【バルセロナ(スペイン)2018年11月16日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)と同社のスマートシティー関連顧客3社はSmart City Expo World Congress(SCEWC)2018で、人々の生活を向上させ、管理効率を高め、経済発展を推進する共同イノベーションと優れた業績が認められ、名誉ある賞を受賞したり、受賞候補に指名されたりした。中国の高青市はスマートシティー・プロジェクトでDigital Transformation Award(デジタル変革賞)を受賞した。南アフリカのルステンブルク市は管理・財務プロジェクトでファイナリストになった。中国の青島市は米改良プロジェクトでInnovation Idea Project(イノベーション・アイデア・プロジェクト)のファイナリストになった。これらの名誉ある賞は、スマートシティー開発におけるファーウェイの優れた技術、革新的なソリューション、実行成果を業界が認めたことを示している。
世界銀行によると、都市人口は現在、世界総人口の55%を占め、今世紀半ばには3分の2にまで増加すると予測されている。先進国および途上国の都市は、共通の課題に直面している。それは、デジタル技術をどのように使用し、より効率的かつダイナミックな方法でより品質の高い生活環境を求める市民の要望に応え、より効率的な商業環境を構築することである。SCEWCの使命は「世界中で都市を支援し、都市イノベーションを集約化」することであり、World Smart City Awardsは最も優れたイニシアチブおよびプロジェクトを表彰することに努めている。
ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのインダストリーマーケティング・アンド・ソリューション部門のプレジデントであるユー・ドン氏は「ファーウェイは、スマートシティー開発の1次的な推進力は市民および企業により大きな恩恵とより高い効率性を提供することであると確信している。ファーウェイは都市を有機体とみなし、都市が知覚、思考、自習、成長することを可能にする都市の神経システム構築に全力を挙げている。われわれはスマートシティー開発に必要とされる中核な要素を統合し、当社のデジタルプラットフォーム(Digital Platform)を構築した。これは都市の多様なリソースを統合し、効率的なデータ利用を可能にする全ての組織および都市アプリケーションを接続することができる。フルスタック、オールシナリオAIソリューションの発表を受け、人工知能(AI)能力はファーウェイのデジタルプラットフォームに付加されており、これがスマートシティー開発のイノベーションを大幅に加速することになる。われわれは中国の高青および青島、南アフリカのルステンブルクによるスマートシティー建設での実績に祝意を表する。世界のスマートシティー建設は、プラットフォームベースの時代の到来を告げている。ファーウェイは今後もデジタルプラットフォームを開発し、より多くのスマートシティーが真のデジタル化を達成することを支援していく」と語った。
▽中国の高青が複製可能な小規模・中規模のスマートシティーモデル構築でDigital Transformation Awardを受賞
中国初の総合的な地方レベル・スマートシティーである高青は、小規模・中規模都市向けのスマートシティーとして寄与する。高青はファーウェイのデジタルプラットフォームを使用し、よりスマートな都市管理、産業発展、市民向けの多様な便益を実現している。フルカバレッジeLTEの政府専用ネットワークによってサポートされる総合都市情報ネットワークに基づき、このソリューションは同市のビッグデータ、地理情報システム(GIS)、ビデオクラウド、指令・派遣リソース、クラウドコンピューティング・リソースを統合している。さらに、30以上のスマートアプリケーションは、都市管理、企業変革、安全製造、環境保護などの分野を向上させるために実装されてきた。このソリューションは、高青がデジタル変革と持続可能な発展を加速するとともに、40万人以上の市民の生活水準も向上させることを支援している。スマートシティー・イニシアチブによって、高青は最新の都市管理を実現し、市民に便益を提供する政府サービスを向上させ、スマートインダストリーの使用を通じてデジタル経済を推進することができる。高青はこれまで、ファーウェイおよび20以上のパートナーと協力し、中国のSmall and Medium Smart City Industry Alliance(小規模・中規模スマートシティー・アライアンス)を形成し、周辺の省、都市向けに同市の都市管理ソリューション利用を推進している。
