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TCAIの医師が心拍障害患者向け潜在的救命デバイスの臨床試験に参加

Texas Cardiac Arrhythmia Institute at St. David’s Medical Center
2021-02-05 16:15 1719

【オースティン(米テキサス州)2021年2月5日PR Newswire=共同通信JBN】セントデービッド医療センター・テキサス不整脈研究所(Texas Cardiac Arrhythmia Institute (TCAI) at St. David's Medical Center)(Texas Cardiac Arrhythmia Institute (TCAI) at St. David's Medical Center )の医師たちは、最も一般的なタイプの心不整脈である心房細動(A Fib)の患者に対するアブレーション(焼灼(しょうしゃく))手術をより安全にするために設計された新たな食道保護デバイスを評価する臨床試験に世界で初めて参加した。医学博士、F.H.R.S.、F.A.C.C.、F.E.S.C.、心臓電気生理学者でTCAIのエグゼクティブ・メディカル・ディレクターであるAndrea Natale氏とTCAIの心臓電気生理学者であるAmin Al-Ahmad医学博士がこのほど、欧州における最初のヒト試験に参加した。

食道が心臓の左心房の後壁に近接していることから、アブレーション中に熱エネルギーが食道に入り、食道と心房の間に異常な癒着である心房食道(AE)瘻孔(ろうこう)を引き起こす可能性がある。これは、アブレーションによる最も深刻で生命を脅かす合併症の1つである。このデバイスは、アブレーション手術中に陰圧を使いながら、食道を引き離すための吸引力を使用することで機能する。

Natale博士は「アブレーション中の食道損傷はまれだが、食道の穿孔(せんこう)は敗血症につながる可能性があり、これはしばしば致命的である。この新しいデバイスにより、アブレーション中に食道をより適切に保護できるようになり、合併症のリスクがさらに軽減され、患者にできる限り最良の結果がもたらされる可能性がある」と語った。

TCAIの医師たちは、この食道保護デバイスを欧州で約10人の患者にテストした。米食品医薬品局(FDA)の承認を得てTCAIの患者が利用できるようにする方針である。この技術は、2-3年後に米国で利用可能となる可能性がある。

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ソース: Texas Cardiac Arrhythmia Institute at St. David’s Medical Center