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ファーウェイ:リファレンスアーキテクチャーとしてIntelligent Twinsを使い、インテリジェントな世界の頂点を追求

*ファーウェイが5つのインテリジェント・アップグレードシナリオにおける最新ソリューションと実例を紹介
Huawei
2021-03-26 17:48 1106

【深セン(中国)2021年3月26日PR Newswire=共同通信JBN】

ファーウェイ(Huawei、華為技術)はIndustrial Digital Transformation Conference 2021(2021年産業デジタルトランスフォーメーション会議)でIntelligent Twins(インテリジェントツイン)アーキテクチャーを強調し、高効率キャンパス、インテリジェントクラウド、グリーンパワー、ハイパーコンバージド・データセンター、タイムディレー・ディターミンドネットワーク(遅延確定性ネットワーク)の各ソリューションの重要5分野における最新ソリューションと実例のデモンストレーションを行った。これらの分野はインテリジェントワールド構築の基礎になり、政府や企業向けにインテリジェントなアップグレードを提供している。

 

ファーウェイは2020年に政府と企業のインテリジェントアップグレードに向けた業界初のリファレンスアーキテクチャーであるIntelligent Twinsを発表した。同社は顧客ならびにパートナーとの協業にあたってIntelligent Twinsを活用し、さまざまな要件を満たしながらシナリオに基づいたソリューションを提供している。このソリューションは現在までに600を超えるプロジェクトに採用されている。

ファーウェイの取締役会エグゼクティブディレクター、David Wang氏は基調講演で次のようにコメントした。「リファレンスアーキテクチャーとしてのIntelligent Twinsで、当社は高効率キャンパス、インテリジェントクラウド、グリーンパワー、ハイパーコンバージド・データセンター、タイムディレー・ディターミンドネットワークに関するシナリオベースのソリューションを顧客に提供している。この5つのソリューションの主要機能を表すそれぞれの文字を使うとHEIGHT(頂点)という言葉にできる。ファーウェイはこのコンセプトに基づいて全世界の企業に最高の製品とソリューションを提供し、インテリジェントなソリューションを実装し、インテリジェント世界の新たなHEIGHTを共に追求する」

1. インテリジェントクラウド:インテリジェントハブはIntelligent Twinsの「頭脳」、そして意思決定システムであることを意味し、クラウドインフラストラクチャーはインテリジェントハブの中核を構成する。

HUAWEI CLOUDは従来の企業支援システムに、そしてさらに重要なこととして主要サービスプロセスにAIを統合し、それと同時にMulti-Cloud Container Platform(MCP)、FusionInsight、ワンストップのAI開発プラットフォームであるModelArtsといったソリューションを通した政府と企業のインテリジェントアップグレードの中核として機能している。これによってアプリケーションのライフサイクルを通してAIを使い、開発と管理の両方がシンプルになって自動化され、パートナーと開発者がインテリジェントアプリケーションを迅速に開発することを支援している。

ファーウェイのクラウド・AI事業グループ担当副社長でファーウェイクラウド・AI事業グループのクラウド・AIマーケティング部門プレジデント、Jacqueline Shi氏は「デジタルエコノミーにおいて、クラウドはもはや単なるリソースのプロビジョニングではないと信じている。それはむしろアプリケーション中心のプラットフォームで、Intelligent Twinsリファレンスアーキテクチャーを使って企業が中核的な競争上の強さをインテリジェントに向上し、達成することに貢献するものである」と指摘した。

2. ハイパーコンバージド・データセンター:インテリジェントハブの基盤

オールフラッシュストレージとオールイーサネット(Ethernet)ネットワークを用いるハイパーコンバージド・データセンターには、効率的なストレージと大量データのロスレスな伝送を達成することが要求されている。ファーウェイのハイパーコンバージド・データセンターソリューションはOceanStor、CloudFabric 3.0、DC OptiX 2.0を備えている。

ファーウェイのデータコミュニケーション製品ライン担当プレジデント、Kevin Hu氏は「21世紀においてデータは貴重である。もしデータの価値を完全に掘り当てることができれば、将来の競争で一層のイニシアチブを握れる。ファーウェイはハイパーコンバージド・データセンターネットワークのソリューション開発を継続する。ストレージとネットワークの深いコラボレーションは、顧客が強力なインテリジェントハブを構築することの助けとなり、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援することに貢献する」と述べた。

ファーウェイのIT製品ライン担当プレジデント、Peter Zhou博士は「Huawei OceanStor Doradoは完全に相互接続されたアーキテクチャーである。このアーキテクチャーにより、8つのコントローラーのうちの7つがダウンしたときでさえシステムは稼働を維持できる。アクティブ/アクティブな災害復旧ソリューションと共に使用することで、ミッションクリティカルな生産データの99.99999%の信頼性を達成する。さらに、OceanStor Doradoオールフラッシュストレージは省エネのオールフラッシュデータセンター構築に役立つ。HPC/HPDAとビッグデータの膨大な量の未構成データが持つ無限の可能性を解き放つ上で、Huawei OceanStor Pacific次世代データレークストレージは最大で4096のノード、60%の高い性能密度、業界レベルよりも2.6倍高い容量密度といった桁外れの容量拡張をもたらすと共に、ハイブリッドワークロードとマルチプロトコルのインターワーキング能力を提供する」と述べた。

ファーウェイはコアコンポーネントとしてCloudEngineとiMaster NCEを装備したCloudFabric 3.0ハイパーコンバージド・データセンターネットワークソリューションも発表した。このソリューションは、業界で初めてレベル3自動運転ネットワーク機能を達成している。エンドツーエンドなインテリジェント展開とオペレーションを提供し、OPEXを30%削減することが可能。このソリューションはパケットロスのないオールイーサネットコンピューティングとストレージのネットワークを構築でき、100%のコンピューティング性能最適化に寄与する。

