トリノ(イタリア), 2020年6月8日 /PRNewswire/ -- 予防医療に奉仕する設計と技術。工業デザインとモビリティーのベンチマークであるPininfarina(ピニンファリーナ)は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)後の時代に向けて統合的ですぐに使用できるソリューションの探求にコミットする中、ミラノを拠点とする「エンタープライズファクトリー」のe-Novia傘下にあってAIに特化するスタートアップBlimpと戦略的な提携を結んだ。
PininfarinaとBlimpは協力し、物理的およびデジタルな設計、技術、サービスを統合して人の流れを分析するソリューションを提供する。それにより、公共交通機関から空港や駅、オフィスから生産工場や店舗、大規模小売店にいたる屋内外のすべての状況において、Covid-19対策の拡散防止措置の適用の検証および監視が可能になる。
Pininfarinaはそのミラノの企業が開発したBeat-19ソリューションを自社の建築および工業デザインのプロポーザルに統合し、Blimpの技術を洗練させる。さらに、Pininfarina Experience Designチームは、公共の輸送車両や空間での経験と企業の社員およびエンドユーザー専用のインターフェースを明確にする。Blimpはハードウエア、センサー、プラットフォーム技術によって実現した自社のサービスを提供しつつ、Pininfarinaと協力していく。
Pininfarinaのシルビオ・アンゴリ最高経営責任者(CEO)は「Pininfarinaは、今日の健康状況とモビリティーセクターの将来の発展についてのBlimpのビジョンを共有している。新しい空間(建築、輸送、小売)を設計し、それらにデジタル測定システムを装備することより、『ニューノーマル』のニーズを完全に満たすソリューションをわれわれは一緒に提供できる」と語った。
Blimpの創設者であるアレックス・ブゼッティ氏は「当社のPininfarinaとの提携は、イタリアの設計と技術の並外れた融合である。持続可能でインテリジェントな都市環境の創造に向けた重要な一歩であり、AI技術によって実現されるマイクロサービスによって浸透し、健康と生活の質の向上に貢献する」と語った。
Beat-19は、プライバシーを完全に尊重しながら人の流れの監視が可能で、ウイルスの拡散を阻止するための対策が確実に適用されるソリューションである。Beat-19はリアルタイムで、公共空間で過密な人々の集団を検出し、音響信号によって分散するよう誘導するほか、建物の外やバス停の行列を監視し、体温やマスクの使用を測定し、特にソーシャルディスタンスなどのセキュリティー対策の適用を記録することができる。この技術はデータを検出するセンサーとクラウドプラットフォームで構成されているので、データは表示され、危険な状況の通知が管理できる。
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