▽南アフリカのルステンブルクがより安全でスマートなデジタルエコシステム構築でGovernance & Finance Awardのファイナリストに
ルステンブルクの人口は過去10年間に400%増加し、社会保障、経済発展に関連する課題を抱えている。スマートインフラストラクチャーの利用を通じ、ルステンブルクのスマートシティー・プロジェクトはビッグデータ分析、IoTなどの技術を使用し、持続可能な都市開発のための正確かつデータに基づく決定を下すことができるリアルタイムデータおよびその他の主要指数を提供する。統合決済システム、スマートな街路照明、スマートパーキング、スマートトランスポーテーションシステムなど主要な利用が実行に移され、公共事業や市の施設利用の管理が向上した。その結果、同市の電力消費が50%減少し、公共輸送の利用が増加した。同市のコネクティビティーおよび生産性が向上したことで、60万人以上の市民の生活水準が向上した。公共安全の面では、警察が現在、高度な通信、監視、身元識別システムによるビデオデータ分析を使用してレスポンスタイムを短縮し、これによって犯罪率を50%以上削減し、同市を安全にした。ルステンブルクのデジタル変革で、無料インターネットが極貧地域に展開され、1500以上の雇用が創出された。さらに、ルステンブルクのスマートシティー・プロジェクトは多様な都市利用および企業利用を創出したほか、市民、政府、中小企業をつなぐ総合的な起業家プラットフォームを形成した。同市は、デジタル経済および革新的なエコシステムの形成にコミットしている。
▽中国の青島は未耕作地を再生する農業米改良プロジェクトでInnovation Idea Awardを受賞
アカデミシャンのユアン・ロンピン氏はQingdao Saline-Alkali Tolerant Rice Research and Development Center(高青塩類アルカリ耐性米研究開発センター)を率い、塩類アルカリ米の一種を開発した。この種の米は中国で最大620キロ/畝(約666.66平方メートル)、アブダビの砂漠地帯で500キロ/畝を産出する。この業績は、科学的発見とファーウェイのElement IoTシステムの両方のおかげである。このIoTシステムでは、地面および地中のセンサーが太陽光、湿度、塩分、アルカリ度データなどさまざまなデータを収集し、このデータはeLTEネットワークを通じてHuawei Cloud Big Data Centerに送信される。AIシステムと専門家がこのデータを分析し、目標とする農薬、肥料、昆虫防除ソリューションを提供し、塩類アルカリ米の成長と産出高を向上させる。これによって、水の消費量が30%削減され、肥料の消費量が40%削減され、経済的利益は20%増大する。1億畝の塩類アルカリ土壌への変革によって、300億キロの米を産出し、8000万人を養うことが可能になる。この科学的かつ技術的なイノベーションは、世界中の人々に利益をもたらすことになる。さらに、ファーウェイとユアン氏が率いるQingdao Saline-Alkali Tolerant Rice Research and Development Centerは、Agricultural IoT Global Joint Innovation Centerを設立し、IoT、ビッグデータ、モバイルコネクティビティー、クラウドコンピューティング技術でサポートされたスマートアグリカルチャー4.0の開発の加速を目指して世界の農業界のための「Agricultural Fertile Soil Platform」を開発する。
ファーウェイのスマートシティーソリューションは40カ国以上の160以上の都市で役立っている。Smart City Expo World Congress(SCEWC)2018は11月13日から15日まで、スペインのバルセロナで開催されている。ファーウェイのブースはGran Via 2展示ホール(ホール2)のB200にある。ファーウェイのスマートシティーソリューションおよびベストプラクティスに関する詳細はウェブサイトhttp://e.huawei.com/topic/smartcity2018/en/index.html を参照。
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20181115/2301104-1
ソース:Huawei