【柳州(中国)2017年12月20日PR Newswire=共同通信JBN】直観的な運動制御のリーダーであるNexteer Automotiveは19日、中国・柳州のElectric Power Steering(EPS、電動式パワーステアリング)製造工場を起工した。起工式には柳州市政府のアン・ウェイ副市長とNexteer Asia-Pacificの幹部らが出席した。
Nexteer Automotiveのリ・ジュン副社長兼アジア太平洋担当最高執行責任者(COO)は起工式で「Nexteerの新しい柳州工場は当社のグローバルな製造ネットワークの新たな重要な一部となり、アジア太平洋地域の顧客にサービスを提供する当社のモメンタムをさらに強化することになろう。新工場が操業すれば、Nexteerはリーン生産とインダストリー4.0方式を活用して効率、製品品質、顧客価値を継続的に向上させることにより、スマートでグリーンな製造の業界リーダーとなることを目指している」と語った。
Nexteerは2017年末までに建設を開始し、2018年10月までに新工場が完成することを見込んでいる。Nexteerの工場の広さは1万1884平方メートルで、従業員約500人を収容する。この新施設によりNexteerは、同社の製造能力を拡大し、中国およびアジア太平洋市場における完璧な品質のEPS製品への需要増加に対応することを計画している。
2017年、Nexteerの既存の柳州工場は、同社のグローバル製造作業システムの一環としてDigital Trace(TM) Manufacturing(DTM)を導入し、実装した。DTMは製造と製品設計のライフサイクル全般にわたり、数千のデータポイントを合理化・能率化し、接続する。Nexteerの業界をリードするシステムはまた、デジタルダッシュボード、リアルタイム「かんばん」方式、オペレーター顔認識システム、接続性ベースの事前警告システムなどのツールを使用している。その結果として、Nexteerの柳州チームは生産の安全性、配送、品質、管理の向上を達成した。新工場の設計、建設、運営は、現在の製造オペレーションシステムの経験を踏まえて、業界を先端的な製造時代に向けてリードするために、省エネルギー、環境にやさしいインテリジェントなシステムの原則に従う方針である。
▽NEXTEERについて
直観的な運動制御のリーダーであるNexteer Automotiveは、数十億ドル規模の世界的なステアリングと駆動システムの企業で、電気・油圧ステアリングシステム、ステアリングコラム、駆動系製品および先進的な運転支援システム(ADAS)、自動運転技術をOEMメーカーに提供している。従業員は世界で1万3000人以上に上り、世界主要地域の顧客50社以上に製品を納入している。北・南米、欧州、アジアで戦略的に展開している製造工場が25、地域エンジニアリングセンターが3、顧客サービスセンターが13ある。Nexteer Automotiveの顧客にはBMW、フィアット・クライスラー、フォード、GM、PSAグループ、トヨタ、フォルクスワーゲンのほか、インド、中国の自動車メーカーが含まれる。www.nexteer.com