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アデコグループの調査、ポスト・パンデミックの世界での職場大変革を予測

The Adecco Group
2020-07-01 18:44 3326

チューリヒ, 2020年7月1日 /PRNewswire/ --

*企業と労働者は柔軟性向上を求め、時間ベース契約に疑問を呈し、新しい共感できる指導者像が浮上

*労働者はコロナウイルスを受けて柔軟性向上を要求し、リモート/オフィスタイムの50/50の分割を普遍的理想として確認

*時間ベース契約に疑問が生じ、69%は契約が労働時間よりも成果に基づくべきだと回答

*デジタルスキルのブームはロックダウンの予期しない結果であり、ポスト・パンデミックに10人中6人(61%)が技術ノウハウの改善、3分の2(69%)が一層のデジタルスキル向上を希望

*リーダーは感情知能を高める自己改革が必要だが、その用意は不十分であり、パンデミックの間、従業員を総体的にサポートする準備ができているとする回答は半数以下

アデコグループ(Adecco Group)の最新調査によると、コロナウイルスのパンデミックは労働者とリーダーの姿勢と期待に極めて重要なシフトをもたらしており、双方とも働き方、働く場所、職場関係、将来のスキルの恒久的変化を求めている。

世界的な大手人材ソリューション企業のアデコグループは30日、パンデミックが職場規範の再設定に与えるとみられる短・長期的影響を分析した最新調査「Resetting Normal: Defining the New Era of Work(仕事の新時代を定義する日常の再設定)」の結果を公表した。調査は2020年5月にオーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、英国、米国のオフィスベースの回答者8000人(18-60歳)を対象に実施された。

アデコグループのアラン・ドゥアズ最高経営責任者(CEO)は「仕事の世界は、われわれがパンデミック襲来前に知っていた『日常』に戻ることは決してない。職場環境の急激で劇的な変化は、フレキシブルワーキング、高いEQ(感情指数)のリーダーシップ、リスキリングなどの新興トレンドを加速し、今や組織成功の基本にさえなってきた。多くの国がパンデミックの急性危機段階から抜け出し、雇用主は従来の職場慣行の「リセットボタンを押す」機会を得た。その多くは産業革命以来、ほとんど変わっていなかった。今回の調査は、従業員の姿勢がシフトし、職場の期待と定着した労働市場プロセスのギャップが露呈したことを示している。仕事の新時代に踏み込む今こそ、将来に向けて総体的に健全で生産的、包摂的な労働力を可能にするより良い規範を確立するための好機である」と語った。

▽調査の概要

調査の結果、仕事の世界は新しい「ハイブリッド」モデルの準備ができており、調査された労働者の4分の3(74%)は、オフィスベースとリモートワークのミックスが最善の方法であると回答した。勤務時間の半分(51%)をオフィスで過ごし、半分(49%)をリモートワークするという普遍的理想は、地理、世代、親の状態を超越している。また、Cスイート(経営幹部レベル)リーダーのほぼ10人中8人(77%)は、企業が柔軟性向上で利益を受けると答え、企業幹部はこれに同意している。

もう1つの厳しい発見は、時間ベース契約と週40時間労働の終焉の兆しである。労働者の3分の2以上(69%)は「結果重視の労働」、すなわち、一定時間数よりビジネスニーズ対応に基づく契約を支持した。Cスイート幹部のかなりの割合(74%)は、週労働時間の長さを再検討することに賛成している。

パンデミックはまた、新しいリーダーシップ能力を求めており、このような期待が現代リーダーの改革を加速する見通しである。今日の成功するマネジャーを定義する特徴として、感情知能の浮上がはっきりしてきたが、ソフトスキルギャップは歴然としている。質問を受けた者の4分の1以上(28%)は、パンデミックのせいで精神的な安定が損なわれたと答え、精神衛生をサポートする上司の能力が高いと答えたのは10人中わずか1人だった。

フレキシブルワーキングと同様、調査結果は大量スキルアップの普遍的欲望を示した。10人中6人は、ロックダウン中に自身のデジタルスキルが向上したと答え、3分の2以上(69%)はポスト・パンデミック時代のデジタルスキルアップ増大を求めている。従業員は、スタッフの遠隔管理(65%)、ソフトスキル(63%)、創造的思考(55%)など広範なスキル開発が重要としている。

調査は最後に、新しい仕事の世界で信頼を維持する重要性に光を当てた。企業は危機に際して従業員サポートに挑戦しており、その結果、企業内の信頼は高まった。事実、88%はパンデミックの課題適応について、雇用主が期待に応えたか、それを超えたと回答した。また、この信頼増大によって期待が高まっている。仕事の将来には集団的責任があるが、従業員の80%は、雇用主にはポストCOVIDの仕事の世界向上を保証し、規範を再設定する責任があるとみている。これに対し、73%は政府に責任があるとし、72%は個人の責任に賛成し、63%は労働組合の手にあるとみている。

詳しい情報:

*「Resetting Normal: Defining the New Era of Work」の報告全文のダウンロードはhttps://www.adeccogroup.com/reset-normal を参照。

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▽アデコグループ(Adecco Group)について

アデコグループは世界的な大手人材ソリューション企業である。誰にでも将来の雇用、日々350万を超えるキャリアを生み出せると考え、60カ国以上で人材を訓練、開発、採用し、組織が将来の雇用を受け入れられるようにしている。Fortune Global 500の企業として手本となり、経済を刺激してより良い社会を構築する共通価値を創造する。同社の包摂性、企業家精神、チームワークの文化は従業員3万5000人を力づけ、Great Place to Work(R)の「働きがいのあるグローバル企業」に連続ランクインしていることを誇りにしている。アデコグループAG(Adecco Group AG)はスイスのチューリヒに本社を構え(ISIN: CH0012138605)、スイス証券取引所に上場し(ADEN)、9ブランド(Adecco、Adia、Badenoch & Clark、General Assembly、Lee Hecht Harrison、Modis、Pontoon、Spring Professional、Vettery)でグローバル展開している。

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ソース: The Adecco Group