【ニューヨーク2021年3月25日PR Newswire=共同通信JBN】グローバルに金融サービス業への投資を専門にする大手非公開投資企業のJ.C. Flowers & Co. LLC(J.C. Flowers)は25日、オーストラリアと日本で株式取引所を運営するChi-X Asia Pacific Holdings, Ltd.(Chi-X Asia Pacific)を、世界最大級の取引所持ち株会社であるCboe Global Markets, Inc.(Cboe)へ売却することでこのほど合意したと発表した。2021年第3四半期に完了する見込みのこの取引の条件は明らかにされていない。
香港に本社を置くChi-X Asia Pacificは、チャイエックス・ジャパン株式会社(Chi-X Japan Ltd.)(チャイエックス・ジャパン)とChi-X Australia Ltd.(Chi-X Australia)、Chi-X Global Technology Philippines(Chi-X Philippines)の持ち株会社。チャイエックス・ジャパンは東京が本社の私設取引システム(PTS)で、4カ所の代替株式取引所を運営する。Chi-X Australiaはシドニーにあるオーストラリアで2番目に大きい規制対象取引所として、株式取引や、エクイティーワラントと上場投資信託(ETF)、上場ミューチュアルファンドなどの上場と取引を提供する。Chi-X Philippinesはチャイエックス・ジャパンとChi-X Australiaを支援する技術サービス・開発プラットフォームである。
J.C. Flowersは2016年2月にChi-X Asia Pacificを買収して以来、技術プラットフォームを強化し、マニラとシドニー、東京のチームを増強してきた。同社は新しい商品とサービスの開発を推進し、市場参加者と顧客への結果と利益を大幅に高めている。Chi-X Asia PacificはJ.C. Flowersの保有下で、中核事業の連結総売上高が85%以上増大した。
J.C. Flowersのマネジングディレクター、Thierry Porte氏は「この投資の過程でJ.C. Flowersは、日本とオーストラリアという重要市場で株式関連取引の大きな市場地位を創出するため、資本と技術、人的資源を展開した。最先端の取引・投資ソリューションの提供で世界的に知られるCboeに、こうしたわれわれの努力が認められてうれしい。Chi-X Asia Pacificが成長を続け、市場と市場参加者に貢献すると確信している」と述べた。
この取引に関してSimpson Thacher & Bartlett LLPがJ.C. Flowersの法務顧問を務めた。
▽J.C. Flowersについて
J.C. Flowersはグローバルに金融サービス業への投資を専門にする大手非公開投資企業。1998年に設立された同社は、18カ国にあるポートフォリオ企業の58社に160億ドル以上を投資(共同投資を含む)している。投資対象の産業サブセクターは銀行、保険、再保険、証券会社、スペシャルティーファイナンス、サービス、資産運用など。運用資産は約60億ドル。J.C. Flowersはニューヨークとロンドンにオフィスを置く。詳しい情報はwww.jcfco.com を参照。
▽メディア問い合わせ先
Jennifer Hurson
Lambert & Co.
+1-845-507-0571
jhurson@lambert.com