【ケニトラ(モロッコ)2019年7月4日PR Newswire=共同通信JBN】Nexteer Automotive(https://www.nexteer.com/ )は先週、顧客、従業員、モロッコのムーレイ・ハフィド・アラミ産業・投資・貿易・デジタル経済相を含む政府関係者とともに、モロッコのケニトラにある同社初のアフリカの工場のグランドオープンを記念する式典を開催した。この新施設は、グループPSA向けの電動パワーステアリング(EPS)システム、ならびにFCA、グループPSA、ルノー・日産・三菱アライアンス向けのドライブラインシステムを製造する。同社はケニトラ工場で2020年までに約500人を雇用する予定。
Nexteer Automotiveのグローバル最高執行責任者タオ・リュウ氏は「Nexteerの新しいモロッコの工場は、当社の主要顧客にとって戦略的に重要な地域におけるグローバルフットプリントの多様化、拡大のために当社が進めている計画の新たなマイルストーンである。Nexteerのアフリカ初の工場として、この施設は、アフリカおよび欧州全域で当社の業界をリードする当社のモーションコントロール・ソリューションに対する顧客のニーズをより強力にサポートすることを可能にする」と語った。
グループPSA向けにケニトラ工場で生産されるシステムには、BMWやグループPSAといったNexteerの顧客向けのA-Cセグメントの車両に現在搭載されているNexteerの高級ステアリングシステムであるシングルピニオンEPSシステムが含まれる。この工場で生産されるドライブラインシステムには、FCA、グループPSA、ルノー・日産・三菱の新世代のベストセラーモデルの一部へのハーフシャフトが含まれる。
1万平方メートルのケニトラの施設の建設は2018年第1四半期に始まり、9カ月しかかからなかった。同施設は現在、機械でいっぱいになっており、今年9月の生産開始に向けて準備が進められている。
Nexteer Automotiveの欧州・中東・アフリカ・南米担当プレジデントであるエルベ・ボイヤー氏は「われわれは、今回の重要な投資でモロッコ当局から大きな支援を受けた。この地域での新規事業の立ち上げで投資側に立った対応をしてもらい、非常に助かった。このような短いリードタイムで、この素晴らしい市場に参入できるようにしていただいたモロッコ政府に深く感謝したい」と語った。
モロッコのムーレイ・ハフィド・アラミ産業・投資・貿易・デジタル経済相は「ステアリングとドライブラインシステムの大手メーカーが、モロッコに拠点を置く世界有数の自動車サプライヤーに加わってくれた。今回の新工場設立で、当王国では新たな高度専門技能が開発されつつあり、バリューチェーンの統合とモロッコ自動車産業の発展に貢献してくれている」と述べた。
アラミ氏は「モロッコの自動車プラットフォームの魅力と競争力は、Nexteerのような著名なサプライヤーが手掛けた産業プロジェクトの完了で強化された」と付け加えた。
ケニトラ工場は今後数年間で事業とプログラムを拡大し続ける予定で、Nexteer Automotive Moroccoは特に高品質製造、製品工学、機械操作、金融、人事、物流、ITの分野で積極的に新たな候補者を探している。興味のある希望者はwww.nexteer.com/careers にアクセスし、Nexteerに問い合わせを。
▽NEXTEERについて
直感的モーションコントロールの世界的リーダーであるNexteer Automotive(HK 1316)は数十億ドル規模の世界的なステアリングおよびドライブライン企業であり、電動・油圧式パワーステアリングシステム、ステアリングコラム、ドライブラインシステム、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転技術を相手先ブランドによる製造業者(OEM)に供給している。同社は北米、南米、欧州、アジアに27の製造工場、3つの技術センター、14の顧客サービスセンターを戦略的に配置している。同社はBMW、フィアット・クライスラー、フォード、GM、グループPSA、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、ならびにインドと中国の自動車メーカーを含む世界のあらゆる主要地域の60以上の顧客に納品している。www.nexteer.com
ソース:Nexteer Automotive