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ファーウェイがデジタルプラットフォームを通じて企業の「神経細胞」にインテリジェンスを吹き込む

Huawei
2018-04-18 21:18 2136

【深セン(中国)2018年4月18日PR Newswire】ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループ(Huawei Enterprise Business Group、EBG)は、Huawei Global Analyst Summit 2018で、企業全体のインテリジェンスの向上とデジタル・トランスフォーメーションの促進に向けた事業部門の組織および機能の各要素への人工知能(AI)実装に関する同社の理解、アプローチ、実務を紹介した。

Citi Researchの最新データによると、ファーウェイEGBがサービスを提供する主要業界(政府、公益事業、銀行、製造、輸送を含む)は、2016年から2019年にかけてAI投資を2倍から5倍に増加させる。しかし、企業の工業志向AIアプリケーションには大きな課題がある。ファーウェイの見解では、あらゆるAIアプリケーションをサポートする大幅なAIの技術的ブレークスルーが達成されたという事実にもかかわらず、大半の企業のAIアプリケーションは依然、サイロ化、単機能、断片化、雑多な状況であり、企業の組織および機能の各要素のインテリジェント化をサポートすることはできない。われわれは実績がある工業志向AIアプリケーションの不足を目撃してきた。

HAS 2018で基調講演するファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのヘン・チー最高マーケティング責任者
HAS 2018で基調講演するファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのヘン・チー最高マーケティング責任者

ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのヘン・チー最高マーケティング責任者は「Infusing Intelligence into Enterprise "Neurons" Through Digital Platforms(デジタルプラットフォームを通じて企業の「神経細胞」にインテリジェンスを吹き込む)」と題する基調講演の中で、企業組織のインテリジェンスをサポートし、工業志向AIアプリケーションを開発するためには以下の条件が満たされなければならないと語った。

1. 工業志向AIアプリケーションの系統的な発展をサポートできるプラットフォーム

2. 深い業界理解とAIテクノロジーの組み合わせ

3. ビジネス慣行に基づく継続的な最適化と向上

組織ないしは機能の各要素は、企業のデジタル神経細胞である。ファーウェイの事業部門にAIを応用した企業の業務および体験から得た深い業界理解に基づき、われわれは、デバイスとクラウドの相乗効果を生み出すデジタルプラットフォームを構築し、企業のデジタル神経細胞の1つ1つに組み込み、企業および組織のインテリジェント化を体系的に促進し、完全にコネクテッドでインテリジェントな世界を構築すること目指している。まずファーウェイはデバイス、クラウド、AI対応のレイヤーを含むさまざまなレイヤーでAI製品とソリューションを提供し、AIアプリケーション向けの完全なプライベート基盤を形成する。同時に、ファーウェイとそのパートナーは緊密に協力してそれぞれの長所を活用する。パートナーはAIアプリケーションとアルゴリズムを提供する一方、ファーウェイはAIチップ、強化されたICTインフラストラクチャー、AI対応モジュールを通じてAIをサポートする完全なデジタルプラットフォームを提供する。3番目に、「パラシュートを製造する企業が最初にそれを試すように、まず自社にAIを応用すべきである」との原則に基づき、われわれはAIを導入してデジタル・ファーウェイ・プロジェクトを通じて業務効率を向上させる。これに加え、われわれは大手業界顧客と協力して業界におけるAIアプリケーションの経験を培っていく。ファーウェイとそのパートナーは数々の成功物語を間違いなく実現してきた。

▽ファーウェイAIソリューション独自の優位性-デバイスとクラウドの相乗効果を生むICTデジタルプラットフォーム

ファーウェイはチップ、アルゴリズム、アーキテクチャー設計などのコア能力に基づき、デジタルプラットフォームを構築し、AIチップ/ターミナル、コンピューティング/ストレージ/通信をサポートするAIで強化したクラウドインフラストラクチャー、ビッグデータ・プラットフォーム、ビデオクラウドPaaS、エンタープライズ・インテリジェンス(EI)を含むAI対応プラットフォームを提供してきた。デバイスとクラウドの相乗効果を生むこのデジタルプラットフォームは、サプライチェーン、流通、研究開発、市場、金融、ガバナンス分野などの事業のデジタル神経細胞にパートナーが開発したAIアプリケーションを体系的に組み込むことができ、エンタープライズのデジタル・トランスフォーメーションをすべての面において促進する。ファーウェイは業界をリードするICTデジタルプラットフォームによって最高のAIアプリケーション性能を提供し、アプリケーション開発を容易にし、迅速なアプリケーション・リリースを実現することを目標にしている。

▽「教えていることを実践する」-AIでデジタル・ファーウェイを構築

ファーウェイは、サプライチェーン管理、流通、金融、内部監査などの業務分野にAIを応用し、自社の業務効率と品質を向上させる。サプライチェーンにおけるAIを例に挙げると、ファーウェイは流通管理やデジタル倉庫にAIを応用し、過去の出荷データ、全体のシステム設定、基本的なタリーおよびパッケージ・ルールを機械学習モデルに提供し、システムが新しいコードに基づく警告情報を生み出すことを可能にする。このようにして、推定確度は30%から80%に高まった。さらに、AIは集荷経路を最適化し、効率性を30%以上改善している。AIはトラックの荷積みと荷降ろしも最適化し、車両ごとに処理する混載発注の数を5倍以上に増やすことができる。AIはコンテナ検知・識別サービス時間も短縮し、効率を10倍以上向上させる。これらを実行に移すことで、従来の流通事業のデジタル・トランスフォーメーションを加速する。

▽業界理解とAIテクノロジーを組み合わせ、工業志向AIアプリケーションを通じて価値を生み出す

スマートシティーの建設におけるAIアプリケーションを例に挙げると、ファーウェイのAI対応ビデオ・クラウドソリューションは業界初の全面的なクラウドアーキテクチャーを完備している。これはハイブリッドクラウド上にある数百のAIアルゴリズムを活用し、世界中でのビデオ共有、リモートブラウジング、リモート検索を提供し、公共安全の分野で多数のブレークスルーを可能にする。このソリューションは事件解決率を50%向上させ、交通事故を18%減らした。ファーウェイは法執行とビッグデータ・ベース政策決定を支援するために交通管理システムにAIを応用し、これによって法執行の効率を34%向上させ、交通警官による交通規則の点検作業を47%軽減し、車両の平均待ち時間を24%短縮した。

ファーウェイはパートナーと協力してそれぞれの事業部門のデジタル・トランスフォーメーションを推進し、完全にコネクテッドでインテリジェントな世界を構築するつもりである。

Huawei Global Analyst Summit 2018は4月17日から19日まで深センで開催される。詳細はウェブサイトhttp://www.huawei.com/minisite/has2018/en/ を参照。

photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20180417/2107216-1

ソース:Huawei

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