【深セン(中国)2018年2月7日PR Newswire=共同通信JBN】モバイルインターネット向けの通信、エンタープライズ、コンシューマー技術ソリューションの大手国際プロバイダーであるZTE Corporation(0763.HK / 000063.SZ)は、5Gとして広く知られている第5世代モバイルネットワークの商用展開として、5Gによって開かれた機会の特定と、5G戦略の開発に早い時期から取り組んできた。
同社は、5Gのエンドツーエンド・ソリューションに焦点を当て、この次世代モバイルネットワークのためのコア技術、商用化および規模の経済の分野での業界リーダーシップ確立のため5G技術の規格策定、研究開発、および検証の面で全力を尽くしてきた。
▽最新の5G技術で業界規格設定を継続
ZTEは5Gを非常に重視しており、年間30億元の投資額により裏打ちされた5G研究に専念する4500人超のハイテク人材チームをサポートしている。
ZTEは、5G時代のネットワーク容量とカバレッジを拡大し、スペクラム効率を大幅に向上させる重要な大規模Multiple-Input Multiple Output(MIMO)技術の推進をリードすることに加え、最初に5G技術を4Gネットワークに適用し、商用5Gの展開を予定より早く可能にし、4Gネットワークのスペクトラム効率を8倍向上させた。
早い時期からの取り組みは、オペレーターとユーザーの両方が5G技術の恩恵を受け、継続的なイノベーションの中でMassive MIMO展開の進展を加速し、5G標準へのテストデータ結果を含む技術提案に寄与するのを助けた。
5Gネットワーク全体の大規模ネットワークアクセスの要件を満たすため、業界全体の非直交多元接続(NOMA)が提案されており、ZTEによって提案されたマルチユーザー・シェアード・アクセス(MUSA)ソリューションが候補に選ばれた。このソリューションにより、システムは同じ時間周波数リソースを使う3-6回のユーザーアクセスを可能にし、真にコンフリクト・フリーのスケジューリングが可能となり、端末の消費電力を大幅に削減できる。
中国の第2段階5Gテストでは、MUSA技術が国際電気通信連合(ITU)が定めた規格をはるかに上回る9000万コネクション/MHz/時の性能を達成した。
ZTEは最初の立案者として、先端MUSA技術の独創性のため、5G New Radio(NR)向け無線インタフェース(無線レイヤー1)の物理的レイヤーの仕様を担当するグループの3GPP RAN Working Group 1によるNOMAの採用を先導し、規格の開発を推進した。
同時に、強力なチップ設計・開発能力を持つZTEは、社内で開発された独自の高性能ベクトル処理ベースバンドチップに基づき、業界で最高度に統合された次世代ベースバンドユニット(NG BBU)を発表し、 これに続き、高度に統合されたデジタルIFチップをベースにした、業界で最も軽量かつ小型の5Gアクティブアンテナユニット(AAU)を明らかにした。
中国の第1段階と第2段階の5Gテストでは、ZTEの5Gベース・ステーションは基本的な要件を満たしただけでなく、26GHzの高周波フィールドテストを完了し、優れたボイドパーフォーマンス結果を示した。ZTEは本日、5G製品のフルレンジで中国の第3段階5Gテストを開始し、市場向け機器の発表と商用ソリューションのエンドツーエンド・デバッギングを完了した。
▽5G商用化をリードし、ハイエンド市場への参入によりグローバル・ポートフォリオを統合
世界の大手モバイルネットワーク・オペレーターのうち数社は、ZTEの多くの5Gイノベーションに基づき、ZTEとの提携を選んできた。
ZTEは2017年、China Mobile(中国移動通信)との中国初の5Gプレコマーシャル基地局開設、日本のソフトバンクとの初めての5Gフィールドテスト開始、欧州初の5Gプリコマーシャルネットワーク構築など、5Gコラボレーションの分野で世界の大手モバイルネットワーク・オペレーター20社以上と提携した。
オペレーター各社は、戦略策定やフィールドテスト展開など、5G商業化についてZTEと協力してきた。2、3の例を挙げると、TelefonicaとZTEは5Gネットワークアーキテクチャーと負荷試験を完了しており、さらに5Gエンドツーエンド・ソリューションを検証する。Orangeは2018年に欧州のZTEとのマルチサイト5G独立型ネットワーキング・アーキテクチャー・テストを計画している。China MobileとZTEは5G連続ネットワーキング機能を検証するため広州市で5Gの実環境を密接に反映する実験ネットワークを構築した。2018年には実験ネットワークの規模をさらに拡大して広州市の大部分をカバーする計画だ。中国電信は雄安と蘇州で最初の5Gプレコマーシャルテストを実施する際に、業界の垂直セグメントにおける革新的アプリケーションを探るうえでZTEを選択した。さらに、中国聯合通信とZTEが建設した最初の5G NR新規オープンフィールドテストサイトもサービス検証を完了し、シングルUEで2Gbpsのピークレートを達成した。
