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ファーウェイが通信事業者の5Gサービス開始を支援

Huawei
2019-02-26 17:36 1188

【バルセロナ(スペイン)2019年2月26日PR Newswire=共同通信JBN】Mobile World Congress(MWC)2019で、ファーウェイ(Huawei、華為技術)は5G対応コンバージド・トランスポートネットワークソリューションを発表した。このソリューションは、すべてのサービスをサポートするトランスポートネットワークの構築に役立つもので、通信事業者は簡素化された5Gトランスポートと迅速な展開を通じて、5G開発をジャンプスタートできるようになる。ファーウェイはこれまでに、40以上の商用5Gトランスポート契約を獲得している。

GSMAは、2025年までには世界中に13億の5Gユーザーと13億6000万の5Gモバイルデバイスがあり、5Gのネットワークカバー率は40%になると予測している。5Gネットワークを構築するには、まずトランスポートネットワークを準備する必要がある。5Gネットワークには3つの主要な使用事例があり、10倍のネットワーク帯域幅、10倍のネットワーク運用・保守(O&M)の複雑さ、100倍の接続数を実現する。これらは、将来の5Gトランスポートネットワーク構築の際、通信事業者が直面するであろう中核的課題である。このプロセスにおいて、通信事業者は自らのトランスポートネットワークの陳腐化しない進化能力を考慮する必要があろう。

ファーウェイ・ルーター・キャリア・イーサネット製品部門プレジデント、ジェフリー・ガオ氏が、5G対応コンバージド・トランスポートネットワークソリューションを発表
ファーウェイ・ルーター・キャリア・イーサネット製品部門プレジデント、ジェフリー・ガオ氏が、5G対応コンバージド・トランスポートネットワークソリューションを発表

ファーウェイのルーター・キャリア・イーサネット製品部門プレジデントであるジェフリー・ガオ氏は「5Gトランスポートネットワークを構築する際、通信事業者は今後10年間のビジネスニーズを体系的に考慮する必要がある。このプロセスで、通信事業者は3つの主要な規格、つまり手頃な帯域幅アップグレードコスト、4Gと5Gのコンバージドトランスポート、およびエンドツーエンドの自動化されたO&Mを考慮する必要があると、われわれは考えている」と語った。

通信事業者のニーズを満たすため、ファーウェイは5G対応のコンバージド・トランスポートネットワークソリューションを発表した。これにより、グローバルな通信事業者は3つのコア機能を提供することでビジネス価値を最大化できるようになる。

5G対応コンバージド・トランスポートネットワークソリューションは、業界初の50GEルーターと4レベルのパルス振幅変調(PAM4)をベースにした5Gマイクロ波ソリューションを基に構築された。これで、サイトへの通信速度10Gbps、および総運用コスト(TCO)の30%削減を実現した。ファイバーアクセスシナリオでは、ルーターが双方向のシングルファイバー通信をサポートし、ビット当たりのコストを30%、ファイバーリソースを50%削減する。ファイバーアクセスのないシナリオでは、ファーウェイの5Gマイクロ波ソリューションが、あらゆる周波数帯域にわたって10Gbpsの帯域幅アクセスを提供できる。また柔軟なチャネル拡張機能も提供、サービスのプロビジョニングは1回のサイト訪問だけで済み、事業者のTCOを30%削減する。

5G対応コンバージド・トランスポートネットワークソリューションは、業界初の商用対応のSRとSRv6ソリューションを使用、4Gと5Gのサービスの間の干渉なしに、MPLSからSRとSRv6プロトコルへのスムーズな進化を可能にしている。ファーウェイの5GトランスポートソリューションはMPLSとSRの両方のプロトコルをサポートしているため、事業者はエンドツーエンドの5Gサービスを展開するためにSRとSRv6プロトコルを使用しながら、同時に4GサービスにMPLSプロトコルを使用できる。つまり、従来のサービスの継続性を確保しつつ、新しいサービスを展開できる。

ネットワークプロセッサー(NP)プログラマブルアーキテクチャー上に構築されたSRとSRv6ソリューションは、ハードウエアを変更することなく、MPLSからSR、さらにSRv6へのスムーズな進化をサポートする。

業界初のNetwork Cloud Engine(NCE)は、ネットワーク制御、管理、分析を統合し、5G対応のコンバージド・トランスポートネットワークソリューションが、トランスポートネットワーク全体にわたるフルライフサイクルの自動化されたO&Mをサポートすることを可能にする。ファーウェイのNCEは、4Gと5Gのトランスポートネットワークの統合された制御と管理をサポートし、ヒューマン・マシンインタフェースの代わりにモデルによって駆動するマシン・マシンインタフェースを提供する。これにより、サービスのプロビジョニングに必要な時間が数時間から数分に短縮される。また、テレメトリーとAIテクノロジーにより、障害範囲の確定も数時間ではなく数分しかかからない。

NCEはまた、視覚化されたサービスレベル契約(SLA)とターゲットを絞ったトランスポートネットワークの拡張および最適化を可能にするビッグデータ分析機能も備えている。

ジェフリー・ガオ氏は、次のように語った。

「5Gは、個人と垂直産業の両方のニーズを満たし、クラウドVR、専用回線、コネクテッドカーなどの新しいサービスをサポートする。将来の5Gネットワークアーキテクチャーは、データセンター上に構築されるだろう。様々な革新的サービスの品質確保には、保証されたSLAを提供するための5Gネットワークが必要だ。従って、川上、川下産業のプレーヤーは、5Gの開発でもたらされたチャンスをつかみ、オールインワンのコンバージド・トランスポートネットワークを構築する必要がある」

「ファーウェイは引き続き業界のパートナーと協力して、データ通信と光ファイバーを革新し、ノンブロッキング物理ネットワークを構築していく。同時に、決定的な低遅延、オンデマンドサービス、ゼロタッチO&Mをサポートする、有用性の高い、ノンブロッキング物理ネットワークの確保に努めていく」

ファーウェイは7年連続で世界のモバイルトランスポート市場のトップ企業であり続け、モバイルトランスポート業界の発展をリードしている。また、世界の大手通信事業者が40を超える5Gトランスポートネットワークを構築する手助けもしてきた。ファーウェイは、インターネット技術標準化委員会(IETF)、ITU電気通信標準化部門(ITU-T)、欧州電気通信標準化機構(ETSI)などの国際標準化団体で積極的な役割を果たしている。同社は50GEとSRv6に対する主要な貢献者であり、5Gマイクロ波とインテリジェントネットワークのリーダーである。

写真 - https://photos.prnasia.com/prnh/20190226/2384568-1

ソース: Huawei