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NexteerとContinentalの合弁会社CNXMotionがBrake-to-Steer 技術を開発

Nexteer Automotive
2020-12-03 18:24 2030

【オーバーンヒルズ(米ミシガン州)2020年12月3日PR Newswire】

▽高度自動運転時のステアリング「セーフティーネット」を強化

*伝統的、高度自動運転・自律走行車(自動運転レベル1-5)のステアリング制御の追加的なレイヤーとして電子ブレーキング利用を先駆け

*高度の安全性達成のためのコスト効率の高いアプローチを提供

*親会社であるNexteer AutomotiveとContinentalによる技術基盤を活用

CNXMotionは、親会社のNexteer AutomotiveとContinentalによる技術基盤を活用したBrake-to-Steer(BtS)を発表した。これは、高度自動運転車と自律走行車向けの追加的な方向制御レイヤーによってドライバーの安全を守る技術である。

高度自動運転車への応用では、ステアリングシステムは、ステアリングのセーフティーネットが常に作動していることを確実にするための複数の保護レイヤーを特徴としている。さらにBtSは、車のハンドルを安全に切りながら同時に速度を制御するための電子式ブレーキシステムの採用で、さらなるレイヤーを追加している。ステアリングホイールが付いていない完全な自律走行車では、BtSは車が路肩に安全に停止できるまで指示された経路を運転していく。

CNXMotionのAlan Davisゼネラルマネジャーは「おそらく、高度自動運転と自律走行における最も重要な課題は、システム冗長性の構造安定力を確保してドライバーや同乗者、それに道路利用者の安全を守ることだ。CNXMotionのBrake-to-Steer 技術は広範囲の自動運転状態のための新たなステアリングのセーフティーネットを提供する」と説明した。

CNXMotionのBtS 技術は、自動車メーカーが車両の既存のブレーキとステアリングのシステムを活用することによって安全需要を達成するためのコスト効率の優れた手段である。

Continental North Americaの自律運転・安全性の戦略責任者であるHiren Desai氏は「より高レベルの車の自動化を進めていく際には、第2、第3の冗長性がリスクを最小限にとどめる操作を行う上で極めて重要になってくる。Brake-to-Steerといった領域をまたいだ機能は、ContinentalのMKCxブレーキバイワイヤなどの既存のハードウエアによって利用が可能であり、新たな高価格部品は必要ない」と述べた。

Nexteer AutomotiveのRobin Milavec上級副社長・取締役最高技術責任者(CTO)兼最高戦略責任者(CSO)は「ステアリングは伝統的に車両の横方向の制御を管理しているが、Brake-to-Steerは制動によって横方向の制御をもたらすことも可能にする。NexteerのHigh Availability Electric Power SteeringやSteer-by-Wireなどの高度ステアリングシステムと組み合わせることで、Brake-to-Steerは新たな冗長性のレイヤーをもたらし、セーフティーネットを一段と強化することになる」と述べた。

▽Brake-to-Steerの作動手順

BtS機能はMotion Control System(MCS)内にあり、車の経路計画(自動運転システム)と作動装置(ステアリング、ブレーキ、パワートレイン)の間の仲介役を果たし、最善の前方経路を決定する。

Performance Managerとの統合により、車の計画された経路はBtSを経由して車を操舵するシステムの能力と比較され、常に前方の最も安全なルートを決めていく。

BtSが作動する必要がある場合、BtSは以下の3つのうちの1つの方法で反応する:

1.最終的に第1もしくは第2の選択肢へと動くまで、計画された経路上を継続して進む。

2.車を路肩に寄せるために減速と制動といったリスクが最小限の操作を行う。

3.車線内で停止する。

この機能は当初、レベル4+の自律運転でのステアリング冗長性のために開発され、ドライバーが運転席にいる場合にもドライバーのステアリング情報から得られる意図に従い、より低いレベル(車線維持、障害物回避など)の複数のシナリオでドライバーを支援するために適用することができる。

▽CNXMOTIONについて

CNXMotionはContinentalとNexteer の合弁会社として2017年に設立され、高度アプリケーションのためのモーションコントロールソリューションを革新し、親会社のためのR&D(研究開発)活動を加速させている。CNXMotionはミシガン州グランドブランの最先端の施設に約30人を雇用している。

NexteerとContinentalがそれぞれこの合弁会社の株式の50%を保有している。CNXMotionは迅速な評価、設計、試作品製作などのR&D活動に専念している。この合弁会社は、高度のブレーキングとステアリングにおいてイノベーションとリーダーシップを取ってきたContinentalとNexteerの歴史を活用し、世界的な資源と専門知識を結合させて、急速に変化する移動領域の課題に向けた高度なモーションコントロールソリューションを提供している。

▽CONTINENTALについて

Continentalは人と物の持続可能で結合した移動のために先駆的な技術を開発している。この技術企業は1871年に設立され、車両や機械、交通、運送のために安全、効率的、インテリジェント、手ごろなソリューションを提供している。Continentalは2019年に445億ユーロの売り上げがあり、現在59の国と市場で23万3000人を雇用している。

▽NEXTEERについて

直感的モーションコントロールのグローバルリーダーNexteer Automotive(HK 1316)は、電動・油圧式パワーステアリングシステム、ステアリングコラム、ドライブラインシステム、先進運転支援システム(AUTOMATION)、自動運転技術を相手先ブランド名で受託製造(OEM)、納入する数十億ドル規模のグローバルなステアリング、ドライブライン企業である。同社は27の製造工場、3つのテクニカルセンター、13のカスタマーサービスセンターを、北米、南米、欧州、アジア、アフリカに戦略的に配置している。BMW、フィアット・クライスラー、フォード、GM、グループPSA、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、さらにインドや中国の自動車メーカーを含む世界のあらゆる主要地域の60以上の顧客に納品している。www.nexteer.com

▽報道関係向けポータル

https://www.nexteer.com/media-center

www.continental-press.com

BTS解説画像のダウンロードはhttps://nexteer.canto.com/b/KQ3FS をクリック。

ソース:Nexteer Automotive

ソース: Nexteer Automotive
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