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ファーウェイのチップは人工知能の新しい時代を切り開く

Huawei
2018-11-08 15:03 1728

【烏鎮(中国)2018年11月8日PR Newswire=共同通信JBN】

ファーウェイが最新のAscend 310チップで、第5回World Internet Conferenceの名誉ある「World Leading Scientific and Technological Achievement Award(世界をリードする科学・技術偉業賞)」を受賞

「Creating a Digital World for Mutual Trust and Collective Governance - Towards a Community with a Shared Future in Cyberspace(相互信頼と集団管理に向けたデジタル世界を構築-サイバー空間で共有する未来を持つコミュニティーを目指して)」をテーマに掲げて中国浙江省烏鎮で開催されている第5回World Internet Conference(WIC)で7日、ファーウェイ(Huawei、華為技術)のAscend 310チップは400件以上の技術功績の中で卓越し、同会議のWorld Leading Scientific and Technological Achievement賞を獲得した。この表彰は、統合およびスケーラブルなDa Vinciアーキテクチャーのサポートを受けてエッジコンピューティング・シナリオ向けの業界最強のコンピュート能力があるとして人工知能(AI)システムオンチップ(SoC)を評価している。ファーウェイは3年連続してこの賞を受賞し、同会議でファーウェイのイノベーションを展示する機会を得たことになる。ファーウェイの取締役で、ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのプレジデントであるヤン・リダ氏は会議で、ゲストにこの成果をプレゼンテーションした。

ヤン・リダ氏は「ファーウェイの新しいAscendシリーズのAIチップは、ファーウェイのAIソリューションの中核を成し、重要なサポートを提供する。ファーウェイのAI戦略は、基礎研究と人材開発への投資、フルスタック・オールシナリオのAIポートフォリオの構築、オープンなグローバルエコシステムの育成である。ファーウェイは毎年、当社の売上高の10から15%を研究開発に投資し、今年の研究開発投資は1000億元を超える。Ascend 310はAscendシリーズ初のチップであり、新たなAI時代を開く。当社の優位性は、AI能力があるだけでなく、AI、クラウド、IoT、ビデオ、エッジコンピューティング、ビッグデータをはじめとするその他のテクノロジーのシナジー効果を発揮し、あらゆる産業向けのデジタルトランスフォーメーションをサポートするオープンな「プラットフォーム」を構築することである。AIは、ファーウェイがプラットフォーム上で顧客およびパートナーに提供できる最新のテクノロジーである。われわれはAIがもはや高い技術を持つ人々だけに利用できるテクノロジーではないことを確認するために懸命に取り組んでいく。今後3年間の当社の目標は、100万人のAI開発者と協力し、値ごろ感があり、効果的で信頼できるAIを提供するというファーウェイのコミットメントに沿ってイノベーションを推進、あらゆるエンタープライズおよび産業にインテリジェンスを提供して完全にコネクテッドかつインテリジェントな世界を築くことである」と語った。

ファーウェイ取締役で、ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのプレジデントであるヤン・リダ氏が会議のゲストにAscend 310をプレゼンテーションした
ファーウェイ取締役で、ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのプレジデントであるヤン・リダ氏が会議のゲストにAscend 310をプレゼンテーションした

ファーウェイは2018年10月10日、フルスタック・オールシナリオAIソリューションを公式リリースした。「フルスタック」は、このソリューションが強力かつコスト効率に優れたコンピューティングパワーを提供するだけでなく、AIデータのモデル化、モデルトレーニング、アプリケーション開発をより容易、よりアジャイル、より効率的にする低障壁アプリケーション開発も提供することを意味する。「オールシナリオ」ソリューションとして、このソリューションはさまざまなデバイス、エッジ、クラウドのシナリオで広範なインテリジェンスを推進する。

Ascend 310は、エッジコンピューティング・シナリオ向けの業界最強のAI SoCチップである。現在、最も典型的なエッジコンピューティング・シナリオはセキュリティーおよび防御、自律運転、スマートマニュファクチャリングである。しかし、エッジコンピューティング・シナリオはそれぞれ、スペース、エネルギー消費、コンピューティングパワーに厳しい制約を課す。Ascend 310は、高速走行する自動車、高速の生産ライン、複雑な科学研究、日常の教育活動のいずれに搭載されても、コスト効率に優れ、かつ強力なコンピューティングエネルギーによって、あらゆる産業をサポートする。1つのAscend 310チップは最大16TOPSのオンサイト演算を実現し、人間、自動車、障害物、交通標識を含む200の異なる物体の同時識別をサポートする。Ascend 310は1秒以内で数千の画像をプロセスできる。今年10月、ファーウェイとアウディはL4自動運転でチップセットを実証した。この車両はファーウェイのMobile Data Center(MDC)車載コンピューティングユニットを装備し、ファーウェイのAscend 310チップセットがL4自動運転で200ワットの電力しか消費しないと評価された。

その他のAscendシリーズ独自の優位性は、ファーウェイの革新的な統合かつ拡張可能なDa Vinciアーキテクチャーを採用していることであり、このアーキテクチャーは究極の低エネルギー消費シナリオから強力なコンピューティングパワー・シナリオまでのすべてをカバーし、市場の他のアーキテクチャーではこれまで見たことがない優れモノである。このDa Vinciアーキテクチャーは、さまざまなシナリオで同時にAIアプリケーションの展開、移行、コラボレーションを促進することができ、これはさまざまな産業においてソフトウエア開発効率を大幅に向上させるとともにAI活用を促進する。

ファーウェイは「すべてに恩恵をもたらすAI」を提唱し、顧客、産業パートナー、研究機関と協力して互いにプラスになる結果を達成し、AIがどこにも存在することを実現する。ファーウェイのビジョンおよびミッションは、完全にコネクテッドでインテリジェントな世界を目指し、あらゆる人、家庭、組織にデジタルを提供することである。ファーウェイのAI戦略およびフルスタック・オールシナリオAIソリューションの詳細はウェブサイトhttps://www.huawei.com/en/press-events/news/2018/10/huawei-hc-2018-eric-xu-ai を参照。

WICは、Cyberspace Administration of China(中国サイバースペース管理局)と浙江省人民政府が開催する世界的な年次イベントである。WICの目標は、中国と世界をつなぐ国際フォーラムと、インターネットの世界共有および管理を目指す中国フォーラムを設けることである。会議は合意、協力、互いにプラスになる結果をもたらすための交流を促進する。第5回WICは11月7日から3日間の日程で、中国浙江省烏鎮で開催されている。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20181107/2292536-1 

ソース: Huawei