【上海2018年3月30日PR Newswire】
*銀聯国際(Unionpay International、UPI)はFintrax Group、ならびに多通貨決済処理と海外観光客向け免税ショッピングマネジメント会社であるPremier Tax Freeとグローバル契約に調印した。これによってUnionPay(銀聯)カードホルダーが27カ国でストレスなくスムーズに免税を受けられるようになる。
ロンドン、パリ、ミラノといった都市が提供するユニークなショッピング体験を楽しむことを目的に欧州へ毎年旅行するUnionPay(銀聯)カードホルダーはもちろん、何百万人もの中国人は今、Premier Tax FreeとUnionPay(銀聯)の戦略的提携によって革新的な免税処理とスムーズなリテールエクスペリエンスのメリットを得ることができるようになる。
Fintraxのグループ戦略提携&新マーケット担当ディレクター、ゲリー・バーン氏は「中国人買い物客向けのこの包括的デジタルソリューションでUnionPay(銀聯)と提携することに興奮している。この提携は中国人観光客により良いショッピング体験を提供し、収益性の高いこの市場への対応を考えている加盟店には付加価値をもたらす」とした。
さらにバーン氏は「当社は変化する国際的な買い物客のニーズに合わせた、シームレスな体験を創出することにコミットしている。ニールセンの最近の調査によると、中国人観光客の5人中3人(65%)は海外のショッピングでモバイル決済を使うが、これに比べて中国人以外の観光客におけるモバイル決済利用は11%にすぎない(注)。こうした理由から、ユーザーにとって円滑で便利なショッピング体験はますます重要になっている。UnionPay(銀聯)と提携することで、当社は買い物客と小売業者両方の付加利益を並行して促進することができる」と述べた。
中国人観光客の購買力は欧州の小売業者にとって最も価値のあるソースマーケットの1つとされているほどだ。中国人観光客は離れた場所にある店舗にも頻繁に足を運び、平均取引額(ATV)は高く、現金よりもデジタル決済の手法を好む。
例えば英国で2018年の春節期間中、中国人観光客の売上高は11.7%、ATVは30.3%とどちらも増加し、欧州から観光客の売上高8.6%、ATV19.3%の増加を上回った。
この市場にとってショッピングスポットとしての英国の持続的な魅力は、中国人観光客の高額支出傾向と相まって、英国の小売業者が店舗を訪れる中国人に応えることがいかに重要であるかを示している。
現在までに、48の国と地域で70億枚のUnionPay(銀聯)カードが発行され、168カ国、5100万以上の加盟店店舗で利用可能なUnionPay(銀聯)は世界有数の銀行カード・スキームになっている。Fintrax GroupのPremier Tax Freeは2007年からUnionPay(銀聯)と協力して免税のサービスを提供している。
銀聯国際(UnionPay International)の製品ディレクター、シュアン・フィリップ・ガイダン氏は「UnionPay(銀聯)は観光客のために、より簡単で合理的な免税サービスを構築することにコミットしている。アウトバウンド観光客が増えるにつれ、モバイルデバイスに完全に最適化されたサービスへのニーズはさらに高まっている。例えば、われわれは『銀聯(UnionPay)』アプリを活用して免税サービスを強化し、UnionPay(銀聯)カードホルダーにとってもっと使いやすくて便利な免税サービスにすることもできる。さらに、Premier Tax Freeとの提携は、カードホルダーにより優れたショッピング体験を常に提供するという当社の戦略と一致し、常に変化するショッピングへの期待に応えるものであると信じている」とした。
さらにガイダン氏は「これからUnionPay(銀聯)はFintraxと協力し、カードホルダーにも小売業者にもさらなるメリットがあって使いやすい金融サービスを提供するだろう」と述べた。
Premier Tax Freeの親会社Fintraxの最大の株主であるEurazeoは、今回の提携合意に積極的に関与している。
(日本語リリース:クライアント提供)