【北京2020年3月2日PR Newswire】CGTN(中国グローバルテレビジョンネットワーク)は最新のリポートで、現在進行中の新型コロナウイルスの流行と闘っている中国の取り組みを振り返り、オリジナルビデオを公開した。
健康危機が春節を間近に控えた中国を襲った。1100万の人口を抱える中国中部湖北省の省都武漢は新型コロナウイルスの震源地となった。
1月23日、中国当局はこの感染症を封じ込めるため、交通の要衝であり、ニューヨークの1.3倍の人口を抱える武漢を封鎖した。
感染者の急増により現地の医療制度は極めて大きな圧力にさらされた。前例のない救助活動と全国規模の流行病との闘いが始まった。
春節の前夜、湖北省外からの医療チーム第1陣が到着した。中国企業は1000床の病院を10日以内に建設するよう命じられた。2日後には1300床の2番目の施設の建設工事が始まった。
その後、ベテランの呼吸器疾患専門家である鍾南山氏を含む8人のトップクラスの中国人科学者が研究チームを率いて武漢におけるコロナウイルス対策と治療を指揮した。
武漢での感染確認が合わせて5000人を突破した2月初旬以降、武漢市当局は体育館や展示施設を症状が重くない感染者を収容する臨時病院に転用し始めた。
さらなる医療スタッフの応援部隊が、闘いが続く省都に続々と到着した。2月9日には、1日だけで6000人の医療従事者が武漢空港に到着した。
中国政府は19の省、直轄市、行政区に対し、湖北省の感染地域に医療班を派遣するよう要請した。
武漢での感染確認が2万人を超えたのを受け、中国空軍は輸送機を派遣して1400人の軍の医療班を搬送した。
この1カ月間で中国政府は4万1600人の医師らで構成される330の医療チームを湖北省に派遣した。
第一線ではこれまでに、3000人以上の医療従事者がコロナウイルスに感染し、20人以上が死亡した。
防護服やマスクなどの医療品の不足を補うため、通常は車や携帯電話を作っているメーカーも含め、様々な業界のメーカーが動員された。
2つの特別病院と13の臨時施設の開設により、他の検疫施設と並んで新たに数万床が増え、より多くの患者が収容された。
全国的な新たな感染者減少傾向と歩調を合わせて、武漢での新たな感染確認者は2月下旬までには減少し始めた。
中国のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)との闘いを通じて、中国の科学者と保健当局は外国や世界保健機関(WHO)と密接に協力し、自らの経験を国際社会と共有した。
WHOは疾病予防と対策への中国の貢献を称賛している。WHOのテドロス・アドハノン事務局長は「中国の流行病への取り組みが中国自身に大きな犠牲を強いたとはいえ、中国は世界のために時間を稼いでくれた」と述べた。
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ソース:CGTN