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ZTEの2017年通期の収益が1088億2000万人民元に

ZTE Corporation
2018-03-19 17:24 2461

【深セン(中国)2018年3月19日PR Newswire=共同通信JBN】

*約13億8400万人民元の配当金(税引き前)を達成

モバイルインターネット向けの通信、エンタープライズ、コンシューマー技術ソリューションの大手国際プロバイダーであるZTE Corporation(0763.HK / 000063.SZ)は15日、2017年通期の収益は1088億2000万人民元だったと報じた。これは前年比で7.5%の上昇で、全世界のオペレーターによる通信ネットワークへの継続的な投資とコンシューマー事業ならびに政府・エンタープライズ市場における同社の成長で利益を得たものである。

ZTEによると、2017年通期での、上場企業であるZTEの普通株保有者に帰属する純利益は45億7000万人民元で、ZTEが15日に発表した財務諸表に基づくと293.8%の増加である。1株当たり利益は1.09人民元だった。加重平均株式収益率は15.7%を占め、対前年比の成長は24.1パーセントポイント。2017年の利益配分案は10株毎にキャッシュで3.3人民元(税引き前)だった。配当金の総額は13億8400万人民元(税引き前)で、2017年はこの上場企業の普通株保有者に帰属する純利益30.29%を占め、同社の利益配分の歴史で最高になった。

2017年にZTEはキャッシュフローと営業利益の回収管理を強化した。2017年の営業活動からのネット・キャッシュフローは約72億2000万人民元で、対前年比で約37.3%の増加である。ZTEの研究開発にかかる支出は2017年に120億2100万人民元に増加し、収益の11.9%を占めている。

2017年にZTEは同社のキャリアネットワーク、コンシューマー事業、政府・エンタープライズ事業で大きく成長した。達成した具体的な収益は、それぞれ637億8000万人民元、352億1000万人民元、98億3000万人民元である。

ZTEは、同期間中の国内市場からの営業収益は619億6000万人民元で、海外市場からの営業収益は468億6000万人民元と報告した。

2017年にZTEは5Gのエンドツーエンド・ソリューションに重点を置き、規格化、製品開発と商用利用の検証に大きな投資をした。ZTEは今日までに、コネクティビティー、キャリア、サービス、モバイルデバイスの全体を網羅する4500人超の専門家を擁する5G研究開発チームを結成した。その目的は5G技術、商用使用、規模の経済というZTEの3つのリーダーシップを確立するためである。

ZTEは未来志向の5G商用使用において、5G技術の飛躍的な発展を達成した。とくに、ZTEは中国のNational 5G Test(国家5G試験)でのフェーズ1、フェーズ2で幾つかの記録を破り、現在はフェーズ3への準備が完全に完了しつつある。ZTEはChina MobileとQualcommと協業し、最新の3GPP 5G規格に基づく世界初のエンドツーエンド5G New Radio(NR)Interoperability Data Testing(IoDT)を完了した。ZTEはインテルとのパートナーシップで世界初のSDN/NFVバーチャライゼーションをベースにした5G RANソリューションを開始し、5G商用化が大きく前進した。さらにZTEは3GPP R15サービスに基づいたアーキテクチャーを包括的に実現するために、2/3/4/5Gが完全統合されたCommon Core ソリューションをリリースした。ZTEは2017年末までに320 NFV商用/トライアル・ケースをグローバル規模で展開し、5Gコア・ネットワークの商用使用と進化の確固とした基礎を築いた。ZTEは今日までに全世界の20以上のオペレーターと戦略提携を結び、協力して5G技術の検証とテストを前進させることで5Gの商用展開を加速している。

5G商用使用ネットワークをサポートするキャリアと光通信について、ZTEは5Gキャリア・ソリューションの5G Flexhaulと体系的な5Gキャリア機器を発表し、主導している。ZTEは業界初のTレベル・トランスポート主力プラットフォームで現在の業界で最大の容量を備えたZXCTN 6700を発表した。ZTEはTelefonica、China Mobilなどのパートナーと5Gキャリアテストを実施し、全てのテスト結果がパートナーの期待を満たした。ZTEは光通信と光アクセスの分野で世界のトップ2の位置にある。ZTEは光導波路技術に基づく超大容量クロス・コネクトプラットフォームの次世代256Tを最初にリリースし、キャリア機器における5G光通信の超高負荷の要件を完全に満たしている。また、ZTEは世界初の完全にSDNに基づくエンドツーエンドのIP+Opticalエラスティックネットワークを完成するためにvelcomと提携し、100G超の光トランスポートネットワークを完成させるためにTelefonica Mexico Movistarを支援した。ZTEの主力の光アクセスプラットフォームであるTITANは業界の既存レベルの4倍のスイッチング容量を持ち、5Gキャリアと共に固定/モバイル統合もサポートする。ZTEは10G PONの市場シェアで世界首位、IPTVセットトップ・ボックスの出荷で世界3位である。ZTEは統合されたCDN製品においても技術的リーダーである。