Huawei DC OptiX 2.0ソリューションはDC向けに超広帯域でシンプルかつインテリジェントなオールオプティカル相互接続を実現する。このソリューションは、フィリピンのISP顧客であるConvergeで順調に展開されている。ConvergeのRonald Brusola最高技術責任者(CTO)は「われわれはファーウェイと協力し、DCI分野における同社のリーダーシップを学んだ。Huawei DC OptiX 2.0ソリューションを使うことで、フィリピン市場に真に相応しいサービスを提供してConvergeがIDC分野でさらに繁栄する自信と確信を持てた」と述べた。

3. インテリジェントなコネクティビティーはIntelligent Twinsの主体であり、インテリジェントハブとインテリジェントインタラクションを接続する

コネクティビティーシナリオへの多岐にわたる要求に対応するため、ファーウェイはオプティカルファイバーとIP技術のプラットフォームに向けて極めて多くのイノベーションを開発し、遅延確定性ネットワークを構築している。

ファーウェイの伝送・アクセスネットワーク製品ライン担当プレジデントのRichard Jin氏によると、世界はデータが爆発的に増大する時代の中にあるが、データが流れるだけでは価値を創出できない。確定的体験と一体になったインテリジェントコネクティビティーはデータフローに広帯域と低レイテンシーの情報ハイウエーを提供し、産業インテリジェンスの主動脈となる。

Liquid OTNテクノロジーに基づいたオプティカルスライシングはSDH後の確定性ネットワークにおける大きな飛躍的進歩である。Liquid OTNはSDHハードパイプの物理的隔離の優位性を継承し、プロトコルの簡略化とアーキテクチャーコンバージェンスの2つのイノベーションを実行する。Liquid OTNはレイテンシーを30%削減する。

さらに、スライスサイズを2 Mbit/sから100 Gbit/sまで、必要に応じてリアルタイムで調整できる。このソリューションは産業デジタルトランスフォーメーションのサービス体験ならびに長期的な発展要件を保証し、電力網や輸送といった産業のSDHネットワークをアップグレードするにあたって最適な選択肢になっている。

インテリジェントIPの分野で、ファーウェイはSRv6をベースにして技術革新を達成し、CloudWAN 3.0インテリジェントクラウドネットワーク・ソリューションを発表した。中国農業銀行とファーウェイは革新的で優れたSRv6テクノロジーの使用で提携し、マルチクラウド接続で最高の効率性とパフォーマンスを達成した。

4. 高効率キャンパス:インテリジェントワールドの基本ユニット

坂田(バンティエン)にあるファーウェイの本社キャンパスはクラウド、インテリジェンス、完全無線アクセス、オールオプティカル・ベアラーを備えている。従業員はWi-Fi 6を使って働き、いつでもどこでもコネクトされている。WeLinkを使ってモバイルフォンでのプロジェクションやリアルタイムの翻訳もできる。ドローンによる4Kビデオのリアルタイム伝送は5Gサポートされ、スタッフは構内をリアルタイムで監視し、安全な環境を構築できる。

ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのマーケティング・エンタープライズネットワーク技術販売部門担当プレジデント、Bob Chen氏は、キャンパスはより多くのキャンパスシナリオが見られる将来のインテリジェント世界に必要なDNAを運ぶ「細胞」になると信じている。ファーウェイは同社の30年にわたる経験と技術的ノウハウを使い、より多くのキャンパスに向けてシナリオに応じたソリューションを今後も開発する。そうすることでファーウェイのソリューションはキャンパスのデジタルトランスフォーメーションを加速し、サービスのさらなるイノベーションを可能にし、境界、待ち時間、そして危険もないキャンパスを実現する可能性が広がる。

例えば、ファーウェイのオールオプティカル産業ネットワークソリューションは炭坑の防爆ノード数を40%削減し、0.5 mという効率的な故障発見能力を実現し、鉱山構内の安全な生産を達成している。

ファーウェイは今回の会議でCloudCampus 3.0クラウドキャンパスネットワークソリューションも発表した。

5. グリーンパワー:Intelligent Twinsを構築することでグリーンパワーを供給してエネルギーを節約し、排出量を削減する

ファーウェイのデジタル電力製品ライン担当プレジデント、Zhou Taoyuan氏は「何年にもわたり、Huawei Digital Powerはパワーエレクトロニクスとデジタル技術を一体化して多くの刺激的なイノベーションを成し遂げている。ワットを管理するのにビットを使うことで、当社はグリーンパワー発電と効率的な電力使用を達成し、インテリジェント世界をよりグリーンにしている」と述べた。

ファーウェイは中国・寧夏回族自治区宝豊の黄河東岸にあるビンフー(Binhe)新区で640 MWの太陽光発電所を建設している。同発電所は世界をリードするフラット単軸自動追尾技術を統合している。これにより、太陽光パネルはヒマワリのように光を追いかけ、これまでの太陽光発電所に比べて発電量が20%以上増加した。650平方キロの砂漠化した土地を制御する目的で、太陽光セルの下には400平方キロにわたって高品質な有機クコが植えられた。

ファーウェイは3月24日から26日まで、Industrial Digital Transformation Conference 2021をオンラインで開催し、ビジネス、テクノロジー、エコシステムの3つの展望からレジリエントで革新的なデジタル世界の力を探る。より詳しい情報は以下を参照のこと。

https://e.huawei.com/en/events/industry-digital-transformation/2021 

ソース:Huawei

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