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ファーウェイがAIの未来を加速するAtlasインテリジェントコンピューティングプラットフォームを発表

Huawei
2018-10-12 10:54 1903

【上海2018年10月12日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)は11日のHUAWEI CONNECT 2018で、Huawei AscendシリーズのAIチップおよびメインストリーム異種コンピューティング・コンポーネントで駆動するAtlasインテリジェントコンピューティングプラットフォーム(Atlas intelligent computing platform)をリリースした。このAtlasインテリジェントコンピューティングプラットフォームは、モジュール、カード、ボード、エッジステーション、アプライアンスなどさまざまな種類の製品を統合し、エンド、エッジ、クラウドなどあらゆるシナリオをカバーするAIインフラストラクチャーを構築する。ファーウェイのフルスタックAIソリューションの重要な部分であるこのAtlasインテリジェントコンピューティングプラットフォームは、最高のコンピュート能力を発揮して、顧客がAI駆動の未来を受け入れるとともにインテリジェントなトランスフォーメーション過程を加速することを支援する。

ファーウェイのIT製品ライン担当バイスプレジデントであるジョイ・ファン氏は「Powering Intelligent Enterprises with AI Innovation(AIイノベーションでインテリジェントエンタープライズを支援する)」と題する基調講演を行った。同氏は「人工知能テクノロジーの急速な発展により、AI駆動の工業ソリューションも増加している。われわれがインテリジェントな世界に向かうためには、あらゆる局面にイノベーションを実装することは極めて重要である。同時に、コンピューターの能力は新しい可能性を生み出す。ファーウェイはエンド、エッジ、クラウドを志向するすべてのシナリオに対処可能なAIインフラストラクチャーソリューションによって、顧客が事業変革に柔軟に対処し、インテリジェント時代により大きな事業価値を高めることを実現する」と語った。

Atlasインテリジェントコンピューティングプラットフォームは2017年にリリースされたAtlasインテリジェントクラウドハードウエアプラットフォームが進化したものである。この新しいAtlasには、端末向けのAtlas 200 AIアクセラレーターモジュール、DC向けのAtlas 300 AIアクセラレーターカード、エッジ向けのAtlas 500 AIエッジステーション、さらにエンタープライズ向けのワンストップAIプラットフォームであるAtlas 800 AIアプライアンスが含まれている。

*Atlas 200 AIアクセラレーションモジュール:クレジットカードの半分のサイズのフォームファクターにパッケージされ、16チャンネル・リアルタイムHDビデオ分析をサポートする。カメラやドローンなどの機器に展開されるAtlas 200の電力消費量はわずか約10Wだけである。

*Atlas 300 AIアクセラレーションカード:このカードはPCIe標準カードのハーフハイト、ハーフレングスのフォームファクターであり、データセンターおよびエッジサーバー用として位置付けられる。Atlas 600アクセラレーターカードはデータの多精度をサポートし、単一のカードで最大64 TOPS INT8を生み出す。これはディープラーニング、インフェレンス向けに優れたコンピュート能力を提供する。

*Atlas 500 AIエッジステーション:業界をリードするこのエッジ製品はAIプロセッシング能力を統合して、セットトップボックスのサイズで16チャンネルHDビデオ・プログラミングをサポートし、市販されている既存製品の4倍の性能を提供する。AIエッジステーションは輸送、看護・介護、無人小売店、スマート製造など幅広い応用に最適である。

*Atlas 800 AIアプライアンス:標準のフレームワークおよびプログラミング環境に基づくこの製品は、最適化されたAI環境、プリインストールされた基礎ソフトウエアライブラリーを提供し、ボックスから取り出して2時間動作する。さらに、このAIアプライアンスはクラスター管理およびジョブスケジューリング向けの管理ソフトウエアと、システムレベル性能監視能力を統合し、エンタープライズAIアプリケーション向けの参入要件を大幅に軽減する。

ファーウェイIT製品ラインは、「Intelligent IT Inspires Digital Future(インテリジェントITはデジタル未来を生み出す)」の理念を追求しており、インテリジェントテクノロジーとITインフラストラクチャーとの融合に努め、AI、チップテクノロジー、アーキテクチャー開発などの革新的なテクノロジーを活用して顧客がデジタルおよびインテリジェント・トランスフォーメーションを加速することを支援している。ファーウェイのインテリジェントコンピューティング製品はこれまで、世界の5000以上の顧客にサービスを提供してきた。ガートナーのリポートによると、ファーウェイのサーバーは2018年第1四半期の出荷で、世界第4位にランク付けされた。

ファーウェイは、このプラットフォームの能力を通じてエンタープライズのデジタルトランスフォーメーションを推進するために顧客と長期にわたり協力し未来志向のアプローチを推進することにコミットしている。現在、フォーチュン・グローバル500社の211社(フォーチュン・グローバル100社の48社を含む)がデジタルトランスフォーメーションのパートナーとしてファーウェイを選択した。

HUAWEI CONNECT 2018 - "Activate Intelligence" –は10月10日から12日まで、Shanghai World Expo Exhibition and Convention Center and Expo Centerで開催される。

今年のHUAWEI CONNECTカンファレンスは、企業および組織がインテリジェントな世界で限界を超え、その権利を主張することを支援するのが目的である。参加者は世界のICTリーダー、業界専門家、エコシステムパートナーを含む業界の優秀な人材と交流し、将来に向けた構想を描くとともに、新しい機会を探求できる。

ソース:Huawei

ソース: Huawei