ZTEはインターネット・オブ・シングス、チップ、クラウドコンピューティング、ビッグデータといった新興技術に専念している。ZTEは7nmの先端技術に基づき、高性能マルチモード・ソフトベースバンドのチップとデジタルIFチップを独自に研究し、開発した。さらに、ZTEは最初に中国で自社開発されたNB-IoT対応IoTチップを発表し、NB-IoTの革新的なアプリケーションであるスマートパーキング・ソリューションはMobile World Congress 2018でGLOMOの「Best Connected Living Mobile Business Award」を受賞した。ZTEは全世界で多数のオペレーターとNB-IoTのテストとビジネス・デモンストレーションを実施した。

国内のエンタープライズ・ビジネスの運営では、ZTEの金融市場向けコア製品は国営銀行に継続的に導入され、GSM-R製品は完全に鉄道のC3市場に参入した。それに加え、ZTEのエアから地上のブロードバンド、Educational Broadbandのカバレッジやその他の産業ブロードバンド計画は海外のハイエンド市場で大きく前進した。

コンシューマー部門では、ZTEは価値製品に重点を置いて世界初のGigabit Phoneと2つのギガビッド級ゲートウエー製品を発表した。これによりZTEはギガビット端末の商用使用の達成で主導することが可能になった。ZTEはさらに、米国のAT&Tと日本のNTTドコモとともに、2画面の折りたたみ式スマートフォンでカテゴリーを定義するZTE Axon Mを発表した。中国でZTEはキャリアと産業マーケットを重視している。ZTE Secure Phoneは多くの省や都市で大ヒットし、司法産業では画期的なソリューションになった。世界市場における主要国では、ZTEは市場シェアをさらに向上させながら、今後も主要市場に重点を置く。2017年にはZTEのモバイルデバイスは6つの主要市場でトップ5にランク入りした。米国、カナダ、メキシコで4位、スペインとロシアで5位、オーストラリアで3位である。

2017年にZTEは会社の健全な運営を確実にするために運営メカニズムとプロセスの改善、説明責任義務の強化を確立し、社内管理体制を引き続き強化する。

ZTEは2018年も引き続き裕福層の顧客に集中し、同社の「2020 Strategy」(2020年戦略)に従って顧客満足度を向上させる。ZTEは中核技術の独自イノベーションにこだわり続け、5Gとそのほかの中核製品の研究開発への投資を増やして製品の競争力を強化する。ZTEは世界の通信市場において変化する技術と状況がもたらす機会を逃さずに、市場シェアの増加と世界市場での地位を強化するために着実な努力を継続する。有能なスタッフ、そして現在進行している、より厳格なコンプライアンスと社内管理を通した内部管理の改善を背景に、ZTEは堅実で持続性のある発展を達成する好位置にある。

▽ZTEについて

ZTEは消費者、キャリア、企業、公共セクター顧客向けの高度な通信システム、モバイルデバイス、エンタープライズ・テクノロジー・ソリューションのプロバイダーである。ZTEの戦略の一環として、顧客に統合されたエンドツーエンド・イノベーションを提供し、通信および情報技術セクターが融合する際にエクセレンスとバリューを提供することにコミットしている。香港証券取引所と深セン証券取引所(H株銘柄コード: 0763.HK / A株銘柄コード: 000063.SZ)に上場されるZTEの製品およびサービスは160カ国以上の500を超えるオペレーターに販売されている。ZTEは年間売上の10%を研究開発に投資することにコミットし、国際標準規格の設定でリーダー的役割を果たしてきた。ZTEは企業の社会責任にコミットし、国連グローバル・コンパクトのメンバーである。詳細はウェブサイト www.zte.com.cn を参照。

▽メディア問い合わせ先

Margaret Ma
ZTE Corporation
Tel: +86 755 26775189
Email: ma.gaili@zte.com.cn

ソース: ZTE Corporation