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ファーウェイがLTE-R、都市鉄道ライトクラウド、5G DISソリューションを発表

Huawei
2019-06-12 13:44 1735

【ストックホルム2019年6月12日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)はUITP Global Public Transport Summit 2019(UITPグローバル公共輸送サミット2019)で、同社の都市鉄道ライトクラウド(Urban Rail Light Cloud)、次世代LTE-R、5Gデジタル屋内システム(DIS)ソリューションを正式に発表した。「クラウドベースの都市鉄道、モビリティーの芸術」というテーマの下、同社は革新的なICTソリューションが完全に接続されたデジタル鉄道輸送時代を可能にする方法を概説した。このソリューションは、クラウドベースのサービス、ブロードバンド接続、接続性の向上したデジタル鉄道を提供、鉄道事業者がより安全でスマート、より効率的な鉄道輸送システムを構築し、継続的に輸送能力を向上させ、サービスのイノベーションを加速させるのに役立つ。

▽都市鉄道ライトクラウド・ソリューション

このソリューションは、高度な仮想化技術を活用し、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、およびセキュリティーリソースを物理デバイスから仮想リソースプールに変換する。これらのリソースは、仮想ホスト、仮想ネットワークデバイス、仮想セキュリティーデバイスを介してアプリケーションシステムに割り当てられる。これは、データセンターデバイスの統合を可能にし、デバイスの調達・展開コストを削減する。高い適応性と柔軟性を特徴とするこのソリューションは、乗客定員が中小規模である鉄道輸送(例:ライトレール、モノレール、路面電車、リニアモーターカーシステム、都市高速鉄道)に適している。さらに、それは都市鉄道クラウドサービスの単一シナリオ(ISCS/TIAS、ACC/MLCコンバージェンスセンター、および道路ネットワークアプリケーションクラウド)に適用でき、統合クラウドと都市鉄道クラウドへの円滑な拡張をサポートする。

▽次世代のLTE-Rソリューション

ファーウェイのLTE-Rソリューションは、パートナーと顧客によって完全に検証され、中国で展開されつつある。このソリューションは、5G指向の進化とGSM-Rとの相互接続性をサポートする。その高度な機能には、ミッションクリティカル・プッシュツートーク(MCPTT)音声、ビデオ、データなど複数のトランキングサービス、および1つのLTE-Rネットワークを利用した列車制御、列車配車、乗客情報システム(PIS)、CCTVなどの鉄道サービスが含まれる。5Gと共に、このソリューションは、すべてのものが接続されている未来のインテリジェント鉄道を可能にする。

▽5G DISソリューション

ファーウェイは、スマート輸送ハブ向けの優れた5Gネットワークソリューションである5G LampSiteを発表した。DISソリューションの一部として、5G LampSiteは複数の高度な技術を使用してLTEと5Gの両方をサポート、容易な導入と簡素化された維持・管理を可能にする。これは、多数の乗客にインテリジェント通信サービスを提供し、スムーズで効率的な乗客フロー管理、セキュリティーチェック、発券を可能にすることで、スマート輸送ハブの基礎を築く。

6月9日のUITP歓迎スピーチで、ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのグローバル輸送事業部プレジデントのエマン・リュウ氏は、次のようにコメントした。「鉄道輸送は、鉄道、車両、AFC、信号を含む複雑なシステムだ。このシステム全体にシームレスで相互接続された環境をつくるため、鉄道事業者はデータ収集のための通信デバイスと、クラウド、IoT、ビッグデータ、AIを統合して、安全で信頼性が高く、効率的な運用を保証するデジタルプラットフォームを必要としている。ファーウェイは、都市鉄道クラウドと鉄道運行通信ソリューションを提供し、グローバルパートナーと協力して鉄道を未来へと誘うことで、鉄道顧客のデジタル変革達成をサポートすることを目指している」

6月10日に開催されたHuawei Global Railway Summitには、100以上の業界団体、鉄道事業者、インテグレーター、UITP、Industrial Internet Consortium(IIC)、MTR Corporation Limitedなどのパートナーが集まり、世界中からの業界の成功事例を共有した。

UITP Global Public Transport Summit 2019で、ファーウェイは業界パートナーと共に、5G LampSite、LTE、Wi-Fi 6、IPネットワーク、光伝送ネットワーク、サーバー、ストレージ、都市鉄道クラウド、およびクラウドベースのスマート公共交通ソリューションを実演、公共輸送機関向けのエンドツーエンドの信頼できる通信サービスを提供する方法を紹介している。

  • 最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6は、複数の5G技術を使用して帯域幅を改善、レイテンシーを短縮し、ユーザーアクセスを拡大する。
  • ファーウェイが提唱するLTE train-to-ground通信規格は、数百の鉄道に適用されている。ファーウェイのブースでは、LTEの主要および非主要鉄道サービスへの応用を紹介している。
  • ファーウェイ都市鉄道クラウドソリューションは、複数の地下鉄システムの相互接続を実行し、都市輸送ビッグデータを活性化し、都市輸送における優れた運用を可能にする。
  • ファーウェイのクラウドベースのスマート公共輸送ソリューションは、フルスタックのオープンアーキテクチャーとエンドツーエンドのソリューションを提供する。それは、バスの配車、監視、バス停のアナウンスの統合運用に関する顧客の要求を満たし、さらに、モバイル決済をサポート、バスの運行管理を強化し、サービスの質と乗客の満足度を高める。

ファーウェイは、12万kmの鉄道と100以上の都市鉄道に製品とサービスを提供してきた。鉄道顧客のニーズを徹底的に理解した上で、ファーウェイは5G、クラウド、ビッグデータ、AIといった新しい技術の同業界での応用を継続的に模索してきた。ファーウェイはパートナーと共に、顧客が運行効率、収益、乗客サービスを向上させるのに役立つソリューションを開発している。

ファーウェイのブースは、スウェーデン・ストックホルムのストックホルムメッセA1020にある。詳細については、https://e.huawei.com/topic/uitp2019/en/index.html を参照。

ソース:Huawei

ソース: Huawei
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