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Innatoss LaboratoriesがジェンスクリプトのcPass(TM)キットを使用したSARS-CoV-2の中和抗体の一般検査サービスを欧州で開始

GenScript
2020-09-26 04:54 3638

【ライデン(オランダ)、オス(オランダ)、ピスカタウェイ(米ニュージャージー州)2020年9月26日PR Newswire=共同通信JBN】

*cPassはウイルスを排除できる中和抗体を迅速に検出する初の市販製品

Innatoss Laboratories(https://www.innatoss.com/en/ )は15日、ジェンスクリプト(GenScript)のcPass(TM)SARS-CoV-2中和抗体検出キット(https://www.genscript.com/covid-19-detection-svnt.html )を使用した、欧州初の一般向けSARS-CoV-2中和抗体検査サービスを発表した。同キットは、ウイルス感染の除去に寄与するCOVID-19患者の血清に存在する特異抗体である中和抗体(NAb)の迅速な検出を可能にする世界初のキットである。Innatossは、欧州でこの種のサービスを一般に提供する初の医療ラボになる。

Innatossの最高経営責任者(CEO)、Anja Garritsen博士は「ジェンスクリプトとの提携は、公衆衛生に対する世界的脅威となっているCOVID-19パンデミックと戦うための高品質かつ革新的な製品の提供に向けた重要なステップだ。cPass(TM)は、ウイルスに特異的な中和抗体の存在を検出できる新たな検査方法を採用している。この検査は、個人とより幅広い集団の両方で潜在的免疫の持続期間を見極め、ワクチンの開発とモノクローナル抗体療法の開発を促進するのに役立つ。ワクチン接種が実施されれば、力価をモニタリングする重要な検査になるだろう」と語った。

Innatossは最近、COVID-19の第1波で深刻な影響を受けたオランダ南部の都市ケッセルで調査を実施、個人の中和抗体に対する結合抗体の持続期間を調べた。人々はまず、感染2-4カ月後に迅速検査で免疫グロブリンG(IgG)と免疫グロブリンM(IgM)のレベルを検査、その2-3カ月後に再検査を受けた。患者のサンプルはその後、ジェンスクリプトのcPass(TM)キットを使用して中和抗体の検査が行われた。症例の90%で、結合抗体レベルは時間とともに大幅に低下したが、機能的抗体(中和抗体)のレベルは試験を行った70%で安定していた。

シンガポールのデューク・シンガポール国立大学(NUS)医科大学院(デューク・NUS)の新型感染症プログラム・ディレクターでcPassの考案者でもあるLinfa Wang博士は「cPass(TM)検査は、バイオセーフティーレベル3のラボを必要とせずに、ウイルスラボのゴールドスタンダードである生SARS-CoV-2ウイルス中和試験と同等の信頼できる結果が出せる。この新たな検査は、人々の感染歴を教えてくれるだけでなく、将来的な予防に何らかの示唆を与えてくれるかもしれない」と語った。

ジェンスクリプトの輪番CEO、Patrick Liu博士は「この提携は重要な前進だ。潜在的免疫に対する貴重な洞察を提供し、世界中の諸機関が信頼性の高いCOVID-19検査法をより利用しやすくなるからだ」と語った。

▽ジェンスクリプト・バイオテック(GenScript Biotech Corporation)について

ジェンスクリプト・バイオテックは、独自の技術を基礎的ライフサイエンス研究から翻訳生物医学開発、産業用合成製品、細胞治療ソリューションまで、様々な分野に応用している、世界をリードするバイオテクノロジー企業である。バイオテクノロジーを通した人類と自然の健康増進を使命として、同社は生物試薬製造のためクラス最高の機能、能力を開発してきた。

▽Innatoss Laboratoriesについて

Innatossは、製品開発を個人やコミュニティー向けの最先端の診断性能と結び付けているオランダの研究集約型診断ラボである。血清学およびT細胞生物学の主要専門知識を有する同社は、感染症に対する免疫反応のあらゆる側面をカバーしている。Innatossは、Q熱やライム病などの複雑な免疫学的背景を持つ感染症に焦点を当てている。2020年の流行に直面し、「感染を早期にキャッチし、感染症に関連するヘルスケア問題を大幅に減らす」という使命の対象は、COVID-19にまで拡大された。

ロゴ - https://photos.prnasia.com/prnh/20200915/2917138-1LOGO?lang=0

ソース: GenScript