【ドバイ(アラブ首長国連邦)2019年10月25日PR Newswire】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本社を置く国際的なエンドツーエンドの太陽光プロバイダーであるPhanes Groupはこのほど、UAEで初の中電圧(MV)屋上接続太陽光プロジェクトを供給するためにファーウェイ(Huawei、華為技術)と提携した。この25.8メガワット分散型屋上プロジェクトは、世界で2番目に大きい港湾オペレーターであるDP World向けに開発された。現在、UAEで最大の分散型開発であり、倉庫、カーポート、商業ビルなどのさまざまなプロジェクトタイプで構成されるのが特徴だ。
開発には、8万8000枚以上の太陽光パネル、ファーウェイのSmart String InvertersのSUN2000-(8-40)KTL全シリーズ、25の独立したプロジェクトが含まれ、それぞれに60以上の屋上と地域初の最大単一施設の屋上(2.6メガワット)を含む6種類の屋上タイプにわたる単一のポイント・オブ・コネクション(POC)がある。このプロジェクトには12の異なる建物プロファイルがあり、最大12のプロジェクトの同時作業が含まれる。
これは、ドバイのシャムス・ネットメータリング・スキーム下での主要プロジェクトであり、地域向けの分散型産業用太陽光発電の展開の青写真とされている。Phanes Group企業のOryx Solar Systems Solutionsのプロジェクト実行責任者であるステファノス・リアリオス氏は、ファーウェイのスマート・ストリング・インバーターの性能、とりわけ送電系統に委託されて以来の信頼性と低い故障率のおかげで、このプロジェクトはDP Worldに安定した発電を提供すると述べた。Phanes Groupは超高温と砂漠環境で自然冷却スマート・ストリング・インバーターの使用をサポートし、スマート管理システムを通じてさらにコストを最適化させる。
リアリオス氏はさらに「今回の提携とプロジェクトを本当に誇りに思う。これは、UAEで太陽光発電産業を前進させるためのキックスターターとなる先駆的なプロジェクトであり、われわれはアラブ首長国連邦での再生可能エネルギーの将来に楽観的だ」と述べた。
DP World Solarプロジェクトは、高い自然放射を活用して年間3万5734メガワット時の電力を生成し、毎年2万1000トン以上の二酸化炭素(CO2)を置換している。アラブ首長国連邦における「UN Component Project Activities for Small-Scale Solar(小規模太陽光発電のための国連コンポーネントプロジェクト活動)」の下で認定されており、「ドバイ統合エネルギー戦略2030」と「UAEの持続可能な環境に対するビジョン2021」に貢献している。Phanes Groupとファーウェイは、世界中でより効率的な太陽光発電プラントを開発するために引き続き協力してゆく。
▽Phanes Groupについて
Phanes Groupは国際的な太陽エネルギーデベロッパー、投資マネージャー、資産マネージャーであり、本社を戦略的にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに置いている。2012年に設立されたPhanes Groupの統合されたアプローチは、財務とエンジニアリングの専門知識を組み合わせることで、企業がエンドツーエンドの太陽エネルギーソリューションを提供できるようにしている。
Phanes Groupには太陽光投資と開発の成長中のポートフォリオがあり、新興市場、とりわけアフリカ、中東、中央アジア、独立国家共同体(CIS)を特に重視して、複数の地域に拡大している。現在までに、Phanes Groupの世界的なクリーンパワーの貢献は70メガワット超におよび、さらに1.5ギガワットが世界で開発中または計画段階にある。
▽ファーウェイについて
ファーウェイは、世界をリードするICTおよびネットワークエネルギーソリューションプロバイダーであり、現在、世界170カ国以上で30億人以上にネットワークエネルギー製品およびソリューションを提供している。ファーウェイは、AI、IoT、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどのデジタル情報技術とPV技術の革新的統合によって、実用規模で商業および個人住宅向けの業界をリードするスマートPVソリューションを推進している。グローバルコンサルタント会社のIHS Markitが発表したリポートでは、ファーウェイは2015年から2018年までインバーター出荷数で4年連続の世界第1位にランクされた。詳細については、https://solar.huawei.com もしくはLinkedIn、Twitter、FacebookのHuawei FusionSolarを参照。
ソース:Huawei