【バルセロナ(スペイン)2019年11月22日PR Newswire=共同通信JBN】第9回Smart City Expo World Congress(スマートシティーエキスポ世界会議、SCEWC)でファーウェイ(Huawei、華為技術)の主要顧客のうちの2つが権威あるデジタル変革賞を受賞した。中国江西省鷹潭市政府がglobal and China Digital Transformation Award(グローバルおよび中国デジタル変革賞)を、中国深セン市竜崗区がChina Digital Government Innovation Award(中国デジタル政府イノベーション賞)をそれぞれ受賞した。さらにファーウェイの5つの顧客がインテリジェントシティー賞のファイナリストに残った。中国安徽省の省都、合肥はChina Digital Transformation Awardのファイナリスト、中国蘇州の張家港市はChina Refined City Governance Award(中国洗練都市ガバナンス賞)のファイナリストだった。フィリピンのマカティ市、南アフリカ国家情報技術庁(SITA)およびDHL Digital Supply Chainはglobal Innovative Idea Award(グローバル革新的アイディア賞)のファイナリストだった。ファーウェイの顧客は過去数年間、SCEWCで賞を獲得してきたが、今年はファーウェイの顧客は、これまでより多くがファイナリストに残り、より多くのカテゴリーで賞を獲得した。これは、インテリジェントシティー分野での顧客のイノベーションを支援し、他の地域との経験を蓄積、共有するというファーウェイの取り組みに対する業界の認識を反映している。
ファーウェイは都市のデジタル変革における幅広い経験に基づき、顧客による都市のデジタルプラットフォーム構築をサポートしている。このプラットフォームは、新しいICTと統合されたデータを一本化することにより、都市のデジタル資産を最適化し、新しい技術の運用を簡素化し、都市アプリケーションのイノベーションと価値を実現する。ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループ(Huawei Enterprise Business Group)インテリジェントシティー・ソリューション部のケン・カン部長は「都市が必要とする真の『インテリジェンス』は、テクノロジーだけで提供することはできない。それはまた、ビジネスモデルの発展によっても推進される。鷹潭市などの顧客が、インテリジェントシティーへの移行における彼らの取り組みと成果に対する業界の認識を示すこれらの権威ある賞を受賞したことを祝いたい。ファーウェイとパートナーはオープンな協力により、堅固なエコシステムを構築し、顧客がカスタマイズされたデジタルプラットフォームを実装し続けることをサポートする」と語った。
IoTをベースとする鷹潭市が5G+IoTカバレッジでDigital Transformation Awardを受賞
鷹潭市は中国の通信分野の国家パイロット都市として「IoT-based, Intelligent Yingtan(IoTをベースとするインテリジェントな鷹潭)」を構想している。鷹潭市政府は、ファーウェイとの協力により「One Center、Four Platforms(1つのセンター、4つのプラットフォーム)」モデルを中心に同市の統合サービスを構築した。鷹潭市は、視覚化され効率的でインテリジェントな高精度の都市情報モデルプラットフォーム、およびオールドメインの5G + IoTカバレッジであるIoT「頭脳」を展開してきた。これにより、同市はデジタルツインを構築し、IoT産業をコアとするデジタル経済を発展させることができた。過去2年間で、IoT経由で接続されたデバイスの数は同市の人口を超え、214のIoT企業が設立され、鷹潭の産業、経済、社会の変革と急速な発展をサポートしている。
鷹潭市は現在、5Gサービスを正式に開始している。インテリジェント水道、インテリジェント交通、インテリジェント街灯、インテリジェント駐車場など43種類のIoTアプリケーションが住民の生活を向上させつつある。現在、ローカルモバイルIoTネットワークは、密度と品質カバレッジで全国をリードしている。中国初のスマート水道メーター・グローバルアプリケーション都市として、その設置率は95%に達し、漏水率は12%に低下し、年間の節水量は240万トンだった。スマート輸送の開発により、市内の運行車両の89%が車載端末を装備し、1日当たりのアラーム件数は1万5000件から約280件に減った。
深セン市竜崗区がインテリジェントな「頭脳」を備えた世界初のインテリジェントシティーとしてDigital Government Innovation Award (China)を受賞
深セン市竜崗区は2013年にインテリジェントシティー開発を開始し「頭脳」すなわちインテリジェントオペレーションセンターを備えた世界初の都市の構築を目指している。竜崗区政府は現在、政府・企業間協力を可能にし、インフラストラクチャー構築を重視し、データ駆動型であり、政府業務を円滑化し、人々に利益をもたらす開発モデルを採用している。その結果、竜崗区は3つの全国初の成果を達成した。地区全体の情報システムにアクセスできる初のインテリジェントセンター、1つの地図を使用した初の都市アプリケーションの管理、管理者が区全体を監視し、外出中にワンクリックで区内の500万人全員に効率的にサービスを提供することを可能にする初のモバイルアプリの使用である。
Innovative Idea Awardファイナリスト:DHL Digital Supply Chain-インテリジェント物流・倉庫保管ソリューション
ファーウェイとDHL Digital Supply Chainは産業用IoTに基づくインテリジェント物流・倉庫保管ソリューションを開発した。このソリューションはRFIDとクラウドインフラストラクチャーを使用し、インテリジェントシティー・サプライチェーンの効率性と自動化を向上させる。リアルタイム管理を可能にし、最大100メートルのカバー距離でラベル読み取りの成功率を100%にする。原材料管理の透明性と原材料取り扱いの効率が大幅に改善された。
Innovative Idea Awardファイナリスト:マカティ-強化された都市の緊急対応機能
フィリピンのマカティ市はフィリピンのマニラ首都圏を構成する16都市の1つである。マカティはファーウェイと協力して都市インテリジェンス・ソリューションを展開し、都市のデジタルインフラストラクチャーの相互接続を通じて都市の緊急対応能力を向上させ、市民が迅速に犯罪を報告し、市の指令センターに支援を要請できるようにした。住民はワンクリックで、IoTデバイスを介して指令センターに直接接続できるようになった。一方、マカティのインテリジェント指令センターは、リアルタイムの情報コマンドと、市のガバナンスを改善する統合型ディスパッチを実装した。
Innovative Idea Awardファイナリスト:南アフリカSITA-クラウドプラットフォームを備えたより機動的なデジタル政府
南アフリカ政府は近年、断片化したデータによる市民サービスのコスト上昇や管理の非効率性などの課題に直面してきた。SITAは、ファーウェイが提供するクラウドプラットフォームを通じ、各部門の情報サイロを合理化し、情報とデータの効果的なコラボレーションを可能にし、大幅な低コストでの公共サービスの提供・運用を加速してきた。これは、SITAがより機動的で応答性に優れた柔軟なデジタル政府を構築し、公共サービスの品質を大幅に向上させることをサポートした。
ファーウェイのインテリジェントシティー・ソリューションは、40を超える国・地域の200以上の都市で5億人以上の人々にサービスを提供している。11月19日から21日までバルセロナで開催の第9回Smart City Expo World Congress(SCEWC)で、ファーウェイは「Building a Fully Connected, Intelligent City(完全にコネクテッドなインテリジェントシティー)」のテーマの下で自社のソリューションと製品を展示している。ファーウェイのブースはHall 2, Gran ViaのC321にある。ファーウェイのインテリジェントシティー・ソリューションと成功事例に関する詳細な情報はhttps://e.huawei.com/topic/smartcity2019/en/index.html?source=corp_comm を参照。
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20191121/2650463-1?lang=0
ソース:Huawei