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CGTN:コロナウイルスに奪われた医療専門家を追悼

CGTN
2020-04-08 10:44 1611

【北京2020年4月8日PR Newswire=共同通信JBN】未知で容赦のない新型コロナウイルスは、これまでに中国で数千もの人から愛する家族の命を奪った。別れることは永遠の別れを意味しない。CGTN(中国グローバルテレビジョンネットワーク)は、この感染症の発生以降、コロナウイルスで亡くなった人々の人生を詳細に掘り下げる。

 

Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=EoRj_StxMms

中国における、こうした医師や他の新型コロナウイルス犠牲者についての詳細な情報は、CGTNのインタラクティブな追悼ページ(https://www.cgtn.com/coronavirus-interactive-in-memoriam.html?utm_source=bluef&utm_medium=CgtnWebsiteCampaign&utm_campaign=memorial )を参照。

リュウ・ヤン氏は、遠くからだったとはいえ、それが父親と会う最後になるとは思いも寄らなかった。著名な神経科医だった父親の劉智明(リュウ・ジミン)氏は、新型コロナウイルスに感染し2月18日に死亡した。

劉氏は、Wuhan Wuchang Hospital(武漢市武昌病院)の院長で、この病院は1月21日、武漢市政府により新型コロナウイルス感染者および感染の疑いのある患者を治療する病院の1つに指定された。妻でWuhan Third Hospital(武漢市第3病院)のICU(集中治療室)看護師長であるツァイ・リーピン氏は「彼は私に電話し、着るものを用意するよう頼んできた。忙しすぎて家に帰れないと言った。その時、私は彼が息切れしていると感じた」と話した。

仕事中毒だった劉氏は、病院の一部を隔離病棟に転換する業務に3日連続のシフトで従事し、隔離病棟では1月23日に感染患者を受け入れ始めた。その日は武漢市で都市封鎖が開始された日であり、劉氏がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)と診断された日でもあった。

劉氏は翌日に入院して直ちに人工呼吸器が装着され、COVID-19の重篤な患者の治療に忙殺されていたツァイ氏とは電話でしか話ができなかった。Wuchang Hospital規律委員会の事務局長であるホン・イー氏によれば、劉氏は死亡するまでの数日間、気管挿管を拒否した。「彼は自分のチームが感染することを恐れていた」という。

劉氏が死亡した日、同氏の病院には431人のCOVID-19患者がいた。劉氏は新型コロナウイルスによって死亡したとされる最初の病院長である。

COVID-19との闘いの最前線にいるベテランの医療専門家のほかに、Wuhan's Union Jiangbei Hospitalの消化器専門医であるシア・スースー氏のような、キャリアを始めて間もない若手の医師らもいる。シア氏は2月下旬に感染が原因で死亡した。同僚によれば、シア氏は新型コロナウイルス感染症の症状が出ていた高齢の患者を担当していた1月に感染していた可能性がある。

その5日後、シア氏は38.9度の高熱を出し、胸部に圧迫感を覚えた。シア氏はその日のうちに入院した。数日後、症状が治まり、退院して最前線に戻れそうだと感じた時、容体が悪化した。夫でWuhan Pu'ai Hospitalの外科医であるウー・シレイ氏は2月7日未明に緊急救命室に駆け付けた。シア氏の心臓は停止していた。医師らはシア氏にECMO(人工心肺装置)を装着し気管挿管と蘇生を行い、その後集中治療専門病院に搬送した。しかし、シア氏は昏睡状態が続き、2月23日に死亡した。

帰宅したウー氏は、シア氏の死を受け入れることができなかった。「私たちは、回復したら一緒に最前線で闘おうと約束していた」。ウー氏は2歳の息子にどう説明していいか分からず、「(息子の)ジアバオは、母親は今も病院で働いていると信じている」と話した。

現在までに、中国では少なくとも46人の医療専門家が新型コロナウイルス感染症の流行に関連して死亡した。数十年の経験を持っていた人々があり、他者を救うという使命を始めたばかりだった人々もいた。医学部の同級生にコロナウイルスを警告する患者の診断報告書を12月に共有した眼科医の李文亮氏は34歳で死亡した。地域医療センターの医師だったソン・ユンフア氏は、患者のウイルス検査のため長時間勤務した後にバイクにはねられた。46歳だった。

これらの医師の多くは、この新たなウイルスの存在が判明しつつあった2019年末から1月にかけてコロナウイルスに接触していた可能性がある。医療専門家らは、それが明確なコロナウイルス株と特定される以前にCOVID-19に感染していた可能性のある患者と接しており、そのため低レベルの感染症を扱うのに適切とされる防護具を装着し、その手順に従っていた。彼らは、数カ月後に世界的なパンデミックに発展していく深刻かつ謎のウイルスに接触していたとは知る由もなかった。

これらの医師は暗黒の時期に、最高のプロ意識と同僚や患者への気遣いを保った。彼らの精神は、彼らの足跡をたどりたいと熱望する人々の中に宿っており、その1人であるリュウ・ヤン氏は現在、父親の劉智明氏が卒業した大学の医学部1年生である。

原文記事はこちら(https://news.cgtn.com/news/2020-04-04/Remembering-the-medical-professionals-we-ve-lost-to-coronavirus--PoLVQTLgs0/index.html?utm_source=bluef&utm_medium=CgtnWebsiteCampaign&utm_campaign=memorial  )をクリック。

CGTNがインタラクティブな追悼ページを開設
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ソース: CGTN