【オーバーンヒルズ(米ミシガン州)2020年10月26日PR Newswire=共同通信JBN】
*大型トラックや軽商用車を油圧式から電動式に変える
*大型車両に安全性、快適性、燃費向上のメリットをもたらす
Nexteer Automotive(https://www.nexteer.com/news-releases/ )は、大型(HD)トラックや軽商用車(LCV)に安全性と快適性、さらに燃費の向上をもたらす高出力電動パワーステアリング(EPS)を発表した。
こうしたタイプの車両が電気的に操舵できるようになったことで、HDトラックやLCVの運転者は給油を節約し、車線維持アシスト、横風補正、トレーラーアシストなど先進機能のメリットを享受できる。
高出力EPSは、業界をリードするNexteerのラックアシストEPS(REPS)システムのステアリング性能を向上させる。高出力EPSシステムが操舵できる荷重は、一般的なREPSシステムの10-15キロニュートン(kN)に対し、最大24kNである。
Nexteer Automotiveの取締役副社長で最高技術責任者(CTO)、最高戦略責任者(CSO)でもあるRobin Milavec氏は「Nexteerの高出力EPSシステムにより、大型トラックなどの大型車両は、油圧システムではなく電気システムで操舵できるようになり、トラックブランドのステアリング感覚を忠実に守りつつ、EPSによる安全性、快適性、燃費の向上が可能になった。ステアリングのスペシャリストかつトラック向けステアリング技術のグローバルリーダーである当社は、決して現状に満足することはない。だからこそ当社は、EPS製品を絶えず改善し、OEM顧客や運転者にメリットをもたらす研究・開発活動を推進し続けている」と語った。
現在、HDトラックとLCV市場の多くが油圧パワーステアリング(HPS)システムを採用しているが、高出力EPSは、自動車OEMが競争の激しい市場でHDトラックやLCVを差別化し、消費者の注目と愛着を集めるチャンスを提供する。
高出力EPSは、大型電気自動車にも採用可能である。12ボルトの電気システムで最大24kNの荷重を操舵することは、ほんの数年前には達成不可能と考えられていたが、現在、高出力EPSにはそうした能力がある。
Nexteerはこれまでに、フルサイズの電動ピックアップトラック、電動LCV(配達用バン)、電動自律型レベル4人員運搬車(ハンドルなし)の3つの高出力EPS用電動アプリケーションの予約を受けた。
Nexteerは高出力EPSに加え、あらゆるサイズの車両を操舵できるEPSシステム製品をフルラインナップで提供している。Nexteerの他のEPSソリューションには、REPS、デュアルピニオンアシストEPS(DPEPS)、シングルピニオンアシストEPS(SPEPS)、コラムアシストEPS(CEPS)、および高可用EPSがある。
▽NEXTEERについて
直感的モーションコントロールのグローバルリーダーNexteer Automotive(HK 1316)は、電動および油圧式パワーステアリングシステム、ステアリングコラム、ドライブラインシステム、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転技術を相手先ブランド名で受託製造(OEM)し、納入している数十億ドル規模のグローバルなステアリング、ドライブライン企業である。同社は27の製造工場、4つのテクニカル、ソフトウエアセンター、13のカスタマーサービスセンターを、北米、南米、欧州、アジア、アフリカに戦略的に配置している。同社は、BMW、フィアット・クライスラー、フォード、GM、グループPSA、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、さらにインドや中国の自動車メーカーを含む世界のあらゆる主要地域の60以上の顧客に納品している。www.nexteer.com
Nexteer Media Centerへのリンク(https://www.nexteer.com/media-center/ )、および高出力EPSの画像(https://www.nexteer.com/wp-content/uploads/HO-EPS_lg-1.png?x50557 )