【ロンドン2020年2月24日PR Newswire=共同通信JBN】ロンドンでのファーウェイ(Huawei、華為技術)の製品・ソリューションの発表会で、ファーウェイのCarrier BG Marketing and Solution Sales部門のプレジデントであるペン・ソン氏が基調講演を行った。この基調講演で、同氏は、オペレーターが商用5Gの成功を実現するのを支援するための最先端の5Gネットワークのリリースを発表した。
中国のことわざにあるように「金持ちになるには、まず道を造らなければならない」。同様に、オペレーターの商用5Gの成功は、シンプル化されスマートで環境に優しく、超高帯域幅およびエンドツーエンドのAIをサポートする最先端の5Gネットワークの上に築かれなければならない。
5G E2E Solutionをリリースするペン・ソン氏
同イベントでリリースされた最先端の5Gネットワークは、見せるためだけではない。これには、シンプル化された無線アクセスネットワーク(RAN)、スマートIPネットワーク、超高帯域幅転送ネットワーク、グリーンコネクション、AI対応・エンドツーエンドの5Gサービスのような一連の製品ソリューションが含まれている。
- シンプル化されたRANは5G展開を加速:シンプル化されたRANは、3つの製品ソリューション、すなわち業界最軽量の第3世代のMassive MIMOアンテナ、業界最高の集積レベルのBlade AAU、400 MHz超広帯域AAUを備えている。これらのソリューションは、オペレーターが5Gを迅速に展開するのを支援するため、設置、サイト取得、散在する周波数帯の問題に対処する。64T64Rをサポートする第3世代のMassive MIMOアンテナは、軽量で設置が容易である。Blade AAUは、全てのsub-6 GHz周波数帯域の下で能動的・受動的統合をサポートし、サイト取得に必要な時間を大幅に短縮する。400 MHz超広帯域AAUは業界の他社よりも1世代ほど前に進んでいる。
- スマートIPネットワークはコミッタブルSLAのサポートで業界をリード:このソリューションを通じ、ベストエフォート型IPネットワークはSLA-コミッタブルIPネットワークに変換できる。FlexEベースのフレキシブル・ネットワークスライシングにより、スマートIPネットワークは業界最高の1 Gbit/sのスライシング精度を誇っている。これは業界平均の5倍である。Network Cloud Engine(NCE)と連動し、SRv6を使用するスマートIPネットワークは、業界で初めてコミッタブルレイテンシーをサポートする。このソリューションはIn-situ Flow Information Telemetry(iFIT)も使用しており、障害は数分で見つけることができ、ネットワークは高度に利用可能であるということを意味する。
- 業界初の800Gモジュールの超高帯域幅転送ネットワーク:このソリューションは、単一光ファイバーで業界平均より40%高い48 Tbit/sの送信能力を提供する。これは、転送ネットワークが今後10年間、円滑に展開できることを保証する。
- グリーンコネクションは5Gサイトの消費電力を低減:5G AAUはファーウェイの独自の高集積チップを使用しており、消費電力を15%以上低減する。AI対応のPowerStarソリューションもマルチスタンダード・マルチ周波数帯域の調整をサポートしており、ネットワーク全体の消費電力をさらに15%-20%低減する。
- AI対応・エンドツーエンドの5G配信はデジタル・インテリジェント時代への道を開放:AIは5Gの完全なライフサイクル管理に適用されている。これは、ネットワーク計画がより良いユーザー体験のためにさらに厳格になり、ネットワーク構築がより高い品質のためにさらに機動的になり、ユーザーに売り出されるサービスがさらに的を絞られ、ユーザー体験の問題がさらに迅速に取り上げられるということを保証する。
ペン・ソン氏は「われわれが本日リリースした最先端の5Gネットワークは、氷山の一角にすぎない。われわれは、業界をリードする製品とソリューションを開発し、オペレーターが商用5Gの成功を実現するのを支援するため、基礎理論や材料、アルゴリズムのような領域に一貫して投資している」と語っている。
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