2017年11月、ZTEはQualcommとChina Mobileと提携し、5Gネットワークの超高帯域とゼロウエイトをフルに活用して3GPP R15規格に基づくこの世界初のエンドツーエンド・システムのテストを共同で完成した。
ZTEは、高周波数バンドおよび低周波数バンドをカバーする製品の中でも特に5G向けの一連のアクセス装置、多様な5Gベアリング・ソリューション、柔軟かつ効率的な5Gコアネットワークを含む5G商用アプリケーションのための一連の製品をすでに提供しており、2019年に5Gの大規模商用展開の達成を目標とするオペレーターの準備を整える。
▽優れた5G規模の経済によって最も競争的な商用ネットワークを構築
現在の情勢では、すべての政府およびオペレーターの目標は、2020年までに5Gを広く商用化することである。中国政府は同年までに、世界最大の5G商用ネットワークを構築することを計画している。中国での大規模5G展開の結果として期待される経済メリットに予測し、ZTEは5Gインフラストラクチャー製品の成熟度を達成するペースを加速し、スケーラビリティーを大幅に改善し、世界のオペレーターに最も競争力がある5G商用ネットワークを提供するとともに、規模の経済に関してリーダー的な役割を果たしている。
5G時代では、時分割複信(TDD)が新しい5Gスペクトラムでこれまで以上に重要な役割を果たすことになる。ZTEは高度なTDDテクノロジーを活用し、すべてのラインで、マルチシナリオかつ柔軟な5Gソリューションを提供するが、これらすべては製品開発およびネットワーク・オペレーションで培った同社の広範な経験を背景にして開発された。同社のTDD出荷は数年連続して、世界の総出荷高の3分の1を占めてきた。ZTEは、5Gの高度商用利用とコスト削減の強固かつ業界トップの基盤を築くために同社が4G時代に開拓した優位性を最大限に活用する計画である。
中国最大の5G商用ネットワークは規模の経済を実現し、経験とコストのメリットをオペレーターに提供すると期待されている。
現在、ZTEの5Gライン・ソリューションはさまざまなシナリオを柔軟にサポートし、最もコスト効率に優れたネットワーク展開を提供する。ZTEが率先する役割は極めて評価の高いコンサルタント企業Ovumによって高く評価されている。同コンサルタント企業がリリースした最新リポートによると、Massive MIMOテクノロジー、5Gライン・ベース・ステーション、5Gキャリア、バックホール/フロントホール、5Gコアネットワーク、ターミナルの5G製品ラインにおいて、ZTEは総合的な5Gエンドツーエンド・ソリューションを提供できる世界の2つのベンダーの内の1社であり、その結果、5Gネットワークのあらゆる面に対する要望を総合的かつ詳細に理解している。
国際的な通信プロバイダーは、コアテクノロジーにおける商用化、規模の経済、イノベーションという5Gテクノロジーの3つの重要な要因でZTEが発揮するリーダーシップを信頼しており、ZTEが5G時代でもリーダーの地位を維持して世界中で5G商用化を推進することを期待している。
▽ZTEについて
ZTEは消費者、キャリア、企業、公共セクター顧客向けの高度な通信システム、モバイルデバイス、エンタープライズ・テクノロジー・ソリューションのプロバイダーである。ZTEの戦略の一環として、顧客に統合されたエンドツーエンド・イノベーションを提供し、通信および情報技術セクターが融合する際にエクセレンスとバリューを提供することにコミットしている。香港証券取引所と深セン証券取引所(H株銘柄コード: 0763.HK / A株銘柄コード: 000063.SZ)に上場されるZTEの製品およびサービスは160カ国以上の500を超えるオペレーターに販売されている。ZTEは年間売上の10%を研究開発に投資することにコミットし、国際標準規格の設定でリーダー的役割を果たしてきた。ZTEは企業の社会責任にコミットし、国連グローバル・コンパクトのメンバーである。詳細はウェブサイトwww.zte.com.cn を参照。
▽報道関係問い合わせ先
Margaret Ma
ZTE Corporation
Tel: +86 755 26775189
Email: ma.gaili@zte.com.cn