ドルとなった。
▽コアコンピテンシーの継続的成長
報告書は、SANY掘削機の売上高が前年比35.85%増の57億2100万ドルとなり、10年連続で中国市場のトップだったことを明らかにした。2020年の掘削機の生産台数は9万台を超え、世界の全メーカーで最大となった。一方、SANYコンクリート機械は世界でトップブランドの地位を維持し、売上高は41億2400万ドル(前年比16.6%増)。中国のトップブランドであるSANY巻き上げ機は前年比38.84%増の29億5900万ドルの売上高を記録した。さらに、SANY杭打ち機の売上高は前年比41.9%増の10億4000万ドルと、中国のトップブランドの座を保った。道路機械については、SANY舗装機の売上高は30.59%増の4億3000万ドルと国内市場シェア首位を維持し、地ならし機とローラーの国内市場シェアは明確に向上した。
▽稼働能力の向上
株主に帰属する純利益は23億5000万ドルに達し、前年比36.25%の伸びを達成した。販売、管理、研究開発、財務などの期間費用は1.84%減少した。延滞債権比率は引き続き低下し、キャッシュフローは12.45%増の20億4000万ドルとなったため、同社はリスク管理能力の向上で具体的な措置を講じた。2020年の在庫回転率は4.17回/年と2019年より0.23多いが、売掛金回転率は2019年の120日から80日に減少した。
▽デジタル変革の進展
SANYの主力工場で視覚認識、工程シミュレーション、大型ロボット工学などの技術が広く適用され、生産性向上と人件費削減が実現した。規格化、デジタル化、自動化、インテリジェンスの水準は、主要な事業工程で大幅に改善された。統合オペレーティングソフトウエアが製造、サプライチェーン、調達、研究開発、マーケティング、販売など事業のすべてのリンクを相互接続するために導入された。掘削機、クレーン、トラックミキサー、ダンプトラック、道路機械など、10の新しい電動製品がラインから生み出された。自動運転技術、遠隔制御、インテリジェント操作、ビッグデータ分析、5Gが製品設計における新しい要素となった。
▽国際化の動き
パンデミックに見舞われた2020年には、建設機械の世界市場が27%縮小した。しかし、SANYのグローバル事業は、パンデミックの状況下で着実な成長を維持し、前年比3%増えて24億ドルを超えた。SANY掘削機の海外市場シェアは、特に北米、欧州、インド、東南アジアで見られるように、30%を超える大幅な伸びを示した。海外市場チャネル、海外サービス能力、世界的ディーラー網、海外サービスおよび部品供給システムの開発が進展した。
▽研究開発とイノベーションの目覚ましい成果
すべての製品ラインの技術革新を促進するため、インセンティブポリシーが導入された。2020年の研究開発投資は33.2%増の9億5400万ドルで、同社の年間総売上高の6.3%を占めた。研究開発の従業員数は5346人に達し、2019年に比べ69%増えた。SANYは2020年末までに、2020年に中国の他のどの単一企業よりも多い1万278件の特許を出願し、7613件を取得した。一部の代表的な新製品は次の通り:
*超大型掘削機SY870、SY980、SY1250
*新世代製品ラインのインテリジェント掘削機
*4000トンのクローラークレーンSCC40000A
SANYは前進を続け、「品質が世界を変える」というモットーに引き続きコミットしている。SANYは、ブランド、製品、マーケティング、サービスを通じて顧客にとっての価値を高める努力を惜しまず、競争の激しい国際市場での地位を守り続ける。すべてのSANYの幹部と従業員は、SANYを製造業における世界クラスのリーダーにするために最大限の努力を続ける。
ソース:SANY Group