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Sinopecが中国最大の石油化学港を開港

Sinopec
2020-05-11 14:22 2560

【湛江(中国)2020年5月11日PR Newswire=共同通信JBN】中国の大手エネルギー・石油化学企業Sinopec Corp (HKG: 0386)は中国最大の石油化学港を開港、中東からの超大型原油タンカー(VLCC)New Renownが無事に着岸、荷揚げした。タンカーは業界をリードする「front terminal, rear plant(前面ターミナル、後方プラント)」生産モデルの一部を成すSinopecチョンケ製油所港の30万トン級原油ターミナルに迎え入れられた。

Sinopecチョンケ製油所港の30万トン級原油ターミナルに着岸した中東からの超大型原油タンカー(VLCC)New Renown
Sinopecチョンケ製油所港の30万トン級原油ターミナルに着岸した中東からの超大型原油タンカー(VLCC)New Renown

Sinopecの製油プラントから1100メートルにある石油化学港は30万トン級原油バース、10万トン級石油バースと補助施設を含む8ターミナルを擁し、年間3400万トンの処理能力がある。現在まで10万トン級バースは年間561万トンの荷揚げ・荷下ろし能力がある国内最大の精製油ターミナルである。このターミナルはSinopecの中核国内市場向け精製油と化学製品への便利なアクセスであり、国際輸出の直接の機会も提供し、Sinopecの業界内での競争力を拡大する。

広東省湛江の東岸に位置するSinopecチョンケ製油所港はSinopec Corpが建設中のこの種で最大のプロジェクトである湛江製油・石油化学総合コンプレックスの一部で、広東省の第13次5カ年計画の重要要素である。プロジェクトの第1期総投資額は400億人民元を超え、付属補助施設に加え、年間の原油精製能力1000万トン、エチレンユニット80万トン以上が増加する。

完成すれば、製油所の生産額は600億人民元を超えると推定されている。生産増加は製油・化学産業の下流チェーンの発展を促進し、大湾区の経済発展に新たな弾みをつける。

プロジェクトの一環として現在、1万8000以上の施工業者が現場で働いており、30の主要生産施設のうち28が引き渡された。最終プロジェクトは7月末までに完成し、生産が始まる予定である。

▽Sinopecについて

Sinopec Corp.は中国最大の総合エネルギー・化学企業の1社である。同社の主要事業には、石油と天然ガスの探査と生産、パイプラインによる輸送、販売:石油製品、石油化学製品、石炭化学製品、合成繊維、肥料、その他の化学製品の販売、保管、輸送:石油、天然ガス、石油製品、石油化学・化学製品、その他の商品と技術の輸出入商社業務を含む輸入と輸出:技術と情報の研究、開発、応用が含まれる。

Sinopecは企業の使命として「美しい生活を推進する」ことを挙げ、企業の中心価値として「人間、責任、品位、精密さ、イノベーション、ウィンウィン」を標ぼうし、価値志向、イノベーション主導開発、統合資源配分、開かれた協力、グリーン・低炭素成長の戦略を追求し、世界の大手エネルギー・化学企業の構築という企業理念の達成に向けて努力している。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20200509/2799602-1?lang=0

 

ソース: Sinopec