【深セン(中国)2021年2月19日PR Newswire=共同通信JBN】MWC Shanghai 2021(モバイルワールドコングレス上海2021)のメディア、アナリスト向けオンライン・プレブリーフィングで、ファーウェイ(Huawei、華為技術)エグゼクティブディレクター兼キャリア事業グループ社長のRyan Ding氏が基調講演「5G Lighting up the Future(未来を照らす5G)」を行った。
Ding氏は「2020年は困難な年だった。この間、ファーウェイは顧客と緊密に協力した」と切り出した。ファーウェイは2020年、170カ国以上の300を超えるネットワークの安定運用をサポート、事業者がオンラインサービスを提供し、パンデミックが彼らの事業に与える影響を最小限に抑えるのを支援した。事業者はファーウェイと協力し、世界中で2200万の新たなワイヤレス・ホームブロードバンドユーザーを呼び込んだ。このおかげで、人々は簡単に遠隔医療サービスにアクセスしたり、在宅で仕事をしたりできるようになった。
5Gは予想以上のスピードで展開した。59カ国で140以上の商用5Gネットワークが展開されてきた。Ding氏によると、ファーウェイはこれらの50%超を構築した。エコシステムも成熟しつつある。中国で2020年に出荷されたスマートフォンの68%以上が5G電話だった。現在、200以上の5Gのモジュール、産業用デバイスが利用可能で、幅広い業界で5Gの採用を支えている。
ファーウェイは、事業者が最高のネットワークを構築するのを支援した。IHS、P3、OpenSignal、Meqyasなどサードパーティの2020年のレポートによると、ソウル、アムステルダム、マドリード、チューリヒ、香港、リヤドで最高の5Gネットワークは、全てファーウェイが構築したネットワークだった。Ding氏は、優れたネットワークエクスペリエンスはビジネスの成功の基盤であり、これら6都市は、当社と事業者との共同イノベーションの観点からすれば氷山の一角にすぎないと強調した。例えばLG U+(LG ユープラス)は、ファーウェイの64T64R AAUと優れたマルチアンテナ・アルゴリズムを導入することで、他の事業者より25%以上優れたスペクトル効率とネットワークエクスペリエンスを実現した。Sunriseは、Sub3GとCバンドの両方で作動するファーウェイのBlade AAUにより、用地取得期間を24カ月から6カ月に短縮、スイスで5回続けて優秀評価を受けた唯一の事業者になった。
5Gは、各業界の中核生産プロセスの一部になりつつある。将来を見据えるDing氏は、2021年の産業用5Gの大規模展開の見通しについて強気だった。
5Gの採用は、製造、ヘルスケア、教育、物流など20以上の業界で進められている。Ding氏は、5Gの採用で生産がより安全、インテリジェント、効率的になった炭鉱、製鋼、製造など、産業用5Gの採用が既にその価値を証明している中国の例を挙げた。Ding氏は「5Gはもはや早期採用者向けのものではなく、われわれの日常生活を改善してくれている。2021年は、産業用5Gが大規模に採用される最初の年になる。事業者は、「0から1へ」を達成し、成功を1から多数へと繰りかえすために、ネットワークの計画、展開、保守、最適化、運用で新たな機能が必要になるだろう。ファーウェイは来たるMWC Shanghaiで、オンラインおよびオフラインで業界関係者とこうしたトピックに関する展示会や突っ込んだ議論を行う。われわれは、当社の顧客が最高の5Gネットワークを構築し、より大きなビジネスの成功を達成できるようイノベーションを継続していく」と強調した。