【北京2020年8月24日PR Newswire=共同通信JBN】人道救助と災害救助は、中国軍にとってますます重要な国内での任務になっている。
今年はじめ、コロナウイルスとの戦争では衛生兵を目にすることができた。6月、中国南部の地域が雨季になると、軍が自然災害との戦いの最前線に投入されて市民を避難させ、土手を補強し、がれきを取り除いた。
中国水利部は7月、同国の洪水制御対応体制を2番目に高いレベル2の緊急対応に引き上げた。
人民解放軍と人民武装警察部隊はこの2カ月で、17の省レベル地域での洪水対応任務として120万人以上の兵士を派遣した。
こうした兵士たちは17万人超の人々の避難を助け、距離にして900キロ以上の土手を補強した。
中国の習近平国家主席は2017年8月1日、人民解放軍(PLA)創立90周年の式典におけるスピーチで「人民解放軍は常に人民の一部であるべきで、人民の利益のために働き、人民と密接に結び付き、良いとき、悪いときを人民と共有しなくてはならない」と述べた。
習主席は「人民軍は敵のいるところ、危険のあるところ全てに出動する」と述べた。
習主席は中国中部の安徽省における洪水対応作業の詳細な調査を続けながら、災害救助で軍が行った作業が「大いに進展している」と称えた。
中国共産党中央委員会総書記で中央軍事委員会主席でもある習主席は20日、軍部当局者に話しかけ、中国軍は(洪水に対する)特殊任務で、この危機的な時期に重要な担務を遂行したと述べた。
習主席は救助作戦の取り組みを継続すると共に、洪水後の復興でも支援を惜しまぬよう要請した。
習主席は「われわれは、人民の身体面、精神面の安全を守らなくてはならない」と述べた。
中国は地震、洪水、洪水が引き金となる地すべりといった自然災害にしばしば襲われる。
人道救助、災害救助といった非伝統的な軍の機能は習主席の指導の下で強化され、中国軍が人々から広範な支持を得ることに貢献している。
中国のTwitterのようなソーシャルメディア・プラットフォームの新浪微博(Sina Weibo)では、兵士はあふれ出るような善意と誇りを持って災害救助に取り組んでいる。複数の動画では、安徽省と江西省での洪水抑制任務を終えた兵士に食料を提供する現地の人々の様子が紹介され、広くシェアされた。
ソース:CGTN