【プロビデンス(米ロードアイランド州)2020年8月26日PR Newswire=共同通信JBN】ロードアイランドに本拠を置き、コンピューター・ワクチン学の分野でリーダーとして認められている企業EpiVax, Inc.(「EpiVax」)は26日、COVID-19ワクチン候補EPV-CoV-19を、ニューヨークが拠点で旧社名はEpiVax Oncologyだった企業EpiVax Therapeutics(「EVT」)にライセンス供与したと発表した。
EpiVaxの科学者は、有効性確認済みのコンピューター・ツールキット(iVAX)を利用してペプチドベースのエピトープ駆動型ワクチンEPV-CoV-19を設計した。これにより、レシピエントに免疫システム「防護服」を提供してCOVID-19疾患の重症化リスクの軽減を目指す、T細胞媒介性免疫反応を活性化する全ての循環SARS-CoV-2ゲノムを表す配列の選択が可能になった。
COVID-19ワクチンプログラムのライセンス供与を受けたEVTは、そのパイプラインとプラットフォームの適用を、臨床段階にある個々の患者に合わせたがんワクチンプログラムを超えて拡大しつつある。ベンチャーキャピタルが支援する同社は、EPV-CoV-19の資金調達と開発に理想的な環境を提供していく。同社は最近、パイプラインの拡大に備えて経営陣を再編し、新たなプログラムをサポートするために300万ドルを調達している。
治験許可申請(IND)前の食品医薬品局(FDA)の前向きな対応を受け、EVTは臨床試験段階に入っている。GMPペプチドの生産を開始し、並行してIND提出の準備を進めている。
EVTのMichael Princiotta最高科学責任者(CSO)は「EVTは、COVID-19ワクチンプログラムをパイプラインに迎え入れられたことを喜んでいる。われわれは、ワクチンプラットフォームと資金調達の経験を生かしてEPV-CoV-19を臨床試験に進めようとしている」と語った。
EpiVaxの最高経営責任者(CEO)兼CSOで共同創業者でもあるAnnie De Groot氏は「EpiVaxのチームは、前臨床研究段階で素晴らしい仕事をしてくれた。われわれは、EPV-CoV-19が第一線の医療従事者にとって安全かつ効果的なものになることを確信している。EVTと協力して、第1相試験以降の開発を加速させるのが楽しみだ」と語った。
▽EpiVaxについて
EpiVaxは、治療薬やワクチン向けのコンピューターによる免疫原性スクリーニング・ツールキットの使用を他に先駆けて行ってきた。これらのツールキット、ISPRIとiVAXは、世界中の著名企業で製品開発を進めるために使用されている。最新の査読済み発表論文は、https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fimmu.2020.00442/full を、EpiVaxのコンピューターによるワクチン設計およびタンパク質治療薬免疫原性評価ツールの最近の適用については、https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fimmu.2020.01301/full を参照。
▽EVTについて
2017年に設立されたEVTは、EpiVaxが22年以上にわたって開発した世界をリードする技術を採用し、体のT細胞を活性化して宿主の疾患を治癒あるいは予防することを目的としたワクチンを設計している。EVTのパイプラインには、COVID-19ワクチンや個々の患者に合わせた膀胱がんワクチンが含まれている。
▽報道関係問い合わせ先
Annie De Groot, MD CEO/CSO, EpiVax
T : 401-272-2123
E: AnnieD@epivax.com
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