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ファーウェイはWEC 2019でInnovation Is Redefining Energyをテーマに各種ソリューションを発表

Huawei
2019-09-11 16:48 1343

【アブダビ(アラブ首長国連邦)2019年9月11日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)はWorld Energy Congress 2019で、「Innovation Is Redefining Energy(イノベーションはエネルギーを再定義する)」をテーマに掲げて一連の5GおよびAIベースの革新的なエネルギーソリューションを発表した。ファーウェイは70以上のエネルギー担当閣僚、500のエネルギー関連企業の最高経営責任者(CEO)、多数のパートナーと協力し、150カ国以上から来訪した参加者とともに革新的ICTによる持続可能なエネルギー開発を推進するというビジョンを拡大した。ファーウェイは、5G、AI、クラウド、その他の革新的なテクノロジー、同社によるエネルギー産業の再形成の方法、デジタル世界の中核を築きデジタル化からインテリジェンスへのエネルギー産業の変革を推進する同社の方法などに関する思慮に富んだ洞察を共有した。

ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループ(Huawei Enterprise BG)エネルギー事業本部のゼネラルマネージャーであるジ・シャン氏は「人間文明の発展はエネルギー進化と密接に関連している。100年前、電力の大規模利用が第2次産業革命の端緒を開いた。2G、3G、4Gなどの通信技術は第3次産業革命を導き、人々を結び付けた。現在、5G、AI、クラウド、その他多数の革新的な情報通信技術(ICT)は第4次産業革命を引き起こしている。5Gは、高速、低レイテンシー、大容量を特徴とし、ユビキタスなコネクティビティーを可能にする。AIは、高いコンピューティング能力、低電力消費、オールシナリオ・アプリケーションを特徴とし、パーベイシブ・インテリジェンスを可能にする。クラウドは、仮想化、超大規模、高スケーラビリティーをサポートし、広範囲な共有を可能にする。これらが一緒になって、あらゆる産業のデジタル変革を加速し、未来のデジタル世界の基盤を築く。ファーウェイはパートナーおよび顧客と協力し、インテリジェント・エネルギーの実現に貢献する」と語った。

▽5G共有基地局ソリューション

5G基地局は高周波帯域を使用しサービスエリアが狭いため、基地局密度が高くなる。このため、「複数の基地局設置のスペースが制限される」ことが5Gネットワークの迅速な展開を遅らせる制約になっている。ファーウェイはこの問題に適切に対処するため、サブステーションに5G基地局を構築するための新しいソリューションを提供する。このソリューションは、エネルギー供給業者、タワー設設置業者、キャリアがインフラストラクチャー・リソースを共有することで恩恵を受けられるようにする。エネルギー供給業者はサブステーション向けの物理的な基地局を提供し、キャリアはこれを利用して5G基地局を展開することができる。キャリアはエネルギー供給業者のサブステーション・キャビネットと電力供給装置をリースし、5G基地局向けの無停電電源装置(UPS)を確保する。タワー設置業者はファーウェイ独自の5Gアンテナ・テクノロジーを使用して、タワーリソースを完全に活用、統合し、モノポール式タワーに複数のタイプのアンテナをマウントできる。

▽5G採掘ソリューション

ファーウェイとYuexin Intelligent Machineryは、5Gテクノロジーを使ったアプリケーション開発で協力した。5GネットワークのUltra-Reliable Low-Latency Communication(URLLC)機能を使用することによって、ファーウェイは中国最大のモリブデン鉱山に5Gネットワークを採用することに成功し、マイニングトラックの自動運転と掘削機の遠隔操作を可能にした。中国・洛陽の鉱山現場にある掘削機は、深センのファーウェイ展示場から5Gネットワークを通じて遠隔操作できる。両地点は2000キロ以上離れている。5GネットワークのEnhanced Mobile Broadband(eMBB)機能を使用して、鉱山企業は固定および移動カメラが撮影した多数の現場ビデオのAIベース分析を実行し、詳細かつ効率的な採鉱を促進することができる。

▽インテリジェントなAI送電線検査ソリューション

ファーウェイとZhiyang Innovationはインテリジェントな送電ソリューションを共同開発した。このソリューションはフロントエンド推論、クラウドベース・トレーニング、クラウドエッジ・シナジーを統合している。ソリューションはファーウェイのAscend AIプロセッサーを使用し、インテリジェントな送電監視システムを構築している。Ascend AIプロセッサーを搭載したHuawei Atlas 200 AIアクセラレーションモジュールは、ポールおよびタワー監視ユニットに組み込まれる。このユニットは設置後、ポールおよびタワーのインテリジェント分析を実行することができる。このモジュールはクラウドと連動し、検知アルゴリズムをリアルタイムで更新し、手動による支援なしで機械的な侵入、異物、鳥の巣などの潜在的な危険性を監視センターに送信する。送電線監視の効率性は従来の方法に比べ5倍向上し、セキュアで安定した送電線運用が可能になる。

▽インテリジェントな配電変圧器とエッジコンピューティング

ファーウェイ、China Electric Power Research Institute、State Grid Shandong Electric Power、State Grid Jiangsu Electric Power、NARI Group、XJ Groupは、新しいタイプのスマート配電変圧器を共同発表した。この新しいスマート配電変圧器は、「ソフトウエア定義ターミナル」の設計コンセプトを採用し、オープンエッジコンピューティング・アーキテクチャーを使用している。アップグレードおよび追加機能はアプリを通じて柔軟に適用され、リソースの設定を向上させるとともに、配電ネットワークの仕様変更への応答を向上させる。この製品は、デバイス間の革新的なプラグアンドプレーおよび相互接続を可能にする。この製品は、さまざまな種類の収集データに基づき、総合的な局所分析、インテリジェントな意思決定を実行し、停電分析、配電デバイス状況管理、電動車両充電コントロール、高品質な顧客サービスなどのサービス要件を効果的にサポートする。

ソース:Huawei

ソース: Huawei