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CGTN:中国がポストCOVID時代のグローバルグリーン革命を呼びかけ

CGTN
2020-09-25 16:55 2043

【北京2020年9月25日PR Newswire=共同通信JBN】世界が長引くCOVID-19パンデミックのさなかで経済復興に取り組んでいる折、中国がグリーン革命に着手する国際努力を呼びかけ、2060年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素排出ゼロ)を達成すると表明した。

 

報道内容は以下参照。

https://news.cgtn.com/news/2020-09-22/Xi-Jinping-China-aims-to-achieve-carbon-neutrality-by-2060-TZX22EfJiE/index.html?utm_source=bluef&utm_medium=website&utm_campaign=greenrevolution 

中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は22日、第75回国連総会の一般討論ビデオ演説で「COVID-19は、人類がグリーン革命に着手し、開発と生活の緑化を加速する必要があることを再認識させた」と語った。

習主席は、全加盟国が気候変動に関する2015年パリ協定を尊重する「決断を下す」よう要請した。協定では約200カ国が温室効果ガス排出を管理し、今世紀の世界気温上昇を産業革命前の水準に比べてセ氏2度より十分下方に保持、セ氏1.5度に抑える努力を追求すると約束している。

習主席は、中国が「CO2排出のピークを2030年までとし、2060年以前にカーボンニュートラルを達成する」つもりであると述べた。

また「ポストCOVID時代の世界経済のグリーン復興」と全加盟国の持続可能な開発達成努力を呼びかけた。

習主席のメッセージは喝采を浴びた。オバマ米政権で気候変動問題担当特使を務め、2014年に気候変動に関する米中交渉にあたったTodd Stern氏は「中国が2060年までにカーボンニュートラルを達成するという習近平主席の本日の表明は、大きく重要なニュースである」とし「励みになる」1歩であると述べた。

習主席の表明は欧州連合(EU)からも歓迎された。欧州委員会のフランス・ティメンマンス(Frans Timmermans)副委員長(欧州グリーンディール政策総括)は「中国がCO2排出ピークの日程を設定し、2060年までにカーボンニュートラルにするという習主席の発表を歓迎する」と述べた。

▽中国は環境に配慮

最大の発展途上国、世界第2の経済大国として、中国は経済成長と環境保全の調整に懸命に努めている。

一方で、高品質開発を追求する努力の一環として経済構造と成長パターンを転換し、他方、2020年までの適度に繁栄した社会実現に向けて「3つの厳しい闘争」の中に主要リスク、貧困との闘いとともに、汚染との闘いを含めている。

習主席は常に環境保全とグリーン開発を重要視してきた。

習主席は15年前、浙江省党委員会書記として「澄んだ水と緑豊かな山々はかけがえのない資産」というコンセプトを提案したが、それは後に、全土のグリーン開発で有名なアイデアになった。

習主席は党中央委総書記、国家主席になった後、地方視察など多くの機会に生態系保護の重要性を繰り返し強調した。

かつてスモッグの頻繁な発生や広範囲にわたる水質汚染など深刻な環境問題に苦闘した中国は、グリーン開発で目覚ましい進歩を遂げ、世界的な目標に貢献している。

中国はエネルギー使用の伸びを抑え、化石燃料に対する依存を減らす努力によって、パリ協定の2030年までに自国が決定する貢献案(INDC)でCO2排出削減目標を超える軌道に乗っている。

GDP あたりの CO2 排出量は2005年に比べてほぼ半減し、2020年までに2005年水準の40-45%削減という設定目標を前倒しで達成した。また、2030年までの約束はGDP あたり CO2 排出量を同60-65%削減、CO2 排出のピークを2030年以前にするというものである。

2019年の米航空宇宙局(NASA)環境調査は、2000年から2017年までに世界でつくり出された新たな緑地の4分の1以上が中国によるもので、この分野で世界最大の貢献者であると結論付けた。

習主席は2015年、気候変動に対する世界的な闘いをサポートするため、各途上国がこの戦いに勝つことに役立てる200億元(約30億米ドル)のChina South-South Climate Cooperation Fund(中国気候変動南・南協力基金)を設置すると約束した。

中国は昨年、一帯一路のグリーン建設を通じて、国連持続可能な開発2030アジェンダの実行を手助けするInternational Coalition for Green Development on the Belt and Road(一帯一路グリーン開発国際連合)を立ち上げた。

習主席は22日「われわれは全加盟国が全てのために革新的で協調的、グリーンでオープンな開発を追求し、科学技術的な革命と産業転換の新ラウンドが提示する歴史的機会をつかみ、ポストCOVID時代の世界経済のグリーン復興を成し遂げ、結果として、持続可能開発を促進する強い力を生み出すよう呼びかける」と語った。

中国は有言実行。

Video - https://cdn5.prnasia.com/202009/cgtn/video.mp4

ソース: CGTN