【上海2019年8月7日 PR Newswire=共同通信JBN】大きな期待が寄せられていた「2019 Global Esports Conference(2019年グローバルeスポーツ会議)」が8月3日、上海で開始された。政府が主導した同会議には有力な産業従事者が集結し、総合的なインフラ、製品化と商業化と共に、産業全体の新たな成長点といった世界のeスポーツ産業が直面する課題についての討論を行った。
Perfect World Investment & Holding Groupのチー・ユーフォン会長はこのイベントに参加し、「パーフェクトワールドは、eスポーツ世界への入口としてゲームと伝統的なスポーツの間のどこかにある新しい方法を常に探している。eスポーツのビジネスはパーフェクトワールドにとって最も重要で新しい方向の1つになるだろう」と講演した。
近年、人気が高まる新たな産業であるeスポーツだが、その人気は増大する一般からの関心だけでなく、そのセクターの発展を推し進めるテクノロジーの大幅な進歩にもよるものだ。チー・ユーフォン氏は、eスポーツは最初のうちはビデオゲームからの派生だったかもしれないが、それ以来、ゲームとは完全に別の全く新しい分野へと成長したと考えている。その将来の可能性は、主にスポーツの観点から考察されるべきである。
チー・ユーフォン氏はビジネスモデル、競争的側面、視覚的アピールに関してeスポーツが伝統的なスポーツとどれだけ対比可能なのかを示すため、一例として米プロバスケットボール協会(NBA)とDOTA2を比較し、その大きな可能性を実証した。
チー・ユーフォン氏は将来の発展動向について「5Gがeスポーツを後押しするだろう。それが多くのプラットフォームへと統合する中、特に中国文化を世界中に広げる乗り物として、他の多くの可能性を開拓するだろう」と述べた。
パーフェクトワールドは中国でeスポーツの製品とイベントを運営・管理する初の企業のうちの1つである。DOTA2とCounter-Strike: Global Offensive(CS:GO)や関連イベントなど、よく知られたeスポーツ製品の事業展開に成功したことで、同社は独自の3Dイベントの体系を創出、改善し、世界トーナメントの管理で豊富な経験を蓄積した。
8月に上海で開催のThe International DOTA2 Championship(DOTA2世界選手権、TI9)が目前に迫っている。このトーナメントが中国で開催されるのは初めてで、これまでに行われた単一のeスポーツイベントとしては最大の賞金総額である。中国本土におけるDOTA2のサービスプロバイダーであるパーフェクトワールドは、この豪華イベントの開催を支援するために同社の能力を活用する。
毎年開催されるGlobal Esports Conferenceは内外のeスポーツ産業にとって重要なイベントである。今年の同会議は世界のeスポーツ産業の発展に関する知見開拓の引き金になるだけでなく、Shanghai Esports Week(上海eスポーツウイーク)の発足も主催した。同会議はeスポーツ会場の建設と運営に関する規格を発表すると共に、浦東新区のeスポーツ産業の方針を支援した。こうした動向は、上海を世界の「eスポーツの首都」として確立するのに役立つだろう。
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ソース:Perfect World Co., Ltd.
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